ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 伊豆旅行

 2日〜4日まで、伊豆下田に行ってきました。 
 初日と2日目はず〜っと宿のチェックインの時間まで浜辺にいて、ずいぶん日に焼けて帰ってきました。バロンが前回よりも消極的になってしまったのにはわけがあって、それは喜んで波打ち際まで行ったものの、いきなり波を頭からかぶってしまって懲り懲りしてしまったらしいのです。その後はずっと、パラソルの下に陣取って、家族が水から上がってくるたびにちょろっと出てきて遊んでは、また安全なパラソルの下に戻るという…情けないことになっていました。
 とはいえ、彼はただただ家族にくっついてくるのがうれしい犬なので、大喜び。移動用の青いバックを取り出すたびに、置いていかれては大変と、真っ先にバックに飛び込んでは、パタパタ尻尾を振っていました。バロンの満足げな寝顔を家族みんなで、かわるがわる眺めてはにこにこ。「まるで赤ちゃんの親みたい」という場面が何度かありました。
 お天気は奇跡的に暑さも戻って、海水浴には最適。一番喜んで座る間も惜しんで遊び倒したのがオトート。海好き、サーフィン好きなオットとともに、二日目はボディーボードで遊んでました。
 アネはというと、海に入ったのはちょろっとだけで、あとはひたすらパラソルの下で横にバロンをはべらせて、イラストを描いたり音楽を聴いたり。パラソルの中は、風が抜けて案外快適なようで、鼻歌交じりに楽しそう。おまけにお菓子も食べ放題だし(笑)彼女の横顔を眺めていたら、オフコースの鈴木さん作曲の「汐風に〜♪頬染めた君の〜髪が揺れてる〜♪」という、古い古い歌を思い出して、思わず口ずさんでいました。「汐風のなかで」という曲です。それから「潮の香り」という曲も思い出して、これも小さな声でではあるけれど、熱唱モードで鼻歌を(笑)確かこの曲も鈴木さんの歌だと思ったのですが。オフコースのファンをしていた頃は、なんといっても小田さんファンだと思っていたのですが、この旅の間、鈴木氏の曲ばかりが頭を巡ったわたしです。いずれにしても、曲を聞いて娘を思い浮かべているなんて、わたしも結構年?とちょっとショックでした(笑)
 わたしはというと、意味もなく浮き輪でちょっと沖まで行って、鼻歌まじりにお日さまと潮騒を体にいっぱい浴びてぼ〜っとするということを繰り返していました。その合間に本を読んだり、オットと一緒にビールを飲んで、バロンと一緒にテントでごろごろしつつ、うとうとしたり。
 2泊とも別のところに宿泊したのですが、海からとっても近くて、それはとってもよかったです。特に2泊目は眺めが最高でした。
画像は部屋からパチリと撮りました。各部屋オーシャンビューで、海が本当に近かったの。
 この宿の夕飯はバーベキューで、イセエビでしょ、さざえでしょ、マグロの喉の部分でしょ、スペアリブでしょ、鶏肉のモモでしょ、た〜っぷりの野菜に焼きおにぎり。それに地元で取れた新鮮なイカ。こんなに安価でこんなにリッチなバーベキューができるなんて、しあわせすぎて食材を前に武者震い(笑)行ってよかったです。
 2泊とも、日が暮れるととにかく眠くて眠くて、9時には寝てしまうというすごく健康的な我が家でした。パソコンから離れたいというのが、目的のひとつだったのですが、1泊目の宿の各部屋にMACが置いてあって、パソコン使い放題だったのが、ちょっとだけ残念でしたが、くたびれたせいか、誰もあんまり触らなかった気がします。夜は家族で人生ゲームをして遊んだりもしました。
 わたしがず〜っと読んでいた本は「ハリーポッターと謎のプリンス」上巻だけ、なんとか読み終わりましたが、まだまだ半分残っています。十分楽しく読んでいるのですが、読み始めると数分で眠くなっていつの間にか寝てしまいます。そんなこんなで、もっと読めるはずだったのですが、案外本は進みませんでした。休養しに来たんだからま、いっかと思うものの、ちょっと残念。
 潮騒の音、ゆっくりと流れる時間、テレビや音楽から少し遠ざかった生活。そしてメールとも離れ、パソコンからも遠ざかり、お仕事のこともすっかり忘れていた3日間。静かで心穏やかな毎日。至福のときでした。
 途中で案外こういう生活もいいかも、と思いました。スローライフという奴ですかね。家事を中心にした仕事に精出しつつ、畑を手伝ったり体を使った仕事で一日を過ごした後は、夜はさっさと早寝する生活。テレビや雑誌のチェック、パソコンに当てていた時間を、もっと違うことに使えそうです。夜全部の家事を終えてから、心地良い疲労感の中で、ゆったり潮騒を聞きながら、毎晩読書や縫い物をするっていうのもいいかもなんて。オットはきっとわたしじゃ、数日ももたないよと言いますが(確かにね、笑)
 なんにせよ、自分の生活をもっとシンプルにしたいです。お金や電波を使わずに楽しめることはまだまだあるはず。気がつけば夜中までパソコンを開いて、ず〜っとカタカタやっているようじゃ、どうみても不健全です(笑)
 少なくとも親であるわたしたちから体内リズムを元に戻して、ちゃ〜んと朝日と共に起き、日付を越えないで眠りたいものだとつくづく思った伊豆旅行でした。