ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[日記] ひと安心。

 さきほど、ミントの様子を見に行って来ました。今日も暑いです。ふみきりでは15分以上、日なたで自転車を抱えたまま待たされて、危うく日干しになるか?!という感じでしたが、4月のダイヤ改正で電車の本数や、私鉄同士の相互乗り入れが格段に増えたお陰で、都内に出ようが横浜に行こうが、日を跨がずにとっとと帰って来れるわけで、これだけお世話になっているわたしとしては、文句を言ったらバチが当たります(言ってるけど、笑)
 さて病院について面会を申し出ると、我らがいとしのミントさんは、点滴につながれつつも、ケージの中にぽつんとすわってました。預ける時は、完全に横になったまま、起き上がることもできなかったことを考えると、ずいぶん元気になった感じです。少なくとも生命の危機的状況はちょっと脱した感じがして、ホッとしたなんてものではありません。よかったぁ!
 原因は、糖尿病がちょっとこじれて、ケトンという体に悪さをする毒素が出てしまったのだそうです。これを抑えるために、いつもと違う種類のインシュリンを点滴に混ぜて、様子をみながら増やしたり減らしたりしているそうです。
 まだまだちょっと空ろな目をしていましたが、それでもわたしに反応して、撫でてあげたら、小さくゴロゴロ言いながら、軽く身を預けたままじっとしてました。しばらくそうして体のぬくもりを十分に味わってから、家に帰ってきたところです。
 なるべく考えないようにしていたのですが、レッスンをしたり、テレビを見たり、家事をしたりしている途中で、ふと彼女のことを考えて「死んでしまったらどうしよう」とうるうるしたりしていました。「大きなのっぽの古時計」の3番で、「お別れのときが来たのを皆に教えたのさ〜♪」というところの伴奏をしながら、こっそり涙を溜めてしまったり、夕べの「ぷっすま」を見て大笑いしながら、「ミントは命をかけて戦っている時なのに、わたしったら家でゲラゲラ笑っているなんて」な〜んて落ち込んだり。食いしん坊のミントがいないと、餌も水も減らないなあと思ってさびしくなったり。かつおぶしの封を切りながら、いつもは飛んでくるミントがいないことを寂しく思ったり。
 世の中、楽あれば苦あり。苦あれば楽あり。まだ退院するにはもう少しかかりそうですが、とりあえず危機的状況を脱してくれただけで今は十分。我が家の8月の財政はますます厳しいですが、命には換えられません。
 前のネコが死んだ時、外国にいたこともあって、「やるだけのことはやったんだし」とはとても言えない状況で、未だに後悔が残っています。同じ過ちは繰り返したくありません。ペットたちにはやるだけのことはやってあげたいし(お金じゃなくて、手を掛けてあげたいという意味です)、幸いにしてちょっとずつ元気を取り戻しつつあるミントには、じっくり時間をかけて、元気になってほしいと切に思っているところです。