ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

2018 6月の奈良旅の記録 その2 十津川の宿

一日目の宿は、いわゆる十津川温泉という場所からは少し行ったところ、幹線道路の川側に立っていて。

お部屋に案内されると、目の前を大きな川が流れてました。

周囲に別の建物もないのでとても静かだし、車道の反対側は山。

まったく電波が来ていないので、ホテルのWi-Fiのパスワードを聞いて、まずは子どもたちに着いたよ~の連絡を入れました。

目の前の川の川幅はかなり広いですが、実際に水が流れている部分はそこまで多くはなく、穏やかな景色だなぁ・・・と(この日は)思ってました。

夏になるとこの宿の前の河原で川遊びもできるそうです。

小さい子がいるご家族で来てもよさそうです。

星空がとても綺麗なのだそうですが、残念ながらこの日は宿に着いた辺りから天気が悪くなる兆しがあって、星を見ることはかないませんでした。

でも・・・

なんとも美しい目の前の景色だけで、すでに十分という感じ。

翌日、Twitterにあげた画像がこれ。

この2枚は両方とも、泊まった部屋の窓ごしに撮りました。

いつまででも眺めていたくなる光景でした。

お部屋には、オットくらいかな?という感じの、落ち着いた男性の方が案内してくださいました。

網戸にすると、とても気持ちがいいですが、少しでも日が暮れてきたら、すぐに締めてくださいね。じゃないと、虫がいっぱい飛んできてとんでもないことになります!とおっしゃって。

もちろん蚊はイヤですが、そこまで神経質な方ではないので、なぜそんなに念を押されるのかな?と思っていたら・・・夕暮れ時、暗くなる少し前から、すでにして集まる、ものすご~い数の虫!!虫の寄り合い?状態なのでありました(笑)

なるほど~

もちろんご忠告に従って窓を閉めていたので、まったく無問題だったんですけどね。

真夏に灯下採集とかしたら、いっぱい虫が捕れそう!と虫好きのオット。確かに(笑)

他にも注意事項や案内を、とてもていねいに、よどみなく、わかりやすく話してくださったのですが、多分アジアのどこかのお国の方かな?

若干なまりのある日本語ですが、文法は完璧。そしてとても温かい雰囲気。

さらに、言葉の選び方がとてもていねいで美しくて、とても感じがよくて気持ちがいい方だね~とオットと言い合いつつ。

お茶をすすり、しばし休憩。のんびりと時間が過ぎてゆきます。

ここのお湯は、十津川温泉の源泉地「下湯温泉」に位置していて。

源泉から300m。たまたま一番源泉に近い宿なのだとか。

 お湯は源泉だけではかなりの高温でとても入れないので 「湧き水」を混ぜ込んでいるそうで。

お肌にも優しく湯冷めもしないのですよ?と言われていたのですが、実際とても気持ちのいいお湯でした。

わたしたちが泊まった部屋には、お部屋にも立派な木枠のお風呂がついていて、24時間入り放題になっていたのですが、夜はせっかくだし、あえて広めの露天風呂へ。

こちらもまた、とても気持ちよかったです。

そして夕飯。スマホを出して翌日の行程について何やら検索していたオットが映り込んじゃった(笑)

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前菜はこんな感じ。一見シンプルですが、画像ではわからないけど、とても味つけが凝っていて。主婦は外でそういう味に出会うととてもうれしいのですよね。

正直何より量がこのくらいで十分で、いつも旅館のご飯が多くて辛いわたしには、この宿の食事の量より質なところがとても気に入りました。

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こちらはメインの梅地鶏のすき焼き。お肉や和歌山の地野菜がとてもおいしかったです。

「すきやき」と言えば、関東と関西では違うのかな?なんて話になり。

オットとあーでもないこーでもない話していて、先に肉を焼いちゃっていいのかな?それとも先にお出汁を入れるの?なんて話していたら、オットがちょっと貸してみな~と皿を取り上げたタイミングで、先ほどお部屋でお世話してくださった方がいらして・・・

割り下の使い方を教えてくださいました。

この時、オットが皿を持っていたことで「この家では給仕するのは夫の方かな?」と思われたのか、その後おひつとかしゃもじとかを持って来られるたびに、オットの側に黙ってさりげなく置いてくださって。 

その実、普通に手を伸ばしてわたしがやったわけですが・・・以前に、旅館などで、当然のように妻の側に給仕セットを置くのはどうか?みたいな論争を見たことがあって。

どっちがやるにせよ、男の役割はこれ、女の役割は当然こっちだろう?と決めつけられるのもなんだか窮屈だし。

この家のやり方はどっちだろう?とまずは考えて置いてくださった心遣いは、とても素敵だと思いました。

さりげないおもてなしの心の美しさよ。

オリンピックの招致の時のプレゼンでも大きなウリにしていた「お・も・て・な・し」は「日本人の専売特許?」みたいに思われがちだけど、多分そんなことでもなくて。

日本に生まれさえすれば、何の努力もなく「気配り、気働き」や「おもてなしの心」が培われるものでもなければ、心遣いは日本人だけが持っている技でも特性でもなく。

「心」というものはきっと、人種やお国柄に宿るのではなくて、その人の経験とか心情とか、心根に宿るものなのだろうと思いました。

この方はその後も、さまざまな場面で、細やかにさりげなく気遣ってくださって、滞在している間、とても気持ちよく過ごすことができたので、今思い出してみても、ほっこりします。

さらに、こんなこともありました。

この「源泉100%」のアイディアは、離れて暮らしてらっしゃるこの方の奥さまがここを訪れたとき「源泉100%のお風呂に入ってみたいわぁ」とさりげなく言われた、その一言で思いついたのですって。

一旦栓を抜いて、源泉の方だけお湯を出して浴槽いっぱいに張ってください。

すぐに入ったらとんでもなく熱いので、そのまんま翌朝までほっておいてください。

翌朝になったら、きっとかなりお湯が冷めているはずなので、ぬるければ源泉を足して、適温まで温めて入ってください。そうすれば源泉100%が体験できますよ!という話でした。なるほど~

内風呂だからできる技ですけど。そして湯量が半端ない、山の中の温泉だからできることなんだなぁと思いつつ。

一緒に貼った画像の、陶器の洗面ボウルもとても素敵で、歯を磨いたりお化粧したりするたびに、しあわせな気持ちになりました。

飲み水やお料理に使われている水はすべて、湧き水から引いているのだそうで。とてもおいしかったです。

翌日は、雨音で目が覚めました。

早朝からかなりの本降りで、雨音が規則正しく屋根を打っているのを、静かに聞くのもまた風情があって。

そんな中、教わったやり方で、お部屋についていたお風呂に入り至福な時間を・・・

なるほど、源泉だけにしてみると、さらにお湯がやわらかくて気持ちがいいです。

さらにお風呂があるベランダから見える景色が、まるで切り取られた絵。

東山魁夷っぽい景色の美しさときたら・・・白い馬を空目しました(笑)

雨とあいまって、まるで異世界へ迷い込んだかのよう。

ああ、洗濯機も回さなくていいし、ごはんの心配もしなくていいんだ!

そして朝っぱらからのんびりとお湯につかっているなんて・・・本当にしあわせだなぁとしみじみしちゃいました。

朝食後、帰る頃になって、宿の方から何年か前の大雨の時のお話を伺いました。

この日もなかなかの大雨でしたが、その時はとにかく豪雨が長かったのだそうで。

多分平安神宮のライブが中止になった年の、あの台風の時の話じゃないかな?

3日間くらい、ずっと前線が停滞し、まったく雨が止む気配がなく。

やっと降りやんだと思ったら、前の道が冠水。

かなり高いところまで水が来ていて、数日外へは出れなかったそうです。

そして水が引いてから行ってみると、川側の方にあった露天風呂が、流されてきれいになくなっていたそうです。

その時はさすがにどうなることかと思ったそうで。

滅多にはないけど、そういうこともある・・・

と淡々と話してらっしゃるその口調から、山に暮らす人の覚悟が見えたような気がしました。

その日も、話している間にもどんどん雨足が激しくなってゆき、ちょっと恐怖を感じるくらい、地面を強く叩きつけていて。

みるみるうちに、部屋の前の川幅も広がってゆくのがわかり、水が轟々と流れていくさまは、少し怖かったです。

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この画像で少しはわかるかしら?上のTwitterの画像の時とは若干流れや、土のえぐれ方が違うのです。

簡単に前に川があって素敵!なんて言葉で済ませてはいけないね~なんて。オットとしみじみと言い合ったのですが、まさかその旅からほどなく、西日本で豪雨災害が起きるとは、まったく思っておらず。

タイミングがあと数週間ずれていたら・・・旅に出る気になっていただろうか?と思ったりもしました。

かと言って、その時みたいなことは、何十年に一度?100年に一度あるかないかだそうだから、住んでいる方々は、年柄年中、きっと危ないに違いない!とおびえていては暮らしていけないし。

川は一方で恵をくれるものでもあり、観光産業の目玉でもあり。

天候がよほどの時は別として、危険もありえないわけじゃないから、旅に行くべきではない?というのも違うと思うし。

いろんなことを考えさせられた旅となりました。

十津川は、本当にいいところだったので、実はまた行きたい!!と、もう思っています。

本当に美しくて静かで、とても魅力的なところでした。

2018 6月の奈良旅の記録 その1 玉置神社さん

去年の秋、家族で奈良を旅したのですが、あまりにも忙しくて日記にしなかったことをとても後悔したので、今回はがんばって、ちょこちょこ書こうと思います。

旅行に行ったのは、6月22日から24日です。

出掛ける少し前に、大阪で大きな地震がありました。

こんな時に関西方面へ出かけてご迷惑にならないだろうか?とか、余震は大丈夫か?とか、前後に日本のあちこちが揺れていたので、留守中、関東地方は大丈夫だろうか?とかいろんな不安がありました。

とはいえ、二日分の宿に直接問い合わせたところ、十津川村天川村では被害もなく、落ち着いているとのこと。

不安になり始めたらキリがないと覚悟を決めて、行ってきました。

前後は結構な大雨だったのですが、この日はピッカピカの晴天。

30度を軽く越えた、結構暑い日でした。

神さまに感謝しつつ、今回も山三昧な旅に向かいます。 

 今回は、まずは京都から近鉄でいつものように大和八木まで行って、そこからレンタカーでひたすら南下。

初日は十津川村泊なので、十津川を指して行きます。

十津川村はいつも行く天川村よりもさらに南にあって。

山の中を通って、国道168号線をひた走っていくのです。

十津川村には、玉置神社というところがあって、以前からとても行ってみたいと思っていました。

さらに、天川ともまた趣が違うから、ぜひぜひ行ってみるといいですよ~と勧められたこともあり、もう去年のうちから、次に行くなら十津川も!と決めていました。

天川に向かう時は、川の存在感が大きくて、道中も、常にせせらぎが聞こえているのですが、今回通る道は、いつもと少し景色が違います。

ねえ、すごい水の景色広がってない?川なの?湖?とオット。

う~ん、ちと違う。

こういうの、なんて言うんだっけ?と考えて「あれだ!」と思うものの、ど忘れしてその「言葉」が出てきません。思わず口をついて出た言葉が「ポンド(POND)」でオットが爆笑しました。

なんでそこだけ英語?池ってこと?

そうだそれだ!巨大なため池です。

そしてダムもあちこちにあるようだったし、水力の発電所もありました。

そっか、高い山が多くて雨もたくさん降るから、水害にならないように、水を溜める貯水池があちこちにあるのだと気がつきました。

確かにこの日は晴天なのに、山側の崖の思わぬところから、道路に向かって、水がザーザーと流れて小さな滝のように流れていたり。

水量が増しているかも?と思える川があったりもしました。

山道を走っていたら、大きなお猿さんが車道のへりまで降りてきていて、仰天しました。出てきた看板に「猿谷ダム」と書いてあって、まさしく猿谷!!と頷き合うわたしたち夫婦。

あちこちに落石注意とか、崖崩れ防止の網などが張られていて、まだ地震のニュースが記憶に新しいところだし、何かあったらきっと大変なことになるんだろうなぁなんて、一抹の不安をおぼえつつ、通り過ぎてゆきます。

 

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この地図で見ていただくとわかるのですが、上の方にある京都からどんどん下へ下へと走りました。

赤丸がついているところが、たまたま休憩することになって入った喫茶店

「デコイ」さんです。

onsenjapan.jp

 

その時はぐったりしていたので、写真も撮らず、店の名前も覚えていなくて、あれはどこだったのだろう?と帰ってきてから途方にくれました(笑)

で、オットがグーグルマップで走った道をずっと辿って行ってここだとわかりました。

そもそもが、この時すでに15時を過ぎていて、とにかくコーヒーが飲みたい!とカレーで有名なお店だということも知らずに入ったのですが、後でそんなにおいしいインドカレーなら、食べてみたかったね~と後悔しました。

無類のエスニック好きなのに、惜しいことをしたかも(笑)

また行くことがあったらぜひぜひリベンジ、ちゃんとランチタイムに寄りたいです。

ここでコーヒーを飲みながら、わたしたちはお店の方に、とても大事な情報をいただきました。

「どこ行くの?」と気さくに声を掛けてくださったので、今日は十津川泊で、明日玉置神社に行くつもり・・・と話したら。

「いやいや。絶対に今日にしなさい!」「今日行くべき!」とおっしゃるのです。

晴天なのは今日までの予報だし、晴れじゃないと行くのが本当に大変だから。

何より、お天気の日に行った方が景色もいいし、綺麗よ~とのことでした。

なんとなくイメージとして、夕方に神社に行くよりは、午前とかの方がいいのかな?と思って、翌日にするつもりだったのですが・・・

今日の方が断然条件がいいし、ここから30分くらいで行けるし、やっぱり今日にしたらどう?と何度も勧めていただき。

さらに雨続きの後の晴天の日は、実はがけ崩れが起こりやすいとか、明日はきっと豪雨になるだろう。そうなると国道も通行止めになる可能性もあるし、土砂崩れが起こらないとも限らないから、なるべく早めに天川に移動した方がいい・・・とか。

怖いけれども大切な情報をいくつも教えていただいて、とてもありがたかったです。

今、これを書いている時点では、先日の未曽有の西日本の豪雨があって、その怖さが本当に実感的にわかっていますが、その時はまだそこまで雨の怖さも理解していませんでした。

なので、このアドバイスをいただいたことが本当に貴重で、玉置神社に行く道中のみならず、旅のあちこちでこのアドバイスを思い出し、無茶をすることなく、安全な旅ができたと思っています。

「デコイ」のお店の方には本当に感謝です。

その時のことを書いたツイートがこれ。

まさしく、まさしくでありました。

「玉置神社はこちら」という看板を通り過ぎてから、ひたすら車で山を登るのですが、狭い道のあちこちに、結構大きな石が落ちていて、落石の多さが伺えました。

こういう道を行くことも想定して、ここのところいつも軽自動車を借りるのですが、今回も大正解。何台か対向車と行き違うのが断然楽でした。 

 それにしても遠いんだなぁと思いながら走って行くと、参道口の手前の大きな駐車場に出ます。

前にも後ろにも車は見かけなかったので、こんな時間に行こうとするのはわたしたちだけかしら?なんて思っていたら、結構たくさん車が止まっていました。

駐車場からはとても美しい山の景色が見えます。

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遠くまで山、山、山です。

そして空がとても綺麗でした。

ちなみに海抜1000mだそうですよん。

ひとつ前のツイートの画像の鳥居をくぐって。

ここからウワサによれば徒歩15分ということでしたが、絶対にもうちょっとあったと思います。イメージとしては30分近く?

結構な山道だし雨が降ったら滑りそうだしで、後から思えば翌日、土砂降りの中でここに来ようと思ったら、ムリだったかもしれません。

しばらく歩くとウワサに聞きし樹齢3000年の大木が見えてきて、もうちょっとで到着です。

 

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f:id:rainfall:20180622152339j:plain1300年の伝統を持つ世界遺産なのだそうです。

玉置神社|聖地・熊野三山の奥の宮

詳しくは上記、ホームページをご覧ください。

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注意書きがしてあって、お作法に従って何度か大きな茅の輪をくぐって、まずは本社にお参りしました。

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狛犬さんたちもたいそう年季が入ってます。

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苔むしていて、とても風情がありますが、ひっそりしています。

続いて、三社神社をお参りして。

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 この後、先ほど別の角度から見た御神木を正面から見て・・・

 

社務所に向かいます。

社務所でやっと人の気配がして、祝詞を上げてもらっている方たちもいるようです。

社務所もまた1804年に建立されたそうで、建築物としても価値が高そうだなぁと思っていたら、国指定有形重要文化財なのだそうです。

500円の見学料を払って中に入れていただいたら、神職の方が案内してくださって、杉の襖に描かれた約70枚の花鳥図について、詳しくお話を伺うことができました。

この絵はこちらのページを下へ下へスクロールしていくと、見ることができます。

境内のご案内|玉置神社

板戸及び板壁60枚ほどで仕切られた社務所のすべての襖に幕末の狩野派の絵師の

法橋橘保春らの筆によるそうで。

松・牡丹・孔雀・鸚鵡・鶴などを 題材とした豪華な花鳥図が描かれていました。
手前の部屋で暖をとるために火を焚いていたので、煤で汚れて黒っぽくなってしまったとか。

奥へ行くほど彩色が綺麗に残っているという話とか。

元々は京都のお寺にあったものがここに持って来られたこととか。

山深いところで、あまり人が来ないので、このように素晴らしいものが長いことそのままに保たれているとか、興味深いお話をたくさん伺うことができました。

襖絵のみならず、神社に関する様々なエピソードもどれも興味深いものばかりで、ここは見過ごしてしまいがちですが、玉置神社に行かれた際はぜひぜひご覧になられるといいと思います。

そしてこの社務所近くにこれらがあってこのツイート↓

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とても立派な梵鐘がありました。

そしてまたてくてくと山を下り、駐車場まで来たところで、買い物を。

お酒とかおみやげも売ってましたよ。

そして。帰り道のこのツイートへ。

キジがキジだとわかったのは、直前に見た襖絵によるところが大きかったです(笑)

オットと、さっき見たアレだよね?すごくない?と言い合いながらご機嫌に山を下りました。

 一緒に撮った景色は一瞬だけ車を停めて、オットが車窓ごしに撮ってくれたものです。

なんだかとても神々しかったです。

そしてやっぱりあちこちに落石があって、怖いね!とも言い合いつつ。

単にいい景色ね~素敵ね~で終わらなかったのがこの旅のとても重要なポイントで。

自然に対する「畏れ」という気持ちも実はとても大事だと実感した旅になりました。

この後も、終始このテーマについて、考えさせられることになります。

ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE @名古屋センチュリーホール 6月28日 その3

前の日記を書いてからややしばらく、仕事や家族ごとが忙しくてまったく日記を開けませんでした。

そうこうしているうちに未曽有の水害が・・・

西日本にお住まいの皆さま方は大丈夫だったでしょうか?

心よりお見舞い申し上げます。

ここのところ、大きな地震があったり水害に見舞われたり。どうも地球が悲鳴を上げているように思えてなりません。

どうぞこれ以上被害が出ませんように。

被災地のライフラインが一刻も早く復活して、生命の危険なく暮らせる日々が、一日も早く戻りますように。

さて。やっと合間を見つけたので、もう京都でライブがあった後ですが、名古屋の続きを書きます。

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ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE @名古屋センチュリーホール 6月28日 その2

そういえば、わたしの今回のツアー参加はこの日でおしまいなんだなぁと、ふと今朝実感しました。

さみしく思うし、残念でもあるけれど。

一方で、本編の時に当たらなかった方々に優先的に追加公演が当たっているらしい?という噂も耳にしていて。

それなら外れた甲斐もあるってもんだ!と納得もしていて。

だからこそ。だからこそ、このわたし的最後の一公演は、大事に余韻を楽しみたいと思います。相変わらずなかなか伝わる文章が書けなくて焦れ焦れするのですが、精いっぱい誠実に、丁寧に書きたいです。

というわけで、一回目のMCの後からです。

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ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE @名古屋センチュリーホール 6月28日 その1

久しぶりに名古屋に遠征してきました。

一番最初に名古屋へ行ったのは「si:」ライブの時で2004年。

二度目は多分、日本特殊陶業市民会館で行われた、2014年のFUNK詩謡歌夏私乱の時(今思い出してみても、なんというおもしろいタイトル!!)

そして今回が3回目、4年ぶりの名古屋です。

また素敵な思い出が一つ増えました。

実はこの名古屋までの間に、NHKでも一公演見ていて。

その日の記録も書きたかったのですが、前の日記にも書いたように、当時、とんでもなく疲弊していたので、断念。

ライブ後の打ち上げも含め、この日もまた唯一無二の一日で、この日のことも後々触れられたらいいなぁと思いつつ、まずは忘れる前に名古屋のことを書いておきたいと思います。

というわけで、続きを読むからどうぞ。

流れやこまごまとした話は、前回わりと詳しく書いたので、今回は特に心に残ったことや、MCで話されたことを中心に感想を書きたいと思います。

例によって、記憶が怪しいところも多々あるので、ツッコミは大歓迎。

どうぞ間違っていたら、ご指摘ください。

というわけで、続きを読むから本編の感想に入ります。

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しばしfermataしてました。

しばらくぶりに、日記のページを開きました。

うちのサイトのタイトルにもなっている「fermata」とは音楽用語です。

イタリア語の元々の意味はバス停で。

バス停というからには、乗り降りする人数も、止まる時間もまちまちだけれど、とりあえず小休止する…というような意味があります。

まさしくしばらくの間「ふぇるまーた」してました。

ここのところ、仕事関連だけど、そのものでもないような、おかあさん同士から子ども軍団にも波及した派閥闘争にうっかり巻き込まれて、とっても疲労困憊してました。

どうもどんな種類のことであれ、争いごとというヤツがとんでもなく苦手です。

直接わたしには何の関係もないのですが、親の価値観が子どもにまで植え付けられていて、生徒たち同士まで真っ二つになってしまい、とんでもなく面倒なことになっていたようで。

双方から相談されて、どちらも大好きな生徒たちだし、どちらにもつけないし、困ったなぁと思っていたら…

中の一人がお引越ししたことにより、とりあえず自然に片付いた模様です。

ホッとしたのもつかの間、どうもやる気がなくなってぐずぐずしている子がいたり、日ごろからちょっとむずかしい子たちが、たまたまいつもよりもさらにむずかしかったりもして。

いろいろなことがたまたま重なったというのもあるのだと思います。

そんな折も折、ちょうど先々週、極限状態にくたくたな時、ずいぶん前に決めたオットと奈良の旅に出かけることになりました。

昨日、つよしさんの名古屋ライブ二日目のレポを追っていたら…

「何か変えたいとか、自分の声が聞こえなくなった時は、ぜひ僕の地元、奈良に行ってみてください。不思議なところですから。でも、そういう不思議な現象が起こるぞって心構えで行くんじゃなくて、普通に行く方がいいですよ。」

というような文章を見つけたのですが、あらまっ!まさしくそれ。本当にそういう旅になったかも?と振り返っています。

まさしく「何か変えたいとか、自分の心の声が聞こえなくなった」状態に陥っていたのだと思います。

旅に出る前日は、誰でもないわたしが、今までしたことがないような連絡ミスをして、生徒が二人、レッスンに来ませんでした。

なんとお休みを取るのは(名古屋遠征のための)翌週なのに、わたしが日にちを一週間違えて連絡していたことが発覚。

連絡関係だけは間違えない自信があったし、翌週こそ休まなくてはいけないのに、今週までレッスンがつぶれたとなると、振替はどうするの?おーまいごっ!!

しかも種を撒いたのが自分だという…なにやってんのよ、わたしってば。

そんなこんな、ぼろっぼろの気持ちを抱えたまま旅に出るという、まったくもってヤな感じ。

しかも関西は大きな地震があったばかり。

のこのこ旅行に行って、かえってご迷惑になることはないのか?余震が来たり、電車が止まったりするかもしれないのでは?

留守宅で万が一地震が来たらという不安もなきにしもあらずかしら?…など。

いろんな不安を抱えつつの当日。

とにかくいろいろ極限状態だったので、新幹線の中では死んだように眠り、目が覚めたら「もうすぐ京都だよ?」とオットにも呆れられつつ。

波乱含みの奈良旅はスタートしました。

一口に奈良とは言っても、今回出かけて行くところは、かなり奈良の奥地の奥地で。

そんなつもりはなかったのに、結局のところ、紀伊半島を縦断するような、すごい旅になったのですが・・・

行けども行けども山、山、山。

そんなに人も見かけず、現れるのは野生の生き物ばかりという絶景の中に身を置いて、非日常の中にぽ~んと放り込まれたせいか、日常はまったく追いかけてくることもなく。

とてもいい気分転換となりました。

どんどん奥地へと入って行くにつれ、脳内BGMは「縁を結いて」になったり「埃」になったり「赤いSinger」になったり「空が泣くから」になったり「Say Anything」になったり「彼方(タイムマシーン)」になったりもして。

ついぞ山深いところに到着してからは「去な宇宙」がエンドレス。

実際、この曲で歌われているような、濁流の中、びくともしない巨石もいくつも見たし、だんだんに心の中にあったさまざまが、洗い流され、また新しい力がみなぎってくるのを感じました。

ここのところ、日々人と会い、いろいろな話を聞くのが妙に億劫に感じられ、つくづく向いてない・・・と挫折感でいっぱいだったのが…

実は人に会い、人の話を聞き、いつも人と共にいることが、わたしにとっての喜びで、大切な時間でもあったことに気づかされ、また人に会うのが楽しみになりました。

そしてそして。

その旅の翌週、まだまだエネルギーがみなぎっているうちに、木曜日から名古屋遠征に突入することができて。

名古屋初日に参加して、金曜日はゆっくりと古くからの友人たちと旧交を温めて、無事夕方には家に帰ってきました。

なんだか溜まったゴミでいっぱいで、パンパンのパソコンのようだったわたしの心の中が、デフラグ、いわゆる最適化されたかのようなすっきり感です。

溜まりに溜まったゴミはちゃんと心のパソコン内から一掃され…

「Tempo Ⅰ(テンポ プリモ)」 

元々の速さで何事もなかったかのように動き出しました。

旅が先で、ライブが後でいろいろよかったです。

名古屋の旅の途中では、はじめましての方、なつかしい顔、日ごろは遠距離過ぎてなかなかお逢いできないたくさんの方々にお逢いできて、とてもとてもhappyでした。

まだちゃんとお礼を言えていないのですが、この場をお借りして、逢ってくださったみなさまに、心からの感謝を!

そして、名古屋遠征の前日、いろいろと予期せぬ出来事があって、夜も遅々になってTwitterでヘルプを求めたのですが、本当にたくさんの方に助けていただき、事なきを得ました。

この件に関しても、感謝の気持ちでいっぱいです。

なんだか順番的にも、気持ちのうえでも、いろいろと理想的なタイミングだったなぁと思い返しています。

というわけで、心も動くようになり、気力も戻ってきたことだし、ここしばらくは、旅の記録と名古屋ライブの記録と。

二本立てで書いて行こうと思い、今日は少しずつ下書きをしていました。

明日にはいくつかアップできるかと。

それにしても「自分の心の声が聞こえなくなったときは」な状況にまさしくなっていたわたし。

今思い返してみると、いろいろなことがあまりにもタイムリーで、必然だったように思っています。

その瞬間瞬間は、そこそこ深刻だったのですが、今となっては面白い経験をしたなぁと振り返っています。

日記をさぼっているうちに、KinKi Kidsの年末年始のライブのブルーレイの発売が決まったり、つよしさんの銀魂出演の第一報が来たり、ビジュードの新CM情報もやってきました。

その辺は、書いていなくても、情報はしっかりと追っていたのでちゃんとぬかりなく動いてます(笑)

順番からいくと旅が先ですが、ライブの方が時間を置くと記憶がなくなっちゃいそうなので、そちらから書いて行こうと思います。

今回は少しだけメモを取ったので、短期集中で書きたいです。

受け継がれる「どぼっ!」な話とレッスン話。

昨日の拍手の量がトータルで「33」でした。

それだけでテンションが上がる、33分探偵脳!!

わ~い!!

たくさん押してくださって、本当にありがとうございます。

さらに、わざわざTwitterや拍手コメントで感想をくださった方々もたくさんいらして。

感謝の気持ちでいっぱいです。

いつも訪れてくださって、ありがとうございます。

いただいた感想の中に、次の日記のヒントがあって、ちょっとおもしろいことに気づいたのですが、その話は別途書くとして。

今日の日記は全然違う話です。

日々、ものすごいスピードで米や調味料が減っていくのでびっくりしています。

米はお弁当を作っているから仕方ないとして。

酒、みりん、お醤油、砂糖、お酢、コンソメ、鶏がらスープの素、白だし。

このあたりが一軍ですぐになくなる調味料。

そして、それに準じてなくなるのが、ウスターソースオイスターソースに豆板醤。料理用ワインに月桂樹の葉っぱ・・・かな。

このあたりの調味料って、ものすごく早くなくなったりしませんか?

ちょっとー誰が使ったの!?って思うくらい、気がつけばなくなっているけど、多分どう見ても使ったのはわたしなのでありましょう(笑)

同じように、知らないうちに?とんでもなく減って行くのが卵と牛乳で。

卵は生協で最近週に2パックずつ買っているのですが、お弁当の卵焼きや、日々のごはん作り、それから家族が食べる納豆と共に減ること!減ること!

牛乳は震災以来、ずっと「種」だけ時々変えつつ続いてる手作りヨーグルトにも使うので、週に4本くらいのペースで買っています。

でも、こちらも冬場は「ラテ」になったり、夏場はアイスコーヒーにしたりして、ものすごい量消費されて、あっという間に足りなくなります。

ちなみにわたしが次のヨーグルト作成用に、作りたてのヨーグルトをよける容器がこれ!

ちょっとテンションが上がる大仏プリンの空き瓶です。

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ちょっと前、あまりにもエンゲル係数が高かったので、かなり食費を削ったので。

ここ数年、食卓がしょぼくなりすぎないように、クックパッドやテレビのクッキング番組などをよく見ていて。

素材が勝負というよりは、手の掛け方で勝負みたいなお料理の仕方をすることが増えました。

たとえばクックパッドだと、切り干し大根ときゅうりの二品とかでも、検索すればいっぱい出て来るし。

一見豪華だけど手がかからない「なんちゃって料理」も多いので、友人たちと情報交換しつつ、片っ端からトライしてみたりしています。

ところが。

主婦あるあるだと思うのですが…

一応最初は書いてある通りに調味料を入れても、ちょい足しせずにいられない主婦のサガ!

そして結局は砂糖を足したり減らしたり。

ここにみりんは多すぎじゃない?と勝手に減らし。

いくらなんでも汁気が足りなくない?ともうちょっと出汁を足し…

とやっているうちに、結局何を見て作っても、やっぱり家の味になってしまうという罠(笑)

最近さらにひどくなって、材料まで、ありもので足したり引いたりするから、元の料理とは似ても似つかぬものができたりもして。

まあ時により運により??勝ったり負けたり(笑)を繰り返しているチャレンジャーなわたしです(笑)

先週なんて、友人が「3分間クッキング見て~♪」というのでテレビをつけたら鶏肉のレンジ蒸しをやっていて。

お互い一日くらいの「ずれ」で同じものを作ったはずが、冷蔵庫の中身や、家族の好き嫌いも加味して、どっちも3分間クッキングからかなり離れたものになったという(笑)

ありゃりゃ?でも、まっ、そんなもん!なのでありました(笑)

で。
最近さすがに自分でもいろいろ作るようになりつつあるアネに

時折「おかあさん、あれどうやった?」と聞かれるわけです。

「しょうゆ、どのくらい?」「どぼっ!くらい。」

「酒は?」「どぼどぼかなぁ?」

「ええーーーっ!?汁気、ほぼないけど!」

「じゃ『3どぼ』にしたらいいんじゃ?」

なんて。

超てきとーな母(わたし)はこんな風にいい加減に答えるのが常。

計量スプーンとか使わずに、豪快に、調味料のボトルを持って、鍋の淵から回し入れるずぼらっぷり。

それが最近アネにも移ったらしく。

職場で、自分で作った弁当を同僚にふるまって「この肉じゃが、どのくらいみりんを入れてるんですか?」と聞かれて、思わず「2どぼ」くらいかな?と言ったとか。

もちろん同僚が「どぼ」ってなんですか?と食いついてきたそうで(笑)

我が家の「隠語です!」と言ったそう。げらげら。

「つい日ごろの癖が出た!」「恥かいたじゃ~ん!!」な~んて怒ってました(笑)

母から子へと受け継がれる「どぼ」単位。

な~んて話だけじゃアレなので(笑)

ちょっと前にしたツイート。

時々、おばあちゃんが農家さんといううちの生徒のこーちゃん家から、こういうのをいただきます。

うれしいです。

3年生になった、うちの教室の「こうちゃん」とは、まだまだ完璧ではありませんが、少しずつ距離が縮まってきている実感はあります。

彼は、時としてまるで野生の動物か?というくらいとてもとても用心深くて。

少し距離を置きつつ、わたしの言動や行動をものすご~く注意深く観察しています。

「3歩進んで2歩下がる~♪」です(笑)

ピアノとはわたしとよりもずっとずっと仲良くなりつつあって。

とても熱心に取り組んでいて。

教則本はあっという間に3冊目ですが…

煮詰まってるなぁと思って、下手に声を掛けると怒られたりもするし。

助けてあげようと手を出すと払いのけられたりもし。

かと言ってほったらかしておくと、傷ついた顔をするし(笑)

なかなかにめんどくさい。

ご機嫌がいい時は、後ろからドン!と身体ごとぶつかってきたり。

わたしがかけているメガネを、にこにこしながらしつこく取ろうとしたり。

時として、止まらないくらいよくしゃべったりもします。

今やっているゲームの進展。

兄弟のこと。

おかあさんの体重!!(怒られるよ!)

(学校では相変わらず、誰とも一言もしゃべってないそうです!わたし的にはぜんぜん信じられないけど、通学班が一緒の生徒がそう言ってました。)

無理に距離を縮めようとすると、素早く距離を開けられるので、こちらも用心深くならないと(笑)

とは一応思っているけど、腫物にはしません。

度を越えたら、ふっつーに怒るし、ヤダと言われてもやるときゃやる。

とはいえ、一見むずかしい生徒と、だんだんに距離を詰めていくプロセスは、今までも何度も踏んでいて。

そういう子ほど、本当に仲良くなるといいレッスンができるようになるというのも経験上よくわかっているので、のんびりやっています。

たとえば4年前に出会ったことちゃんのように・・・

彼女とのレッスンはこのところ、わたしの楽しみで、癒しです。

こんな日が来るなんて!!

最初はまるでレッスンにならない日がどれだけ続いたことだったか!!

あんなに徒労な日々が続いたのに、ご両親がやめなさいと言わないでいてくれたこと、本当に感謝しかないです。

最初のころのいきさつを覚えていらっしゃる方々は、今の彼女を見たら、きっとびっくりされることと思います。

今は、転職して、お家でパソコン関連のお仕事をされている「例の」お父さんがいつも送り迎えをして来られて。

毎回、ことちゃんそっくりの生真面目でわたしに縋るような瞳で「先生、今週のことはどうでしたか?」と必ず進捗状況を確認されます。

「僕、毎週ことと一緒に練習するために、ひと足先にことに内緒で練習してるんです!」

なんておっしゃってて。

ああ、本当に・・・この親子は、なんてまっすぐなんだろうと驚嘆します。

親子って似るんだなぁとも思うし。

それだけ必死になるから、時として煮詰まっちゃうんだなぁとも思うけど。

でも、その親子練習の効果もあってか、ことちゃんはメキメキと上手になってきたし。

もうパパなんて大っ嫌い!!と泣くこともありません(笑)

4年生になって、お友達ともいっぱいおしゃべりできるようになりました。

なんだかとっても失礼なのですが、親子でうちの生徒のような気さえしてきた今日この頃です(笑)

そういえば・・・

ライブの感想が終わったことについて。

「レインにしちゃ、今回速くない?」と、友人から鋭いご指摘が(笑)

そうなんです!そうなんです!

先週、絶賛試験勉強中だった中2のリカちゃんと、ピアノの後のふとした雑談の中で。

「なんでこんなに必死に勉強してるんだろ?意味がわからない!」みたなことを真面目に言ってて。

根が真面目だから、言われちゃうと「やらない」という選択肢はないようで。

超寝不足と疲れた顔。

でも、ふとこんなに勉強に時間を掛けることや、必死な自分にむなしくなるとか言っていて。

「これ、後々役に立つのかなぁ?」

「英語とか数学とかさ、いらなくない?」

「陸上とはなんの関係もない!!」

(彼女は陸上部のエースなので、いつかそっち方面へ進みたいと思ってるらしいです!)

とかって愚痴ってて。

ああ、わかるよ!そういう時ってあるよね?なんて。

「この年になったってそういうの、あるよ。」

「時々我に返ると、なんでこんなこと始めた?みたいなこともね。」

と話したら、ことのほか食いついてきたのです。

「え?大人になってもあるの?」みたいな(笑)

 実はその時にわたしが取り組んでたのは、日記に自分が見たライブの感想を書くことだったから、彼女とは全然重さが違うし。縛りもなけりゃ、やらずにやめたっていいわけですが・・・自分でやろうと決めたことには違いなかったし。

せっかくそんな話をしたし。

とりあえず、意味があるかどうかは別として。

今やってることを、お互い声を掛け合いつつ、やり遂げよーぜ!!

みたいに盛り上がって(笑)「今日まで」という縛りを作ったのでありました!!

時々Lineで「リカちゃん、ちゃんとやってる?」「先生も一応やってるよ~!」なんて会話しつつ。

今日がレッスン日。

彼女の試験もおとといで終わっているはず。

お互いに自分的に目の前のことをやり遂げたかどうか、報告し合うことになってます。

わたしの日記も、今回は彼女との約束もあって、なんとかいつもよりは「比較的」早めに終わりました。

 リカちゃんに会うのが楽しみな水曜日。

(もちろんわたしが何をやっていたかはりかちゃんはまったく知らないわけですけども、笑)

そういや先週の水曜日はこんな日でした。

今日も雨。

先週来ちゃった子たちには、今週はおかあさま宛てに、「お休みです!!」のメールをしてあります。

さすがに「今日こそお休み」が、ちゃんとみんなに覚えられていますように(笑)