ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[音楽]モーツァルト生誕250年企画 その1

(夕べ寝る間際にこの日記を書いたので、実際の楽譜を確認する元気がなく、説明不足もはなはだしかったので、今朝になって大幅に追記しました。1月28日 8:10am)
 今日、1月27日はモーツァルトが生まれた日です。(そして、翌1月28日は、何を隠そう、わたしの誕生日です、笑)
 こういう話題は日にちを選ぶし、今日のうちにいろいろと書いておきたいと思ったのですが、1度ではとうてい語りきれそうもないので、ちょっとづつ小出しに、書いていこうと思います。断っておきますが、わたしはモーツァルトに詳しいわけでもなく、本当のクラシック好きの人が読んだら(たとえば、うちの父とかね)おへそがお茶を沸かし始めるくらいの勢いです(笑)ただ、クラシックというと、どうも敷居が高いという人たちのために、「こんなに知らなくても好きになることはできるのね」と勇気を与えるっていうのも、逆説的にありかな・・・と思ったので、思い切って書いてみます。今日は、わたしが好きなモーツァルトの曲についてです。
 小さい頃からピアノを習っていたので、最初に出会ったのは、もちろんピアノ曲です。「子供のモーツァルト」(音楽之友社)という本が最初の出会いでした。当時子供向けに簡単な楽譜なんだろうと思ったら大間違いで、ぜんぜん初心者にやさしい曲集ではなくて、苦戦したのを覚えています。憤慨して先生に文句を言ったら、「よく見て御覧なさい。子供向けの本ってことじゃなくて、モーツァルトが子供時代に作曲した曲たちなのよ」と。なるほど、5、6歳のときの作品・・と、小さく欄外に書いてあります。こんなに小さい頃から世の中に残る作品を書いているなんて、「この作曲家は天才らしい・・・」と子供心にも思ったのが、わたしがモーツァルトを意識した始まりです。
 とはいえ、このあたりを練習していた当時は、ちっとも曲のよさがわからず、気がつけば途中でフェイドアウト。印象に残っている曲もありません。*1
 さて、時が少したち、いっとう最初のあこがれの曲は、多分ご他聞に漏れず、「トルコ行進曲(K331)」や「ピアノソナタ15番、ハ長調K545」あたりです。後者はソナチネアルバムに出てくる曲で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。練習嫌いだったわたしは、この辺が弾けるようになるまでが実に長くて、何度もやめてしまいそうになっては思い留まりました。このあたりまで来ると、逆に楽しさがわかってきて、やめたいとは思わなくなりました。
 後に、たくさん出会ったピアノソナタの中でも特にお気に入りは、8番のイ短調K310で、試験でも弾きました。疾走感があって、大好きです。それ以外では、K283や、K331〜333あたりも大好きです。大学時代の親友とは2台のためのピアノソナタをふたりで弾いたこともあり、楽しい思い出もあります。コミック「のだめカンタービレ」で、千秋とのだめも弾いていましたっけ。
 ピアノ曲以外の好きな曲を羅列しておくと、たとえば「アイネクライネナハトムジーク ロマンツェK525」「クラリネット五重奏曲 イ短調K622」「交響曲第40番 KV550」「ピアノコンチェルト21番 ハ長調 KV467 2楽章」このあたりが最初に浮かびます。多分もっともっといくらでもありそうですが、思い出せません。(思い出せば追記します)
 曲名だけだと、なんだかむずかしいの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どこかMIDIが聞けるところに飛んで行けば、必ず入っているような、どこかで聞いたことがある有名なものばかりです。マニアックなものはひとつも入っていません。ポピュラー曲で言えば、ベストアルバムに入っているような曲ばかりです。これを最初にあげておけば、多分わたしが好きな傾向がわかるかしらん?と思いました。
 「なんだコイツ?!わかってないな、難しい話は無理だな」と思われる方もいらっしゃるでしょう。そういう方には、多分もっとふさわしい専門的なサイトがたくさんあることと思います(笑)今後続きを読まれても、あまり専門的な話は出てきません。先に謝っておきます。ごめんなさい。つづきは、また「その2」で。ということで、ほんのさわりだけでその1はおしまいです。

*1:これを書くために、数十年ぶりに楽譜を見つけてきました。まず楽譜集自体が180円で購入されていることにびっくり。30数年前にして、すでにこの物価の差、笑。250年前なんて、想像することすらできません。)そして、ひさしぶりに中身を見てみると、今となっては知っている名曲ばかりでした。小学校当時のわたしの方のレベルが低すぎて、ちっとも理解ができなかったというわけです。しかも先にも書いたように、最初の5曲K1〜5あたりは、彼が5、6歳当時の作品。凡人(たとえば私?笑)には測りしれない才能とはこのことですね、まさに