ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 「はるか17」「女王の教室」

 前のクールのドラマもたくさん残しているというのに、とりあえずこの2つを見てみました。(見逃すと、先々つまらないですからね)
 「はるか17」は、お疲れの金曜の夜見るのにぴったりだという気がしました。肩が凝らず、笑って見れそうな内容です。古田新太氏や、金子貴俊くん、杉本哲太氏など、共演者も好きな役者さんが多くて豪華だし、オカマのメークアップアーチストの彼もいい感じ。平山あやちゃんが、かわいかったです。
 「女王の教室」は、ホラーだったっけ?!と勘違いしそうなくらい、怖さを煽ってました。(最初の20分が異様に長かったです)また、和美ちゃん役の女の子のおびえている目を見開いた顔がリアルで、余計怖いです。一言で言うと、ぞっとした・・というのが本心で、今の教育の流れのわざと真逆をいく天海嬢の阿久津先生の言うことが共感できるなんてもちろん思えませんが、100%違うとも言い切れず、「製作者側に意図的に石を投げられている」ような気持ちになりました。
 ぞ〜っとしながらも、来週も見てしまいそうですが、子供と一緒に見たい番組ではありません。(実際は、たまたま見ていませんでした)中2のオトートはもちろん、高2のアネにだって、表面の氷のような空気を破って、感情的にならずにこの番組の言いたいところまでたどり着くのは、ものすごく困難な気がします。ましてや先生とうまくいかないと感じている子供たちや、実際にいじめにあっている子供、がんばっているのに成績の上がらなくて苦しんでいる子供にとっては、毒以外の何ものでもない気もします。毎日のように小学生と接していて、小学校の先生の友人もいるわたしとしては、教師も子供たちも極限までデフォルメされていることはわかるし、そこのところを足したり引いたりして見ることができますが、これを見て「やっぱり今の子はとか、こんな先生がいるの」とかって勘違いする人もいそうです。エンディングにメイキングの笑っている天海嬢を流したり、ハキハキダンスする彼女を延々流したのは、「これはお話だよ。」って念を押してるのかね?あまりの熱演ぶりに、「天海祐希ってこんな人なの?」なんてうっかり思う人がいないように、イメージアップ大作戦かなあ?なんてオットと笑ってしまいました。さて、この物語はどう展開していくのでしょう。ひとつ、気になったのは土曜の9時の番組ではないんじゃないか?ということ。土曜日は翌日も休みだし、子供たちもたくさんテレビを見る時間帯です。子供ターゲットの番組とはとても思えないのですが、どうでしょう?!それとも、これから別の展開になる?・・・う〜ん。