ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 今更ですが発見!

 日曜日からどうも喉が痛くて、薄〜く風邪をひいているようなのですが、1番最初の小さい生徒の時、全然いつも通り声がでなくて困りました。「どこでねるの」というとってもかわいらしい歌を、一緒に歌っていたのですが、わたしの声だけなんだかドスが聞いているのです。まったくもってぶち壊し。途中から伴奏に専念しました。
 その後で小学生が来たのですが、この子のレッスンでは、全く声に支障なし。少ししゃべったから声が直ったのかと思ったら次の幼稚園児のレッスンでまた、声が変に。そこで気がついたのですが、どうも、小さい子のレッスンの時は、無意識にちょっと高めの声になっていて、そのあたりの声だけが出にくいらしいのです。猫なで声を出しているつもりはないのですが、確かに大きい子や大人に対する時と、声の出し方が違うのようです。
 考えてみれば、小さい子がドスの効いた声で「もう1回」とか言われたら、脅されていると思うかも。「そこ違う!」と普通に言ってもやっぱり怖く聞こえるかも(笑)
 逆に大きい子に対して意識的に高い声で言ったら「先生ったら、わたしのことバカにしてんの?」と思われないとも限りません。落ち着いた声で言われた方が説得力があるに違いありません。やっぱり声のトーンって大切だわと思ったのでした。
 そういえば、最初に来た幼稚園児のYちゃんとワークをやっていて、ト音記号ヘ音記号の絵を見て、名前を書いてもらったら、「とんきご」と「へおんきご」と書いてにこにこしていて、○にしようかせめて△にしようか、本気で迷いました。「間違えだよ」とは言えません。5歳児が一生懸命書いた言葉なんですもん。
 普段口に出して言っていることを、そのまま書き言葉に直して文字にするのって、言葉を覚えたての子にとっては至難の業なのだなあと実感しました。でも、のびやかな「いい字」です。そういえば、今ギャル文字を書いているあの子も、小さく薄くシャーペンで暗号みたいに書いているこの子も、字を覚えたての頃は、あんな字を書いていたのでした。ああ、時がたつのが早いこと(笑)