ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ふざけるな〜!

久しぶりに本気で怒ってしまいました。わが子にはともかく、よっぽどじゃないかぎり生徒には冷静でいられる自信があったのだけれど。最初の2年生の男の子がレッスン時間より20分以上早く来ていて、ちょっと買い物をしている間にうちの前で待っていました。あわててレッスンを始めたものの、途中から「早く終わって」と何度も言って上の空なので、「まだあなたのレッスンを始めてから30分たってないじゃないの、終われないでしょ」とやんわり言うと、「こっちが来た時間にそっちがいないのが悪いんじゃんよ!」と。「そっち」だって?とカチンと来ていると更に「だから家の前で待ってた分の5分も計算に入れりゃあいいじゃん。そっちも時間が短くて済むんだからラッキーじゃん。しょせんサービス業じゃんか。おかーさんには黙っててやるからさ」ですって。何〜?!2年生でこの生意気さはなんなの?ということで、そこから先は今思うと大人気ないのですが、徹底的に言いこめてしまいました。(どうもわたしは「しょせん」とか、「どうせ」とかやる前からあきらめてしまうニュアンスのキーワードでカチンと来るようです)「サービス業」と割り切った仕事はしていないこと、勝手に早く来たんだから本当は時間まで外で待たせたっていいくらいなのに、無理をしてすぐにレッスンを始めたこと、そんなに早く帰りたいとばかり言って本当にピアノをやる気があるのか、やりたくないなら、お母様と相談してきなさいとまで言ってしまいました。さすがに言いすぎだと思ったのでそこでやめようと思ったら、同学年の別の生徒のことを「へたくそだ」と馬鹿にし始めたので、弾けるけどやる気のない生徒とのレッスンよりも、弾けなくても一生懸命がんばる子のために大切な時間を使いたいとまで言って追い討ちをかけてしまいました。彼はわたしの言い分がわかったかどうかはともかくとして、初めてそんな風に怒るわたしを見て相当驚いたらしく、途中からはシュンとしておとなしく聞いていました。「今日は宿題たくさん出していいよ。」と言って、やめるつもりはないと何度も言っていたので、さすがにそこでその話はおしまいにして、後半はきっちりいつもどおりのレッスンをしました。言い過ぎて悪かったなあとは思いましたが、そこでお説教だけで終わってはお母様にも申し訳ないしで、あえて説教タイムはきっちり引き算してレッスンを続けました。終わる時間はいつもと同じになってしまったので、友達との遊ぶ約束時間を大幅にオーバーしてしまったようで、あんなに帰りたがっていた子に結果的に仕返しをしたような形になり、後でますます落ち込んだのですが、ここいらでバシっと言わなきゃとここのところのふざけっぷりを見て思っていたので、仕方ないと自分を無理やり納得させました。でもやっぱりそこから先のレッスンが普通どおりに終わってもなんだかとっても後味が悪くて、それでアネの誕生日だっていうのに、とっても機嫌の悪い母でわが子たちに対することになったわけなのでした。こういうとき、通勤時間があるといいなあと思ったりします。防音室を出て階段を上がっただけで母に戻ろうと思っても、とってもじゃないけど気持ちがかえられない時があります。
イツニナッタラ ワタシハ オトナニナレルノデショウカ・・・・ばかばかばか!