ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 捉われない心

やっともうすぐ春休みが終わり。
先週と今週は朝一だったり、午後一だったり、3時だったり、11時だったり…変則的なレッスンと鼻づまりで(これは生徒にはなんら関係のないことですが、笑)なんとなく息苦しい毎日でした。
来週からは昼間もうちょっと時間が取れるかな。
書きかけの日記がすでに4つくらいあるのですが、どれからアップしようかな?
一旦口火を切ればいろいろ書ける気がするのですが(笑)最近どうも書き出す瞬間がむずかしいです。
そういえば昨日カーブスに行った帰り、何か忘れている気がしていたのですが、その正体がわからず。
家に帰ってすぐ気がついたのですが、SEDAを買うのを忘れちゃったのでした。いやん、悲しい。
今日もカーブスに行く予定なので、帰りに買って来ようと思います。とっても評判がいいので楽しみです。
shamanippon発売も間近だし、イベントでその濃厚な中身にも触れたしで、だんだんにつよし熱が上がってきました。
とはいえ来週末はSHOCK二度目もあるし、直太郎氏の兄弟も楽しみだし、これまでもこれからも…やっぱりなんでもあり〜☆なんでもあり〜で行きたいです。
さて。
ひとつ前に予告だけした「先入観」の話から。これは素直につよしさんに教えられたなぁと思ったこと。
この間のMarching Jの東京ドームといい、CD発売に引っ掛けたイベントといい、なんとなく始まる前はあちこちにもやもやしたムードが漂っていたような気がします。
たとえば、Marching Jの時はいわゆるパンダ論争の真っただ中で、東京ドームに行って募金をするということにまで是非を問う…みたいな空気になっていて、今思えばですけれども、肝心な出発点、被災地のみなさんに対して「何か役に立ちたい」という気持ちが既にどこか置いてきぼりになりかけていたような気がします。
今回の「紅縁会」も同様で、どうしても世間的に「CD発売イベント」というとあんまりよろしくないイメージがあって。
一般論としてですけれども、CDを売るためなら何でもやるのか?とか、どうせ買ってもらえれば中身なんてどうでもいいんでしょ?とか。
目の前のタレントさんを餌にいっぱい買わせる策略でしょ?なんて身構えてしまうけれども。
そしてやっぱり…どちらのイベントも発表になった時点では騒然となってました。
特にMarchig Jのイベントに関しては、どういう目的でどういう経緯でイベントの開催が決まったのかわかりずらかったし、様々な憶測gが飛びました。
しかし。
大事なのは「名目」じゃなくて「中身」。
それをつよしさんに教えられた気がしたのです。
わたしたちが細かいことに捉われている間も、彼はきっと主旨に沿ってまっすぐにイベントに心を寄せていたんだろうと思います。
まわりの空気やネットでの評判などに惑わされず、ちゃんとその日行われるイベントの主旨に沿ってまっとうに考え、その場でできる最良のことをちゃんと探り当て、鮮やかにやってのけていたように見えました。
Marching Jには参加していないので、わたし自身がその空気を語ることはできませんが、前に日記にも書いたとおり、ご近所さんからとても素敵な反響を教えてもらうことができました。
Marching Jのつよしさんがいかにまっすぐに語り、たまたまその場にいた自分のファン以外の人にまで「彼の被災地に何ができるかという話はおもしろかったわよ。ああ、そんな協力の仕方もあるのかと思ったわ。」なんて言われたり「彼がいてくれてその場がほんとに和んだわ〜」なんて反響を聞けば聞くほど、ちょっと主旨とはずれた論争の成り行きばかりを気にしていた自分があまりに的外れで滑稽。なんだかとっても反省させられました。
「紅縁会」にしても、確かに「イベント限定盤」はお金を払って予約しましたが、イベントの中身はしごくまっとう。
彼の話の中身はイベントの趣旨にもちゃんと沿ったセールスプロモーションにも繋がる内容で。
自分が常日頃思っていること、アルバムの中身について、アルバムができあがる経緯について、ライナーノーツ的なことを…
ここまでていねいに誠実に至れり尽くせりご本人から説明してもらえる機会なんてそうそうあることじゃない。
貴重な体験をさせてもらったなぁ…と思います。
特にわたしは、好きな音楽はジャンルを問わず、ただ聴くだけじゃなくて、ライナーノーツは何度も読む、とことん読みこむ、その作者が意図するものを知った上で味わいたいと思うタイプなので、発売前にこのイベントに参加できたことにより、更にニューアルバムに対する期待が高まったし、実際に指折り数えて待ってます(笑)すっかり彼の策にはまりました。
しあわせの檻の中(笑)もちろん鍵はかかっていませんが、ちっとも外へ出ようとは思わない(笑)
更に言えば、たとえば「やまとことば」について、奈良の歴史や仏像のこと、モチーフにした様々な事柄について、言葉の端々に勉強してるな〜というのが伺われ、なんだか背筋が伸びました。
繰り返し繰り返し、打ちこんだり、ひたすら歌ったり演奏したり、立ち止まって考えたり、歴史を紐解いたり、大きく手を入れたり、時には逆走したりしながらも…何年も向き合ってできたアルバムなんだろうなあというのが容易に想像できたし、イベントそのものも中身が詰まった、決して「やっつけ」ではありえない、考え尽くしてきたからこそ、ちゃんと自分のものになっている内容でした。
ここ最近の世の中は「どこかおかしいぞ!」「またか!」と思うことが多いから、ついつい何事にも疑心暗鬼になって「見ざる聞かざる」になる場面も多いのですが、そうやって耳をふさいでいるうちに、本当は聞いた方がいいことを聞き逃してはいないかな?
もしかしたらとても大切なことを見逃したり聞き逃したりしているんじゃないかな?
特に政治のことやメディアの情報には疑心暗鬼になり過ぎているのに、一方でツイッターやネットのなんやかんやにはわりと簡単に振り回されたり感情的になったりします。
まずはちゃんと自分を持たないと。そして邪念を捨てて目の前のことに集中すること。
な〜んて書いていたら、彼がイベントで繰り返し語っていたことともつながってきましたよ(笑)
イベントに参加して以来「彼ごと」に限らず、普段思っていること、思い方のクセみたいなものをちょっと疑ってみようかなという気になっています。
見たこともない新しい扉を前にすると、より見慣れた方、安心できそうな方、たくさんの人が入って行く方へと流れていきがちになるけれど、今年の春は、ちょっとだけ捉われずに新しい扉を開けてみよう。
仕事も趣味も、そして人間関係も。