ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ほくほく

 ほしかったマルマンのルーズリーフ用ポケットリーフのA4版をやっと見つけました。東急ハンズ万歳!
 子供たち用の個人シールや進度表を入れるのにぴったりなのです。子供たちの間ではごほうびシールで黄色のレッスンノートの裏表紙をカスタマイズするのが流行っています。この映像のシールはごほうび用ではなくて、レッスンのたびに貼る出席シールや仕上がった曲のところに貼るシールで、これはみんな一緒です。これに対して今人気のシールは男の子たちはニモシールやトイストーリーシール。女の子たちは浮き出すシールや音符にちっちゃい石が入ったものが人気です。これらをどんな風に飾るか、その前に上手に弾いていかにして一回のレッスンで2個目のシールをイレギュラーにゲットするかで白熱しています。
 この間、何でも好きな歌を歌っていいよの時間のとき、3年男子のMくんが「君が代」が歌いたいと言ったのでびっくりしました。式のたんびに何度も歌っているのに、うまく歌えないとのこと。君が代の是非や、これを義務づけて歌うことに関してはいつも話題になっていますが、これを真面目に歌として練習しているという話はあまり耳にしません。でも真面目にきれいに歌おうとすると案外むずかしい曲でもあるのです。「どこで息をしていいかわからない」ともっともなことを言うMくんとあらためて君が代のアナリーゼ(音楽的分析)をしました。「千代に〜八千代に」とか「さざれ〜いしの〜」は一息で歌うんだよ。と言ったら窒息するかも・・・と言いつつ、大真面目に真っ赤になって歌っていました。
 この子は昨年うちに来はじめたばかりの頃に、ピアノの黒いボディーに写ったわたしの手をみて聴音のカンニングしていたあの子です。一年たつうちにしっかりと練習するようになって、最近突拍子もないことを言わなくなったのがちょっとさびしいです(笑)「あのさあ、僕もさ、もう3年だからさ、子供じゃないんだよ」って大真面目に言うので、「そりゃあそうだね」と口では言いつつやっぱりこっそり笑ってしまいました。大人になるのはゆっくりでいいよ。