先日、レッスンが始まる前に3年生の生徒としばし世間話をしてから、不意にレッスンノートを開いて、今日の日付を入れようとしたら、レッスンノートに血がついていました。
「今日、レッスンノートにシール貼った?」と聞いたら「今出るときに貼ってきた!」というので。
「ねえ、指から血が出てない?ノートに血がついてるよ」と教えてあげました。
指だったらバンドエイドを貼ってあげないと!…とレッスン室に常備してあるそれを手探りで取りながら言ったら…
「え?ケガしてないけどなぁ〜」と不審げな彼女。
マヌケなことに、血が出てたのはわたしの左の親指でした(笑)
「せんせー、痛くなかったの?結構血、いっぱい出てるよ?」と生徒。
ほんとだ!びっくり!
彼女が来る直前まで、わたしはその日の味噌汁用のカブを切っていたのでした。
結構ざっくり切れてるのに、まったく痛くなかったので気がつかなかったのです。
ところが、一旦気がついてしまうと、痛いのですよね〜これが(笑)
そして、生徒に笑われ、心配されながら、彼女のために出したバンドエイドを自分の指に貼るという(恥)(笑)(笑)
さらに平謝り。
「ごめんね〜ノートに先生の血をつけちゃった!ほんと、ごめんね!」って(笑)
もちろん怒ったりせず、笑って許してくれましたけど、このノートを開くたび、ああ、わたしが血をつけちゃったんだなぁと思い出すこと必至!!
申し訳ない!!(笑)
で。
その次にやってきたのが、5歳時のまこちゃん。
彼女は直前までご機嫌ナナメで泣いていたのだそうで、ちょっとあやしい雲行きです。
そんな日は、すぐに教本を出して宿題の曲をやろうとしても、うまくいかないことが多いので
「じゃ、手遊びしよ!両手の1のゆび、おとうさんゆびを出してごらん」
と言って、わたしも親指を出して。
4つの親指を並べてみたら、なんと、お互い左手の親指の同じところにばんそうこうを貼ってました。
まこちゃんの目が急にキラキラして。
「あはははは!!」
って。
すっごくおとなしいまこちゃんが、私と出会って初めて声を出して笑ったのです。
その声があまりにも屈託なくてかわいくてもうメロメロ@@@
「すごいね、せんせー。」
「おんなじところけがしてるね。」
「まこはねえ、しまじろうの紙で切っちゃったの。せんせーは?」
「まこねえ、妖怪ウォッチのばんそうこうがいいって言ったんだけど、ママはケチでだめだって(ぷぷぷ)」
急にいっぱいしゃべり出したよ(笑)
瞬時に引きずっていた不機嫌もすんなりとおさまり、すっごく楽しい気分になって、盛り上がったのは言うまでもなく。
ああ、何が幸いするかわからない(笑)スーパーミラクル。
しかもただ、同じところに絆創膏が貼られてた…ってそれだけなのに♪
まこちゃんの傷口はもう痛くないそうでよかったですが、わたしのほうはしばらく傷口がいろいろと厄介で、お料理をする時に困り、片づけをするときに困り、いろいろと面倒だったのですが、少なくとも偶然まこちゃんのピンチを救ったので、よかったと思うことにしました。
やっと治ってきたところ。まだ痕は残ってるけど。
超どうでもいい話ですが「これぞ怪我の功名!」と言いたかっただけの日記でした〜(笑)