ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 「いつもマルチタスク」

 本棚を何気なく見ていたら、一見面白くなさそうな本ばかりで驚きました。買ってまで読む本は2種類あって、ひとつは読みたくてたまらない本。これはもちろんすぐに読んでしまいますが、余程気に入らなければ残すのはスペースの無駄と思っていますので、さっさとリサイクルやら人にあげたりしてしまうので、本棚のスペースを塞ぐことは少ないです。これに対して、もう一種類、どこかで役に立つかもしれない本たち、勉強になるかもしれない本たち・・これが非常にやっかいにしてものすごく場所を塞いでいるのです。ジャンルで言えば、家事の本、料理本、教育関係音楽関係の専門書、年金や家計管理の本などです。マニュアル世代なので、こういう本があるだけで安心してしまうところもあります。
 しかしこの本棚の状況はゆゆしきこと。ということで先月末あたりから、朝8時15分から20分くらいをこういう本を読む時間として確保しています。読んだら大事なポイントだけノートに書くなりして早いところ処分しようと思っています。本棚には大切で何度も読み返したい本だけを残したいですもん、スペースの無駄もはなはだしいです。
 そして第一弾が上に載せたこれです。読まず嫌いせずにすぐに読めばよかったと後悔しました。ものすごくおもしろかったです。「はたらくママの」と書いてありますが、仕事と家事、育児と家事、いっぺんにやることに四苦八苦している人なら誰が読んでもすごく参考になるんじゃないかと思います。ちっとも堅い本ではないし、ずぼらなわたしでも片づきそうな気がする物の捨て方とか、自分の時間の作り方とか、「ママがしあわせじゃないと誰もしあわせじゃない」なんていう肩の力の抜けた哲学論とか、とにかくとても面白いです。
 特に仕事と子供に向かうときの気持ちの切り替え方とか、あふれる書類やらDMやら手紙の整理の仕方とか、「主婦はホームマネージメントの社長になったつもりで、家族チームを率いて楽にやろう」とかね。とても簡単で、おもしろかったです。
 ものすごく印象に残ったのは「ママの仕事は常にマルチタスク」という言葉です。何かひとつに集中しきるということができません。赤ん坊がいれば夜中に起こされるのは当たり前だし、インフルエンザになったって育児も最低限の家事も休めません。どんなに仕事が忙しかろうが電話もとらなくてはならないし、ご近所のつきあいだって自治会の用事だってはずせません。これらをいかに効率的に、できないことは無理しないで最も大切なことは忘れずに済むようにあらゆる工夫が書いてあります。
追記
 大事なポイントを忘れていました。
「片づけにせよ、郵便物の仕分けにせよその断面できれいにするのも大事ですが、何よりフォローアップが大切で、それをしなければ意味がない。」
というものです。そうそうそれが一番むずかしいから、せっかく片付けてもすぐにぐちゃぐちゃになる、美しさが数日ともたないわけなのです。それと合わせて
「習慣が身につくまでには21日間かかる」
というのもありました。耳が痛いですが、真実だなあと思ったので、読書タイムの後5分をフォローアップの時間に当てることにしました。さあて21日続くのかどうか??