ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 土日顛末記 その1 土曜日

ゆうべはとうとう堂本兄弟も見ずに寝てしまいました。
あまりにもハードな週末。久々ヒールのあるブーツで2日間散々歩き回ったので、足は棒だし。
目はかゆかゆ。鼻はぐずぐず・・・これは言わずと知れた花粉症。
最初にまず、土曜日の行動を書き出してみると。

☆カーブス(10時から)→そのまま買い物(12時前に家に到着)→レッスン(1時から)→六本木(2時半出発からの8時半帰宅)→夕飯支度→9時頃から夕飯

この日は、昼からOL時代の友人たちが集まっているということだったのですが、どうしてもはずせないレッスン、そして翌日も出かけるので家族への遠慮もあって、ランチはごめんなさいして、レッスン後出かけました。
輪の中心には、この日下の子の中学受験が終わり、京都から旅行がてら来ていたOL時代の親友。
相変わらず華やかで人目を引く美しい風貌をしている上に、自分の親も医者、夫も夫の家族も全部医者というとんでもない家の奥さまにも関わらず、全然気取ったところがなくて、いつだって超自然体。
見栄とか体裁とか皆無なのが凄いです(笑)
くだものにたとえるなら「みかん」のような人。マスクメロンであっても不思議はない環境にいて尚、やっぱりみかんのままの彼女がやっぱり大好きだと思いました。
同期入社と言っても入社が昭和60年。どれだけ時間が経ってるんだ!という感じですが、みなさまちっとも変わっておらず、ジュリアナ東京とか行ったよね〜同期の男女30人で新入社員の分際で会社の前に貸切バスを仕立てて、退勤後一泊で伊豆に行って「前代未聞だ!」とか言われたよね〜なんて凄い話も飛び出してゲラゲラ(笑)
そうなんです。
わたしたち、バブルの真っ最中の入社で、なぜかほんとに粒揃い(わたしは異端児系〜笑)ちなみに男子も仕事も遊びも一生懸命という人が多くて、誰でも幹事ができるのが自慢!(笑)的な強者が揃っていて、当時「花の60年入社組」とか言われてました。
この男子にも女子にも先輩にも後輩にも不思議と人気があった「みかん」のような彼女と、もうひとり、くだものに例えるなら「もも」かなぁ「マンゴー」かなぁという強烈にオンナを前に出していて(笑)男子をすいすい引き寄せるYちゃんと、音大出身の異端児、一見お嬢様、中身は超庶民でいつも社内をぱたぱた走って叱られてたわたし(笑)の3人はなぜかとってもウマがあって特別に仲良しでした。
タイプがまったく違う3人の22歳があちこちふらふらしているんだから、当時そこそこもてたはずなのに(いえいえ、わたしは違いますよ〜、笑)なぜか誰も彼氏がおらず「いい女が三人もいて、なんでこんなところでいるのよ〜!?」なんてバレンタインやクリスマスに新橋の小さな小料理屋でガンガン飲んで帰ったり(笑)
全員色が違うから誘いやすいということで、よく合コンにも人数合わせに呼ばれたりもしたのですが、なかなかにスリリングでハチャメチャで、何度やってもちっとも誰ひとりとして身は結ばず(笑)好みじゃない人に好まれたり、いいと思う人には敬遠されたり(笑)そしてまた小料理屋でくだをまく。今思い出しても笑えます。
そんなダメダメ3人組もみんなそれぞれ結婚してママになれたところをみると、そんなに焦らなくてもよかったね〜なんて。
そして同級生同期同士でもよく遊んでいて(笑)同期で結婚したカップルも何組かありますが、4年生大学出身の同級生同期同士はあんなに仲良く遊んでたのに、ひとつもカップルができず、男子の結婚相手は同じ同期でもうんと年下ばかりだったところを見ると、よく言えば飾らないつきあい、悪く言えば悪友だったんだなぁみんな。
それもまたいい思い出だけれども(笑)
さて。くだんのみかんのような友人は、一人であちこち電話を掛けまくって「あたしが行くから遊ぼ!!」と言いまくったけど、意外と集まらなかった・・・とけらけら笑って膝を叩いてました。
10人で予約したというので「そんなにいるなら、わたしは仕事も用事もあるし、行かなくてもいいかな?」と思っていたのですが、蓋をあけてみたら「ふたりかもしれない」とシュンとしたメールがあったので、それはあんまり!!と駆けつけたわけですが、結果的に遅れてきたりなんだりしながらも、わたしを入れて最後は5人になって、彼女が泊まっている六本木グランドハイヤットのラウンジでプチ同期会。
そもそもかのホテルにも入ったのが初めてで超庶民のわたしはドキドキしてしまいました(笑)
ビルの間に落ちていく夕日がそれはそれは美しくて見とれましたよ。そしてグレープフルーツジュース一杯しか飲まなかったのですが、その代金の凄さにも驚きました。さすが六本木。さすがのホテルラウンジ価格(笑)
そして、友人ってば、ベンツの奥様が学校の前にずら〜っと列を作るという凄い環境に身を置いても、やっぱり奥様仲間に染まらず、自分を失わずひょうひょうとしているらしく、さらに結婚した年齢が遅かったこともあって、子どもたちの幼稚園時代から、周りの奥様方に「アネゴ」と呼ばれ一目置かれているらしいです(笑)
上のお子さんは奈良の一流進学校の高校生で、そんなところに入学させるのは絶対にそんなに簡単じゃなかったはずだし、いろいろ凄いはずなのですが、自分のカッコ悪い話を平気でするし超自然体なので全然イヤミじゃないのです(笑)やっぱり不思議な人だ。大好き。会えてよかったなぁと思います。
そしてもう次にもっと大きく同期会をやろう、自分が企画するから・・・とひとり先走り、もうお店やら何やら決めようとしていて、そもそも京都在住なのにそんな遠くから幹事をやらなくても・・・そんなとこ変わらないなぁとみんなでゲラゲラ。
そんな彼女が帰り際にさりげなく横に来て「ねえ、レイン。オトートくんは元気?わたし、ずっと気にしてるんだからね。そう、元気なの。就職活動中?ほんとよかった。次は家に呼んでよ。またアンタの家族にも会いたいし。オットとも呑みたいし。ほんとに困ったことが起きたら、すぐに言うのよ。力になれることがあったらなんでもする」と。
その瞬間だけ真顔になって、あとはまた超どーでもいい失敗談を話してゲラゲラ笑ってる。
そんな古くからの仲良しさんに会えて、ものすごく元気をもらいました。
同期と言えば、ここ数年の間に、同期の間で最も美しいと評判だった女子がふたり亡くなっていて、なぜか美人薄命を証明しちゃってるね〜としんみり。
旦那さまが調子が悪い方たち。あの先輩亡くなったの知ってる?とそんな話もちらほら。
この日集まった子たちはみんな生き生きと働き、遊び、子育てをし、でもちゃんと綺麗だし華やいでいて、ああ、もうちょっとわたしも小ぎれいにしなくっちゃ・・・と思いながら帰ってきましたよ。
「それにしても、みんな、元気だね。家でぼーっとしてちゃダメね〜」と言ったら「はぁ?何言ってんの?『誰よりもいつも前を向いて全力で走ってま〜す!!』なアンタが言うか!!新入社員のころからちっとも変わらないなぁ(笑)」と笑われてしまいました。あんな頃からもうそうでしたっけ?ここでもまたわたしが回遊魚系、「Show must go on!」な人であることが証明されてしまいました(笑)
最後はみんなずっと元気でいなくっちゃね。そして、また遊びましょう。と解散しました。
なんとなく最近後ろ向きで、こんな華やかな場所は苦手だし「なにもわたしが行かなくても・・・」なんて思いつつ出かけて行ったのですが、やっぱり行ってよかったです。
どうもこの頃ネガティブに偏りがちです。ちょっといろいろと反省しました(笑)