[音楽] ここのところ心を動かされている音楽たち
今月末にはKinKiのニューシングルが出てしまうし、出てしまった暁にはまたしばらくそっちに囚われてしまうのがわかっているので、今週からはあえて違うものを聞いています。下の曲たち以外には、クラシックをたくさん。ピアノはもちろん、オーケストラからコンチェルト、歌曲や合唱曲まで聞いています。そういえば、今朝めざましTVでニューヨークから中継で歌っていた「魔笛」のソプラノの素敵だったこと。オペラは個人的に見に行きたいというほどではありませんが、オペラの中の曲たちの中には好きなものがいっぱい。ジャンルや風評に捉われすぎず、いろいろな音楽を聞いてみたいです。
前からとっても興味があって、「VOCALIST」の1でも2でもいいから、聞く機会がないかしら?とずっと思っていました。今回手に入れたのは2ですが、とっても気に入ったので、1も是非聞いてみたいなあと思いました。わたしが彼の歌声を聞いていたのは、その昔大ヒットを飛ばしていたころ、テレビの画面を通してですが、このアルバムを聞いて、随分歌い方が変わったのだなあとびっくりしました。以前から上手な歌い手さんだなあとは思っていましたが、もっと派手で華やかなボーカルという印象だったので。「嫌味なほど甘くていい声だわ」とか、「なんて気持ち良さそうなの?どうだ!と言わんばかり。きっと自信家なのね」なんて思ったものでしたが、このアルバムではそんな歌い方はなりを潜めています。歌い方はずっとシンプルになっていて、あまり声を張っている感じはしませんが、声の音色といい、表現といい、ずっと奥深く繊細で、静かにじわじわと心に伝わってきます。仕事をしながら聞いていたので、最初はBGM的に聞いているのですが、いつの間にか手がお留守になって、気がつけば音楽に囚われ集中させられてしまうような、そんな力がある曲たちです。
カヴァーアルバムだし、原曲はもう大ヒット曲ばかり、しかも上手な歌い手さんの曲ばかりをカヴァーしているにもかかわらず、ここまでオリジナルと比較しようとも思わないくらい心を動かされるのがすごいと思います。多分彼が積んできた様々な経験(つらく苦しいことも含めてです)が、ボーカリストとしての表現力にとってもプラスに働いているのだろうと思います。じっくりと何度も聞きたい、大人の曲に久しぶりにめぐり合えてうれしいです。
このアルバムと共にもうひとつ、最近とても気になっていたのがこれ。
- アーティスト: 絢香
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: CD
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