ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 伊豆に旅行に行きました。

今回の旅行先は伊豆半島の先端、下田あたりです。高2と中2の姉弟と犬連れの旅行もあと何回できるでしょう。おとうさんが出張がちなこともあって、みんなで旅しながら近況を話したり、車の中で同じ音楽を聴いたり、例によってナビ子をネタに(我が家のカーナビのこと)笑かし合戦をしたり、楽しい旅になりました。
 泳いだ場所は小さな入り江の中央海水浴場です。もちろんトップシーズンなので、すいてはいませんでしたが、隣の海水浴場と比べるとまだまだゆったりしています。隣はというと若い子たちのメッカという感じ。チョコレート色の肌、ファスナーを完全に下ろしきったジーンズ、男の子グループと女の子グループのさざめきあう声、派手な帽子、考えられない細い腕や足。そこだけ外国のようでした(笑)
 それに反してわたしたちがいた方は、犬連れや家族連れがほとんど、なにより無料の休憩所やトイレがとてもきれいだったので、とても居心地がよかったです。画像は波打ち際のオトートとバロン。本当はアネのも載せたかったのですが、遠目で誰かわからないよ〜と言っても、水着の彼女の画像なんて載せた日には、寝込みを襲われて撲殺されそうなので(笑)断念しました。
 毎日とてもいいお天気だったので、海水浴にはちょうどよかったです。ただ、水は思ったより冷たくて、勇気を試されているかのようでした。伊豆って水があたたかいイメージだったのですが、そうでもなかったです。外気温は十分すぎるほど暑かったのですが。
 バロンは最初に水につけたとき、あまりの冷たさにさっさとくじけてしまい、無理やり波打ち際まで連れて行っても、申し訳程度に泳いだだけで、勝手に一目散にパラソルの下に走って帰ったりしていました。それでも家族が水に入っていると気になるらしく、意を決したように波打ち際まで走って、足だけちょっとつけてはくじけて戻るを何度も繰り返していて笑えました。かわいいねと寄って来たよちよち歩きの男の子に追いかけられて大慌てで逃げ帰ってきたり、なんにつけ弱っちい犬です。なので、お得意の「かわうそ泳ぎ」は今年はわずかしか見ることができませんでした。パラソルの下の、更に椅子の下の狭い場所にウツボのように入り込み、食いしん坊なので、何か家族が食べる気配を察すると、その時だけ椅子の下から出てくるっていうのがおかしかったです。
 移動中は子供たちがひたすら眠りをむさぼり、ペンションでは親たちがひたすら眠りをむさぼりました。ゆっくりできるのだからとたくさん本を持っていったのですが、本もほとんど読んでいません。「ぼーっと」選手権で優勝できそうな勢いでしたが、たまにはこういう時間も必要だったかも。
 それにしても海を前にしているだけで、なんだか気持ちが落ち着くのは何故なのでしょう?オトートはひたすら蟹を追いかけたり、浮き輪で波に乗ったり、ちっともじっとしていませんでしたが、他の3人と1匹はのんびりのんびり。
 最高に驚いた出来事は夕食に舟盛りがふたつも出てきたこと。たくさんすぎてめまいがしました。おかずは他にもたくさんあるのに。それぞれに金目鯛とハマチの大きな頭が乗っていて、子供たちは大喜び。もう舟盛りのことで頭がいっぱいです。留守番の猫たちにあげたいくらいだったのですが、もちろんそれはかなわず、一生懸命食べましたがやっぱり食べきれませんでした。
 食べながらもやっぱり子供たちはまだまだ魚が気になるようで「本当に死んでるんだよね」と目玉をつっついたり、口を開けてパセリを飾ったり、魚をネタに小さい子のようにふたりで大騒ぎ。部屋食だったので、よそに迷惑がかかることはないのですが、親たちはあきれつつも、たまにはこういうのもいいかと、こっそり笑いあったりしたのでした。
 今回旅行の準備はすべて自分でということで、旅行かばんをひとつづつ各自用意しました。親は全くのノータッチです。オトートが寝巻きを二組も持ってきていたり、アネが部屋で荷物を全部広げて探し物をしてみたり、部屋の中で誰かのかばんにつまずいたり「え〜?」ということもありましたが、運ぶときも、自分のものは自分でが徹底できてこのやり方は楽チンでした。