ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ネタばれに気をつけつつちょっとだけ

 忙しい合間を縫って午前中に待ちに待った堂本剛「si:」のDVDを引き取りに行ってきましたが、哀しいことに夜9時までレッスンがつまっていたのでお預けで見れませんでした。それでも未練がましくどうしてもちょっとは見たくなって、1番見たいところだけってことで、大阪城ホールの前でやったストリートライブのところを中心にちょっとだけ見ました。今日の感想は音楽にはあんまり触れずにストリートライブを見た感じをチラッとだけ書きます。
 あの映像はコンサートでちらっと見てものすごく楽しみだったのですが、あのときはよく見えなかったし、こうしてはっきりした画面で見ると、皆さんなんていい表情で歌ったり演奏したり踊ったりしてるのでしょう。あの場にたまたま居合わせた人はどんなにか幸せだったことでしょう。
 今回のメンバー、チームワークが良いということはあちこちで聞きましたが、その日のコンサートを終えてすでにずいぶん時間が過ぎていて、くたびれ果てているはずの深夜にあそこまでしあわせそうにセッションしているのを見ていたら、そんなことは一目瞭然です。誰もが「仕事をしている」という顔ではなくて、楽しいからやっている顔です。特につよしくんよりうんと年上のバンドのメンバーのうれしそうなしあわせそうなことといったら。悪乗りしたり、大胆にフェイクを入れたり、飲みながら演奏したり、遊び心満載で自由なこと、自由なこと。(ホロ酔いだって興奮してたって、しっかり音楽が身についている人たちの演奏は超がつくほどハイレベルで、カッコいいのです、これが!)「今が至福の時間だ」って彼らの顔に書いてあります。
 そんな人間的にも音楽的にも大先輩のメンバーのうれしそうな顔に囲まれているだけで、つよしくんはうれしそうでしあわせそうで、そんな姿を見ているだけでこのツアーができてよかったねえとキュンとしてしまいます。(そこが主旨ではないにせよです。)
 もちろんつよしくんひとりを見ているだけでも「歌うことがただただ好きでたまらない」というのは十分に伝わるのですが、彼自身があえて自分だけに視線が集まるDVDにしたくはなくて、「参加してくれたみんなが主役でみんなで作り上げたコンサート」っていうのを強調したかったのでは?と思いました。
 それにしても、まだちょっとしか見ていないので、別途触れたいと思いますが、どうして彼の歌声はあんなに人の心を動かすのでしょう。観客はもちろんですが、同じステージに立っているベテランのミュージシャンたちにもあんな表情をさせてしまうのです。人の心をつかまえて離さないものすごい吸引力を感じているのはファンだけじゃないんだと見せ付けられた気がしました。確かに彼は歌うことが天職なのでしょう。
 そんな彼の声をひたすらに追いかけていたら茶の間があの夏に一気に戻りました。気負っていない素のテンションで楽しげに、時に切々と歌う彼の顔がまたステキなこと。何箇所か一時停止までして見てしまいました。だってちょっとの表情も逃したくなかったのです(また言ってるよって言わないで!)。ああ、続きが早くみたいです。でも明日もパソコンやらピアノやらであまりに忙しいので、これ以上はあきらめて初回のブックレットをめくりながら寝ることにします。・・・・・最後まで見たかったなあ!