ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

いつもポケットに「si:」

 くらもちふさこさんの「いつもポケットにショパン」をもじってみました。昔このコミックに夢中だった頃があり、何度も何度も読み返したものでした。何度も何度も読み返すもの、何度も何度も見る映像、何度も何度も聞く音楽、わたしには本当にはまってしまうととことん繰り返し浸ってしまうところがあります。
 ところで、「si:」のDVDを火曜日にいつも通り恒例の「サトーココノカドー」の中の新星堂で予約しました。(KinKi Kids関係のCD、DVDは必ずここで予約をして買っているのです。)今回は初回も通常も両方迷わずにチェックしてしまったのは、待ちに待っていたからです。昨年アルバム「si:」が出てからというもの、ほとんど切れ間なく折に触れて聞き続けています。こんなに気に入ったアルバムは久しぶりかもしれません。音楽が好きと歌っている人が好きは、必ずしも一致するとは限りません。ところが今度ばかりは曲が好き、声が好き、表現がすばらしい、アレンジが好き、全体からかもし出される水っぽいしっとりとした雰囲気が好き、そしてもちろん歌っている人が好き(笑)。しかもすべてが彼の自作だなんて、全く奇跡のような出来事です。
 去年の夏のライブで聞いたら、どの曲もどうみてもCDよりも生で聞いた方がずっとよくて、心の一部を会場に忘れてきてしまったような感じさえしていたのでした。それからもずっとCDの方は聞き続けていますが、ライブの後では、なんだか少し物足りなくなってしまったというわけです。なので、このライブのDVDが出るというニュースは待ちに待っていたし、手元に置いておけると思うとうれしくてなりません。
 特典映像が違うということで踊らされて2枚買うのはちょっと・・・といつもなら思うところですが、大阪のストリートライブの様子はぜひぜひもう一度何がなんでも聴きたかったし、かといってゲリラライブの映像も捨てがたいです。音楽に関する特典なのだから、ま、いいかということで早々に納得してしまっているわたしがいます。
 「pencil」でさわやかにスタートを切る朝が好きです。そこから「恋のかまいたち」への流れがたまらなく好き。「海を渡って」で元気をもらったり、「ナイトドライブ」「Saturday」「See You In My Dream」あたりで揺れてみたり、「くるくる」「ビーフシチュー」などを聞いてきゅんとしたり、「PINK」や「DEVIL」あたりに思いっきり浸ったり、そんな日々はまだまだ続いているのに、これが映像つきで見れるなんて、なんて幸せなことでしょう。一緒に心待ちにしていた友人たちと共に、「やっと出ることになってよかったねえ」とよろこびあったりしました。
 わたしは幸運にも昨年のライブにはたくさん参加することができましたが、参加できなかった人たちにもたくさん聞いてもらえたらと思ったりしています。発売まであと一月ちょっと、楽しみでなりません。