ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 辛抱が肝心(笑)

 うちの生徒は、小学生もずいぶん携帯を持っています。中高生はもちろんのこと持っています。
 ここ数年で事情が変化して、みんなが自分の携帯からレッスンのことを入れて来るようになり、便利といえば便利ですが、途方もなく忍耐がいる事態にもなっていて、笑えます。たとえば、こんな会話。

Aちゃん:「せんせー、明日のレッスンかいてもらってもいいですか?」
わたし:「いいけど…『かいて』じゃなくて『かえる』でしょ?!」
Aちゃん:「カエルってなんですか?」
わたし:@@@@@

とか…

わたし:「22日か23日なら大丈夫だけど、どうする?」
Bちゃん:「わかりました。そうします。」
わたし:「???ちょっと待って。いつ来るの?」
Bちゃん:「22日か23日です。」
わたし:「だ〜か〜ら〜!!どっちにするかを聞いているんだけど」
Bちゃん:「そういう意味なんですかぁ?」
わたし:@@@@@@

とか…

Cちゃん:「友達が習いたいと言っているのですが、どうしたらいいですか?」
わたし:「お試しレッスンなら、いつでもできるけど。」
Cちゃん:「どうしたらいいですか?」
わたし:「じゃ、お友達のおかあさんからわたしに電話してもらってもいい!?」
Cちゃん:「それはムリ(絵文字がいっぱい)」
わたし:「わたしの電話番号を教えてもいいよ」
Cちゃん:「そうじゃなくて。その子のママがピアノ習っちゃダメだって」
わたし:「ママがいいって言ってから、またメールちょうだい!!」@@@@@

とかね(笑)

 かと思うと、高校生の生徒から
Dちゃん:「電車が来ないんですけど」
わたし:「あれ?アンタのレッスン明日じゃなかった?」
Dちゃん:「知ってます。なんだか暇だったから、メールしただけなんっすよ!」な〜んていうのもあったり。
 
 上に書いた話は、まあまあ微笑ましい範疇ですが、一方で「ちょい待ち!!」となることも時々あります。
 この世代の子どもたちは、どうやら考えるより先に、とりあえず文字を打って送信してしまうのだなあと思います。
 「よく考えてからメールして!」とか、「親を通してメールちょうだい」というのは簡単ですが、TPOややっていいこと、いけないことは、きちんとオトナが教えてあげるという責任もあるような気がしているので、とりあえず多少のことは大目に見ながら、言うべきポイントはきちんと言おうと思っています。
 この子たちが、こうやって何度もわたしにメールしてきてること、おかあさまたちは多分知らないんじゃないかと思います。子どもとの信頼関係を壊したくないので、あえて親に言いつけるようなことはしませんが、きっとメールの内容を見たら、びっくりされるのではないかしらん(笑)