ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

「本当にお疲れさま」

 ・・・という感じです。ご本人たちも、メディアを追いかけるファンの皆さんも(笑)なんだか終わったような気分ですが、実はまだCDも発売になっていないし、「うたばん」も「HEY!×3」もこれからなのでした。明日に持ち越すと記憶が薄れそうなので、まずは金曜日のこのふたつの番組から、「自分用の覚書き」の意味もこめて書いて見ます。
1.ミュージックステーション
 なんだかんだ言って、運よくすべてのワイドショージャックは、オンタイムで見れてしまいました。こっちはただ仕事や家事の合間にオンエアーを見るだけなのに、ひどくくたびれました。ということは、ご本人はどれほどお疲れだったことでしょう。その一日の流れの最後がミュージックステーションだったことを思うと、それから更にトークでの活躍を思い出すと、歌があんなことになって、本人はすごく悔しかったんじゃないかな?なんて思ったのは、金曜日のスケジュールを共有した気分になっていたからかもしれません。あんなに朝も早よからがんばったのに、一番の見せ場のはずの「歌」で有終の美が飾れなくて残念だっただろうなあなんて、自分のことでもないのにちょっとへこんでしまいました。もちろんファン目線では「これはとてもおいしい展開だよね」という気もしました。実際に、KinKi Kidsが出たって話題にもならない井戸端で珍しくおとといのことが話題になって「おもしろかったね」と言われていたし、昨日の参観で会ったミスチルファンの友達にも「ファンタスティポ以来久々にKinKi Kidsを意識したよ。ふたりともかわいいね、いい曲だしヒットするんじゃない?!」とまで言われました。まわりの反響がそんなに多かったのは意外でしたが、悪い気はしません。もちろん(笑)
 にもかかわらず当日オンタイムでこんなことを思ったのは、本番で歌を続けられなくなる怖さ、間違える怖さは、わたしのように趣味に毛がはえた程度の音楽経験でも十分に身に染みているのです。未だに学生時代のピアノの試験で起きたら楽譜が全く暗譜できてない夢とか、人前で弾き始めたはいいが、止まってしまい真っ白になる夢とか見るのですよ。なので身につまされてしまい、当日の周囲のお祭り騒ぎにも乗り遅れてしまった感じです。翌朝改めて見たら、トークからの流れとか、ふたりのやり取りとか、はける時の軽いじゃれあいとか、前日ほど深刻にも思えなくなって、ゲラゲラ笑いつつ十分楽しめたのですが。なんだか当日ネガティブになってしまったのは、こちらのテンションが問題アリだったのかもしれません。歌に関しては、来週にエールを送りたいと思います。リベンジということで、「ここ1番」のおふたりを見せてくれること、期待してます。
 余談ですが、個人的にとても聞きたかった「DEPAPEPE」の曲が聞けたことがとてもうれしかったです。アイコンタクトをとりながら、音楽をすることがしあわせで楽しくて仕方ないって表情で音楽していて、それが見ているほうにも伝わってきて気持ちよかったです。いつか彼らの音楽を生で堪能したいなあと切に思いました。そのまえにまず、CD買おうかな。
2.僕らの音楽
 今日歌った3曲の出来も、二人だけのトークも、草薙くんのナレーションもみんなとても心地よくて、いい番組だったなあとしみじみしました。来週の「ゆず」も広末涼子ちゃんとのトーク部分も含めてとても楽しみだし、地味でも音楽を前面に押し出したつくりを大切に、これからも続けていただきたい貴重な音楽番組です。
 ところで、「ビロードの闇」はあちこちで耳にするようになって来ましたが、ここまで聞いた中でこの番組のが一番好きでした。素直にとても「いい曲」と思えて来ました。アコーディオンcobaさんやパーカッションの石川直さんとの贅沢なセッション、とてもよかったです。健さんや野村のヨッちゃんなどお馴染みの面々も余裕たっぷりでやっぱりいいなあと素直に思えたし、あの場にいたメンバーそれぞれが持てる力をうまく発揮して高めあっているステキなセッションでした。
 KinKi Kidsの声もとても伸びていてていねい、個人的な好みとしてですが、やっぱり歌を本気で聞かせたいときは、軽くリズムに乗る程度で踊りすぎず、ギターを持ったりもせず、歌に集中しているものの方が好きです。(玉置さんのコンサートの時にも実はそう思いました。彼はギターも歌もKinKi Kidsと比べるとはるかに経験豊富ですが、それでもやっぱりギターを置いて歌った歌のほうが断然よく思ってしまったのです。)もちろんギターを弾くなとか踊るなって思っているわけではありません。今回のような場合ではという意味でそう思ったのです。 
 「僕の背中には羽根がある」は歌割が斬新で、途中からカッコよくハモるところも鳥肌が立つくらい気に入りました。やっぱり彼らふたりって声質の相性がとっても良いと思うのです。久しぶりにきれいに絡み合う声が聞けてうれしかったです。「硝子の少年」もCDでは若さをぶつけるような荒削りな歌い方ですが(それはそれで、10代の彼らにはぴったりでしたが)、今回はちょっとやわらかく歌っていて、せつなさ、はかなさがより際立っていました。20代半ばという断面での「この曲」をDVDに残せてうれしかったです。
 トークの中で「10年後はわからない。とにかくふたりとも笑っていられれば」なんてちっとも気負わずまったりと言っている彼らが大好きですが、ずっとそのまんまのふたりで気がついたら続いていた・・という感じで、30代、40代と年を重ねながら、10年に一度でいいから、今日みたいにこの曲を歌ってほしいなあと思いました。彼らの音楽表現が年を重ねながらどんな風に変わっていくのか、ぜひぜひ見てみたいです。

★ドラマのことについても触れたいと思っていますが、とりあえず家事をしなければ。ここからは後で追記します。