ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[ドラマ] 僕の歩く道 他

 本当に寝てばかりいた3連休でしたが、ドラマはせっせと消化しました。追いついたドラマは、「のだめカンタービレ」と「僕の歩く道」「Dr.コトー診療所2006」で、他に「役者魂」の1話もみました。
 あと、未見なのが「セーラー服と機関銃」ですが、今のところ見たものは、全部続きを見る気満々になっています。肩が凝らなくて、真っ先に見れるのが「のだめ〜」と朝ドラの「芋たこ〜」で、「役者魂」は松たかこ嬢が素晴らしく魅力的に見えるし、コトーや歩く道は、重くても脱落したくないと思わせる何かがあります。やっと諸々追いついてきたので、秋の夜長は良質のドラマを見ながら、ビーズでもやりたいです・・・実はもう、道具は完璧に揃っているのですが・・・なかなかスタートできないわたしです。
 特に週末我が家の話題をさらったのは、「僕の歩く道」で、オトートが特にはまって、とっても熱心に見ています。自閉症のテルが、言われたことを言葉どおりにしか受け取れないことに関して、はらはらしたり、心配なあまり怒ったりしつつ見ています。ドラマの中のテルは「空気読めよ」とか、「気が利かない」とか、いろいろなことを言われますが、気がつけば障害を持った人に限らずに、コミュニケーションというものが元来とってもむずかしいということに思い至ります。「何にも言わなくてもわかってもらえると思うこと自体、そもそも幻想?」とか、「言えば理解しあえることを、言いもしないでわかってもらったつもりになったりするから、結局うまくいかないんだ」とか、オトートといろんなことを言い合いながら見ました。
 目に見えにくくて、一般人に障害が理解されにくいということに関しては、病気の違いこそあれ、オトートももちろん様々な思いを抱えています。彼の筋肉の疾患は今のところ普通に生活している分にはちっとも見分けがつかないのです。そんな彼にとっては、「テルの歩く道」を見ていて励まされることも多いみたいです。アネもアネで、春から心のバランスを崩して苦しんでいたこともあって、人を怖がっていて言葉が足りず、いまだに人と正面きってぶつかって行く勇気が見出せないみたいです。そういう子たちにとっては、テルの姿が励ましになったりもするのでしょう。
 考えてみれば、外国との間に起こりやすい「誤解」も広義に言えばこれらと案外一緒かも。テレビを通して、テルを知ろうと努めることは、すべての人々と、なんとかコミュニケーションを図ろうとすることと、遠いようで近いのかもしれないと思います。
 とりあえず、「どうせわかってもらえない」とあきらめずに、「わかってもらう努力をしてみなきゃダメじゃん」と何回も言っていたのは、オトートです(笑)すっかりその気になってます。影響されやすい奴だこと(笑)