ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 途中まではうまく行ってたんだけど!!

 今日のレッスンは、切れ目なく4人続くので、こりゃあ大変だ!と新宿を早めに切り上げて、大荷物を持って最寄り駅まで帰って来ました。
 そこで更にてんぷらとおそばを買い、夕飯はてんぷらそばだ〜!、万全だ〜!とはあはあ言いながら自転車を飛ばして家に帰って来ました。
 今にも雨が落ちてきそうな空を見上げながら洗濯物を取り込み、なんて素晴らしい手際の良さ、と自分にほれぼれしていたら「ピンポ〜ン!」とまさしくそのタイミングで生徒が来ました。
 こりゃあ、なにもかもうまく行きすぎ・・・と天狗になっていたら、やっぱり大きな落とし穴が(笑)ひとり目の生徒のレッスン中から立て続けに電話が鳴り・・・なんと、その後の3人全員がキャンセルという事態になりました。こんなことは初めてです。
 そういえば、今日は地元の小学校が開校記念日なのでした。ある子は映画に行った帰りに渋滞に巻き込まれキャンセル、ある子は遊びつかれて寝てしまい、来週に延期。そして最後の子は公園から帰ってきたら高熱があったそうです。
 そりゃあ仕方ないことなのですが、なんだか拍子抜けしてしまいました。がっくり。そして来週がとんでもないことになっています。もう学年末の半日授業のようなので、午後のレッスンが振替正規混ざり合って、ぎっしりです。7レッスン、8レッスンなんて日もあります。「ファイト!わたし!」
 さて、3連符というのがあります。同じ長さの音3つで1拍になるという音符です。これを左手で弾きながら、右手でその中に2個づつ8分音符を入れていくという曲があって、2年生のSちゃんは、とっても混乱しています。「3つの中に2つを半分こに入れるなんて一生ムリ!」と言うので笑ってしまいました。「一生」かけなくたって、できるって(笑)「いっそのこと、伴奏を変えちゃうってのは?」「ここの左手はお休みにしよう」次々と斬新なアイディアを繰り出して来るので、おかしかったです。そういうことを考えている間に練習すれば、アッという間にできるのに。
 そして、彼女はお得意の「サザエさん」に逃亡。この子のすごいのは、ゲーム感覚でなんでも簡単に移調ができること。「おさかなくわえたどらねこ」の部分を、ドファファファでもレソソソでも、ミラララでも、ファ♭シ♭シ♭シでも、どんな調にも簡単に移調して弾いてしまいます。全部黒鍵でも、ぜんぜん平気。時々目を見張るほどむずかしいことをやってのけます。これは、わたしが教えたのではなくて、遊びの中で彼女が勝手に覚えて来たことだというのが尚すごいです。
 どうみても、そっちの方がむずかしいと思うのに、リズムの課題は棚に上げたままです。「もう一回やってみようか?!」と言ったら「来週ね!」と涼しい顔で言いました。「ま、いっか。」子供って本当に不思議ですが、おもしろいです。