ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

防音室は定員オーバー!

仕事始めから3日間で、すでにぐったりしています(笑)生徒たちに会えるのはとってもうれしいのですが、時節柄か生徒たちが「いとこ」やら友達やらを連れてレッスンに来るのです。せめて普通の6畳か8畳間がレッスン室なら迷わず喜んで、どうぞどうぞと招き入れたいところですが、我が家のレッスン室(6畳間の中に更に置かれたヤマハの防音室「アビテックスミニ」)はミニというだけのことはあって、グランドピアノを置くとピアノ用の横長椅子の両側に丸椅子を2こ置くのがやっとで、ちょっとぷくぷくした子だと後ろを通るのも骨です。丸椅子のひとつにわたしが座っているわけですが、もう一脚は弾いて聞かせるときや、伴奏付で歌を歌う時に場所を交代する時に生徒がすわる予備用で、基本的に第3の来訪者用ではありません。場所がたりないのです。お友達がひとりついて来たり、お母様が突然のぞきに来られるとそれだけで四苦八苦なのに、昨日はなんと2人のいとこと本人のおねえちゃんが一緒に来ました。おねえちゃんは次に自分の番なので仕方ないとしても、残りのいとこ2人は気づいたら上がっていたもののどこにすわってもらおうかと、一瞬絶句してしまいました。しかも肝心なレッスンの主役は、今日始めてレッスンをうける幼稚園児なのです。結局は防音室の扉を開け放って(防音の意味がないけど)扉に張り付くように椅子を2脚並べ、6つの目の凝視の中で5歳児の初レッスンが行われたわけです。動物園のパンダの気持ちがちょっとわかった午後でした(笑)久々に胃がしくしくしました。シールをみんなにあげたりして、なんとかご機嫌よく帰すことができてよかったですが、導入レッスンの方は次回が勝負という気がしています。
今日は今日でまた友達を連れて来る子がいて、これまた何を聞いても本人より先に答える友達で、まるで小さな過保護ママって感じ、とても困ってしまいました。「色鉛筆を出して」といい始めると本人より先にバックから出して渡し、この記号はとたずねれば先に「フォルテっていいな」なんて答えてしまう始末です。肝心な本人はイジケてしまうし、30分が長かったです。一応客商売だし、そうやって見に来てくれた子が後々習いに来てくれることもあるので、よほどレッスンの妨害をしたりしなければ追い返しはしませんが、神経が倍くたびれるし早く冬休みが終わらないかなあ。通常レッスンが恋しいです(笑)
そういえば今日来た5人は、全員がとてもよく練習してありました。先日の日記で正月明けは全然期待してない・・・なんて言ったことを今猛烈に反省しております(笑)ゴメンナサイ!「こんなに誘惑がたくさんある時に毎日練習して、きちんと成果を出すなんてすごいねえ、がんばったねえ」とかつての劣等生だったわたしは素直に感心してしきりにほめちぎったのですが、本人たちはぜんぜん事もなげで、なぜ今日に限ってそんなにほめられるのかピンと来ないという感じでした。先生がダメダメだと生徒の方がしっかりするのかしらん?!特に最後の子が弾いた「つむぎ歌」が絶品で、聞きながら鳥肌が立ちました。ブラボー!