ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

地震だ!

ちょうど今日3人目の生徒さんのレッスン中でした。狭い壁に囲まれたレッスン室の中でぐらんぐらんと大揺れするグランドピアノをじっと見つめていると、船酔いしているような感じになるほど大きな地震でした。レッスン室の外ではたまたま家族は全員家にどこかにいて、それぞれがバタバタしていて、バロンも右往左往してオトートにくっついていました。その中でぜんぜん平気なのが猫たち。どこ吹く風でグルーミング中。彼女たちが特別に図太いのか、それとも猫族がこうなのかは知りませんが、たくましい奴らです。
我が家の方では震度4とも震度5弱とも言われていますが、それでこの大きな揺れですから震源地に近い方ではさぞかし怖かったことと思います。被害が最小限でありますように。
ところでその地震の時たまたまいた中1の生徒さんとは、偶然にも数週間前に地震の時のピアノの話をしていて「神戸の震災の時はグランドピアノが体育館だか?とにかく広い場所で走ったらしいよ、グランドってキャスターがついている上に重たいから加速度がつくと怖いよね」というようなことを話題にしていたのです。そのことを瞬時に思い出した彼女は気がつくと左手で強くわたしの右手首を握り締めていて、「なんであんな話をしてしまったんだろう?やめとけばよかった〜」とつぶやいていました。変な偶然があるものです。その後にレッスンを再開したもののふたりともグダグダで、来週仕切りなおそうということでレッスンを終えました。その後の子は時間をだいぶ過ぎても現れず、聞けば踏切が開かなかったそうです。多分電車のダイヤが若干乱れていたのではないかと思うのですが、4人目の生徒は高校生なので冷静にやって来てレッスン時間はずれこんだものの、普通にレッスンをして終わりました。
7時過ぎにレッスンを終えてあとはルーを入れるだけのカレーライスを大急ぎで作って食卓に並べると、自分は3分で夕飯を済ませて予約を入れていた整体に行きました。レッスン時間がずれこんだので、恐ろしくバタバタになりましたが、今日は午前のオトートの土曜参観、そして午後のレッスン、家族の食事の準備とか考えると行けるタイミングはここしかなかったのです。今日は起きたときから激しい偏頭痛と肩から首にかけて猛烈な痛みを感じていたので、どうしても行きたかったのです。
9時過ぎに戻ってみると母と妹から「地震どうだった?」という電話が来ていて、しかも大変なおまけがついていました。オトートが地震でバタバタしていたので多分ぜんぜん人の話を聞いていなかったのだと思うのですが、彼はわたしが「KinKi Kidsのラジオの公録に行く」と言ったと聞き違えたらしく、母や妹にわたしがいない理由をそう説明していたのです。わたしは家族に「○○ステーション(整体の名前)に行ってくるね」と言い置いて出かけたのです。KinKiの「き」の字も入っていません。ラジオ名も入っていないし。百歩譲って今夜の「キンキラキンキワールド(彼らのラジオの名前)」が楽しみだとは言ったかもしれませんが、たかだかその位しか話題にした覚えもありません。訳がわかりませんが、とにかく彼がそんな風に言ったので、妹はいいなあとうらやましがり、母は父と共に怒っていました。ちょっとお遊びも度が過ぎるんじゃあないのと。「あんな地震もあったのに、子どもたちをほっぽらかしてどこ行ってるの?」電話したらいきなり説教をされてしまいました。だから違うんだってば。だいたい公録なんて行ったことがないし、これからもそんな機会はありそうにもありません(笑)ともあれ、しっかりと誤解だけは解いておきましたが、一日の終わりはなんだそりゃ?な出来事で締めくくられ、ものすごい疲労感。変な話です。お風呂に入って、予定通り話題の?ラジオを聴いて就寝前に一応オットと共に緊急用の水などを見えるところに出しておきました。