ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 おめでとう、プリンちゃん!

 夕べの9時半過ぎに、突然インターフォンが鳴ってびっくりしました。いたずら?と思いながら受話器をとってみると「山○プリンと申します。」という男の人の声。プリンちゃんは山○家のビーグルで、いつもタイガースのバンダナをしています。
 阪神優勝のニュースを片っ端からテレビで追いかけていたオットが玄関に走ってゆくと、満面の笑みの山○さんとプリンちゃんが、同胞のオットと喜びをわかちあうために待っていました。よかったねえ〜!
 山○さんは、お仕事を引退されてから引っ越して来られた方で、元は甲子園球場のすぐそばに住んでらしたそうです。スマートでダンディーな紳士で、お散歩仲間の中心的存在です。公園に集まる犬の全頭調査をして、エクセルで縁戚関係をまとめてみんなに配ったり、犬たちのデジカメ写真をCDにまとめて貸してくださったり、バイタリティー溢れるステキな方です。
 夕べはというと、「お祝いです。」と言って牛乳屋さんのおいしい牛乳となぜか「海苔」を持って来てくださいました。タイガースおめでとうございます。山○さん、プリンちゃん、オット、みなさん、おめでとうございます。
 ただ・・・大騒ぎをよそに、イジケモードの人が約一名。オトートです。彼は今年突然ジャイアンツファンになった、奇特な人です。なにもよりによって今年ファンにならなくたってと思うのですが、時期を選んでファンになるわけではないですから(笑)運命のいたずらという奴です(笑)なので、夏中歯を食いしばって、時には涙をこらえながら(大げさ!)一生懸命ジャイアンツを応援してきたのです。視聴率は低迷し、テレビ放送の延長はなくなるし、試合中継まで中止にされるこの時期に、ケーブルTVやラジオにへばりついて、必死になって負け試合を追いかけているかわいそうなオトートよ。にもかかわらず、ますますふがいない巨人軍。そして夕べの結果です。憮然としたままのオトートはプリンちゃんのおいしい牛乳を、腹いせに一気飲み。こういう負けの込みかたは、まるでちょっと前までのタイガースのようだわ・・・なんて思ったことは、オットにもオトートにも秘密です(笑)