ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ぞっとした話

最近「ぞっとした話」がたくさんあります。他愛もないものから、心底ぞっとしたものまでレベル分けしつつすこしづつ書いてみます。

  • 「ぞっと」レベル1

夕方に洗濯物を乾燥機にあわてて放り込んだままレッスンをしていました。終わってから取り出してみるとがさごそ音がして、???と思いつつ暗がりの中両手で手探りしていたらぼよよ〜んとした妙な手触りのものがあります。あわてて取り出してみたら熱でしわくちゃになったボディーソープの詰め替え用の袋が出てきました。袋が破れていなかったので中身は奇跡的に出ていませんでしたが、びっくり。買ってきて洗濯機の横に置きっぱなしだったのを洗濯物と一緒に放り込んでいたらしいのです。乾燥機中にこのソープがぶちまかれ、生乾きの洗濯物と程よくブレンドされた図を想像してぞっとしました。

  • 「ぞっと」レベル2

一番大きな中華なべを洗ってコンロにかけて強火で乾かしている時にチャイムが鳴りました。インターフォンを取ると泣きじゃくっているのがわかり、あわてて走って行くと帰ったはずの生徒が自転車の鍵をなくしたと言って青ざめています。「ちょっとまって、なべの火を止めてくるから」と言って階段を駆け上がりキッチンに戻ったら、ほんの数十秒の間になぜかコンロの隣にあったタオルからメラメラと炎が出ていました。中華なべが大きすぎて、端っこがタオルに近すぎたらしいです。なんという不注意!なぜかそれを見た途端に急に恐ろしく冷静になって、中華なべの火を止めてタオルを放り込み、上からフライパンのふたをかぶせて数十秒、空気を遮断しようと思ったのです。そ〜っと開けてみると火が消えていたので更に窓を開けたり換気扇を回したりして少しさましてからボールに水を張った物の中に燃えカスのタオルを放り込みました。
そしてその後、何事もなかったように玄関に走って生徒を探すと、もう鍵は見つかっていて、泣き止んでいました。「よかったねえ」と子どもを送り出してからもう一度キッチンに戻ったところで急に我にかえって、心底ぞっとしてドキドキが止まらなくなりました。インターフォンが鳴った時点で火を止めるべきだったのですが、先に出てしまったのには、更なる別のもっとぞっとした話がからんでいるのですが、それはまた別の話です。とにかく何事もなくてよかったです。
更にもっともっと「ぞっとした話」は続くのですが、それはまた別の機会に。