ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 「どう転がっていくんだか?そしてここは何について語る場所なのか?」        

 わたしがパソコンに興味を抱くきっかけを作ってくれたのはKinKi Kidsです。1998年頃でしたか、偶然耳にした彼らの歌声を気に入ったのがそもそもの始まりでした。
 当時住んでいたマレーシアでは雑誌もかなり遅れてしか手に入らず、もちろん日本のテレビも見れない状況でした。ただレンタルビデオショップがあって、数週間遅れで、飛び飛びにいろいろな日本のテレビ番組を見ることができました。そこに「ラブラブ愛してる」のビデオもあって、それを見てすっかり彼らのファンになったのでした。
 その頃、わたしよりも先にパソコンをいじっていたのはもっぱらオットで、彼は仕事上の必要から一生懸命エクセルの本と格闘したりしていました。それを横目で見ていたわたしは、高いおもちゃだなあこれは、なんて冷ややかな目で見ていただけでした。
 ところが、何のきっかけだったか、彼らの情報がほしくてファンサイトをのぞくということを覚えたわたしは、もっと知りたい一心で彼らに腕を引かれるようにして、パソコンを知っていったのでした。要するにわたしが1からパソコンを覚えるきっかけをくれたのはKinKi Kidsだったのです。
 その後7年の時が経て、パソコンを本格的に習う日が来て、しかもインストラクターコースを受講しているなんて誰が想像したことでしょう?!ワードやエクセルの検定を受けまくる日がくるなんてよもや思っていませんでした。いつか外に出づらいお年寄りのためにピアノとパソコンを教える講座を持ちたいなんて夢まで抱いているのです。何がどうころんで、どんな夢へと広がっていくのか、わからないものだなあと思います。
 ところで、KinKi Kidsが運んで来てくれたもうひとつのもの。それは日記サイトやブログの書き手さんたち、ホームページの管理人さんたちとのステキな出会いでした。とっかかりはKinKi Kidsでも、毎日いろいろな方の文章を読み、書かれている方々の人柄や、KinKi Kidsファンという共通項を持った方々の日常にも深く興味を惹かれていったわけなのです。
 何人かの方たちとはお会いして親交を深めて来ました。共通項はKinKi Kidsだけなのですが、このひとつがあるかないかでは親しくなる速度が全然違います。たとえば初対面で向かい合っても話題に困ることはないし、彼らを会話のとっかかりにするだけで、ぐんと親しさが増すのです。更に親しくなると、気がつけば彼らの話を抜きにしても、十分に会話が成立するようになってきました。そんな出会いと発展をいくつか繰り返しながら、今、わたしの興味はKinKi Kidsそのものへの興味と並行してKinKi Kidsファンの方の日常にも広がっています。”KinKi Kidsファンの”学校の先生の、高校生の、大学生の、主婦の、会社員の、音楽家の、看護婦さんの、保育士さんのいろいろな日常に、限りなく興味を惹かれています。皆さんの日常を日記読者という形で共有したり、彼らの日々の出来事に一緒に一喜一憂したりすることが、今は限りなく楽しいし、しあわせです。
 ところで、どうしてこんな途方もなく壮大なことを急に語り始めたかというと、毎日読ませていただいているあいさんの「にっきのようなもの」で、かなり近いテーマで語られているのに触発されたからで、あいさんの日記の中で引用されていた
渋屋ユギさんのブログ
にも飛ばせていただき、なるほど〜と目から鱗の文章を見つけ、書いてみたくなったのです。ユギさんはご自身のブログの中で