ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ピアニカ

この間も触れたとおり、ピアニカ作戦を開始・・・にあたり第一段階としてまずわたしがピアニカを弾いてみることにしました。子どもを前にして最初に弾いて聞かせたときに「この音は本当にピアニカ?!」とハッとさせることができなければ、この作戦はほぼ失敗。興味を持つどころか、「ふ〜ん!」で終わってしまいます。じっくりとわたしが練習したり考えたりする時間を持ちたいと思います。とりあえずピアニカで映えそうなイメージの曲は?と考えて最初に思い立ったのがオフコースの「愛の唄」と「生まれ来る子供たちのために」のイントロです。高校生の頃に心底はまって毎日聞いていた曲たちです。実際に弾いてみると、案外とむづかしくてカッコよく弾くにはたくさんの練習が必要なようだったけど、ビブラートをかけたり、タンギングを変えたりいろいろとやってみるとハーモニカっぽくもピアノっぽくもアコーディオンっぽくも縦笛っぽくも音が出ておもしろい。アッと言う間に1時間半がたってしまいました。もちろん子どもとともに弾く曲はこういう音楽ではなくて、息の長いフレーズのある童謡か、またはクラシックを考えていますが、まずは自分が楽しんでみることが説得力を増す鍵だと思っているわけです。それにしても防音室があってよかったです。へたっぴなピアニカの音は大騒音に違いない!ご近所をノイローゼにしてしまいそうです(笑)
ところでこの間も話題にした男の子(聴音で飛び道具を使ったあの子です)が、今日もやってくれました。つい5分前まで楽譜を書くのに使っていた鉛筆がないと大騒ぎをしたのです。二人で大さがしをしたのにどこにもありません。大好きなアニメキャラの大切な鉛筆だというので、困り果てていたら急にニコニコし始めて、ほらほらと耳を指差しました。なんと競馬予想用の赤鉛筆よろしく、自分で耳に差していたのです。さてはボケようとして、忘れたな!ひざからがっくり力が抜けて、またまた大笑い。全く彼に会うのはいつだってわくわくドキドキ、そして時としてヒヤッとします(笑)
それにしても、怒涛の夏休みを越えてみんなとちょっとづつ距離が縮まってきています。うぜ〜よちゃんはうぜ〜よという回数が明らかに減っているし、他の子たちの笑顔も明らかに増えた気がします。大変だったけど夏休みが無駄じゃなかったと思えることがうれしいです。