ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

房総!暴走?旅行記です。

2泊3日で房総に行って来ました。先日の日記で触れました通りカーナビデビューも果たして、一言で言えば「家族がひとりふえました。」という感じ、「ナビ子嬢」とすでに呼びならすくらい我が家に溶け込んでいます。
泊まったペンションが山の中にあったので、電波が悪くて一切携帯がつながらなかったのがとても新鮮でした。気になる大阪のコンサートの様子もなにも全然見れないし、当然ですがだれにもメールできないし、誰からもメールが来ません。いつも寝るまで携帯を肌身離さず持っているアネも早々電源を切って、ペンションのコミックを読んだりオリンピックを見たりしてゆっくりと夜を過ごしました。たまにはこんな夜もいいかもです。今回海では海水浴というよりも、バロンが泳ぐのかどうか?ということに興味が集中していましたが、一日目はおずおずと水際を歩きつつ、必要に迫られると仕方なく水の中に入って、泳ぎ?だよね?という程度に家族を追いかけていましたが、二日目ともなるとこれが、カワウソのように家族を追いかけて、スイスイ泳いでいました。沖にオットやオトートが見えると覚悟を決めたようにためらわずに自分から水に入って沖に向かって泳いでいく様子がかわいいことときたら、言葉にできないほど(親バカ失礼!)
初めて長いことリードははずしましたが、家族から全く離れようとしないのにびっくり、ずっと猫を飼いつけている身としては、動物というものはリードをはずしたらどこかへ走っていってしまうと思っていたのですが、犬ってそうじゃないのね?っとびっくりな発見だと思っていたらかつて秋田犬を飼ってオットがあたりまえだと笑っていました。塩水をいっぱい吸い込んだバロンをどこで洗おう?と心配だったのですが、海の家の人が、当たり前のように中にいれて人間と同じようにシャワーを使わせて下さってクリアー、バロンがワンとも言わない大人しい性格なのが良かったのか、どこでも親切にしていただきとても助かりました。(偶然バロンはおとなしい犬なのであって、飼い主のわたしたちががうまく育てたわけではありません。)オトートはずっと冷たい水をものともせず水に入っていて、アネはきれいな貝殻を探したり携帯で友達と連絡を取ったりしていました。私はと言うと、ひたすらボーッとして沖合いのキラキラの水面をながめたり、MDを聞いたりしていました。あ〜海は気持ちいいです。
 2日目に「マザー牧場」に行ったのですが、ここでもびっくりな出来事がありました。バロンと牛が鼻っさきをつき合わせて挨拶したのです。これには本当に驚いてしまいました。静かに見つめあった牛と犬は、お互いに興奮するでもなく怒るわけでもなく、そっと鼻同士をくっつけ合っていました。ちょっと感動的な出来事で、映像はこの時のショットです。マザー牧場もそうですが、たくさんの場所が犬連れOKになっていて、日本でも常識さえきちんと守れば犬と人が一緒に楽しめるようになってきたことを実感してうれしくなりました。ただ、せっかくドッグランにも連れて行ってあげたのに、暑さもあってかバロンは走らず家族の横にすわりこんだまま、ここでは離れてもいいのに融通がきかないなあ・・・なんて言う人間の方が勝手なのですが(笑)
 ところで「ナビ子嬢」はとっても有能な秘書で、誰も知らないような道を次々とナビしてくれて、面白い経験をいろいろしました。マザー牧場への道は、一方通行?と見まがうほどの細い林道を延々走り、大丈夫?大丈夫?と心配しているうちに何故か突然牧場の前にひょっこり出たり、海を指しているつもりなのに、どんどん山深いところに入っていき、いくつもダムを通った末に突然本物の海に出たり、首都高では渋滞が近づくたびに新しい道を瞬時に教えてくれたり(なんておりこうなんだ!)、面白い経験をたくさんさせてもらい、大満足でした。ナビ子がしゃべるたびにオットや家族がつっこんだりぼけたりするのも楽しいし、まさに新しい家族のようにナビ子を囲む会話がはずんだわけなのです。
 ところが帰り道みんなで「ナビ子」を讃えまくっていたら、最後に「ナビ子」にしてやられる事件が発生しました。コース案内におまかせしてしゃべりながら走っていたら、気づけば海ほたるに向かうレーンに入っていたのです。いきなり料金所で3500円(だったかな?その辺りの金額でした)と言われぶっ飛びました。もったいないけど引き返せないので「海ほたる」の中のコンビニでおにぎりを買って無料休憩所でお昼を食べて左右に広がる海の景色を堪能して帰ってきましたが、そんなに通行料を払うつもりではなかったので、ちょっとがっくりきました。海ほたるを出てからも川崎方面に向かっていることが何だか納得できなくて(我が家とは方向が逆!)ナビへの入力をミスったかとヒヤヒヤしましたが、そうではなくて高速がどこもとてもすいていて、スイスイ首都高速を走り抜けてあっという間に我が家に着きました。確かに早く着く道をナビ子が教えてくれたわけです。終わりよければすべて良しですが、もう少し貧乏旅行のニーズに合うようにナビ子を使いこなすには勉強が必要なようです。ちなみにオットお気に入りのBGMは「スキマスイッチ」で、早速ミュージックサーバーに落として(これはうそです、CDをかけているつもりで勝手に落とされていたのです・・・無知で恥ずかしい)ガンガンかけつつ運転してました。私はと言うと、高速道路のあちこちに「スーパーブルー」の大看板を発見してご満悦でした。子ども達とバロンはひたすら車中眠りをむさぼっていて、良く眠れるもんだと感心・・・わたしも学生時代はそうだったような気もしますが。
 とにかくそれぞれが自由に楽しんだ3日間でした。帰ってきたばかりなのにまた行きたいなあと思っています。