ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

  キラキラの良心

 オットがおとといから体調を崩し、まだ本調子ではない模様です。火曜日は仕事を休み、昨日も午後から行きました。ここのところの激務がたたったのかもしれません。風邪なのか過労なのか!?と思っていたら、夕べからわたしも恐ろしく調子が悪くなり、なんだかとってもダルダルです。オットに風邪をうつされたのかも!?
 今月末に自分のピアノのレッスンが迫っているので、自分のピアノの練習をしているのですが、なぜか鍵盤を叩くだけであちこち関節が痛くて参っています。そういえばピアノの生徒たちも風邪ひきさんが多いです。薄ら寒いこの天気のせいだと思うのですが困ったものです。7月下旬になろうとしているのに、靴下を履いて七分袖のパーカーを羽織っています。
 一昨日の夜お試しでやってきた女の子は、8月から通ってくることになりました。楽譜が読めないと言うのはかなりの謙遜で、ト音記号はほぼ読めていたし、ヘ音記号も教えてあげたらすぐに理解してました。なにより小4からずっと習いたかったというだけのことはあって、やる気に満ちていて、ちょっとだけコツを教えてあげたら、もう30分の間に両手で短い曲を弾いてました。とはいえ左手はソだけですが。
 おかあさんがやってきて、「どうするの!?習う?」と聞いた時、「当たり前だよ。やっと断られずに教えてくれる先生に会えたんだし!」ってその言葉にものすごく気持ちがこもっていて、会いもせずに断らなくてよかったなあとつくづく思いました。おとなしそうですが、芯が一本通っていて、期待が持てそうです。またまた仕事の楽しみがひとつ増えました。中学の吹奏楽部で出会ったホルンに心底惚れこんでしまい、できれば一生の趣味にしたいんですって。ピアノも含めて音楽が一生の趣味になってくれるといいなあと思います。どうでもいいことなのですが、初めて会った彼女がすっごい美少女でびっくりしました。長いまつ毛、転がり落ちそうな大きな瞳。さらさらの髪。どういうわけか、うちの教室は男子も女子もきれいな子が多いです。だからどうってことはないのですが、あまりにも彼女が可憐な美少女だったので、思わず横顔に見とれてしまいました(そらちゃ〜ん、わたしもやっぱり・・・だわ、笑)
 一方で、深刻な顔をしてやって来た小2のTちゃんが、会うなり「ごめんなさい」と言ってシールを一枚、返してくれました。ご褒美シールは基本的に1枚なのですが、どうしてもほしいシールがあって、わたしが前の子を送りに玄関に行っている間に、2枚目をついついノートに貼ってしまったのだとか。1週間ずっと「いけないことをした」と後悔していて、今日自分から打ち明けて返してくれたのです。言わなければ絶対に気がつかなかったのに、なんて真面目ないい子なのでしょう。
 本人はものすごく落ち込んでいましたが、一応話を聞いて神妙にごめんなさいを受け取った後で、いつもどおり何事もなかったようにレッスンをして、あらためて今日の分として、一度返してもらったシールをあげました。
 給食費を払わなくても開き直ったり、お店の備品を持って帰っても平気だったり、万引きはゲームだったり、そう深刻でもない事情で簡単に校長室や教育委員会ににクレームしたり、そんな恐ろしい世の中の中で、小さい胸にちゃんとキラキラ輝く素敵な「良心」が育っている彼女は、きっと立派な大人になることと思います。彼女にとっては、この1週間は多分かなりつらいものだったでしょうけれど、清々しい顔で帰って行く彼女を見て、日本もまだまだ大丈夫かもと思ったりしました。
 さて、画像はご祝儀買い!?したテレビ雑誌ほか・・・の数々。
これにアルバム「39」でしょ、その他にもオリスタやらアイドル誌やら、ため息がでるほど散財してしまいました。いつもなら絶対に買わないようなものまで買わされた原因は、ここ10年の総集編的な写真がいっぱい載っていたからです。ほとんどが多分クリアファイルのどこかに入っているのですが、こうやって数ページの中に時系列に並んでいると、思わず買わされてしまいます。子どもたちの学校の遠足の写真を見て、たいしてよく写ってなくても全買いしてしまう心境に似ています。しかも撮影する人も撮られる人たちもプロなんだから、写真は当然みんないいのですから、尚更というものです。
 夕べ、居並ぶテレビ雑誌の数々を見たオットが驚愕しつつ、「なにこれ!?全部表紙なんて顔も服装も一緒じゃん!(違うから、笑)どこが違うの!?」とオトートと束になってかかってきました(笑)かく言うオットはただ今オークションで競り落とした虫の到着を待ち受けているところです。「さて、どちらが余計に散財しているでしょう!?」なんて目くそ鼻くその戦いを繰り広げてしまいました(笑)お互いに弱みがあるので、イマイチ説得力がなく、「どっちも超無駄遣いだと思う!」と断言するオトートの前に「申し訳ない!!」とひれ伏す両親。彼にそう言われては返す言葉もありません(笑)せいぜい今日もいっぱい働くよっ!!(笑)