ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 いきものがかりの みなさんこんにつあー!!2010全国あんぎゃー!!〜ハジマリノウタ〜 in武道館 9月1日

ちらっと速報的に書きましたが、9月1日にいきものがかりのライブに行ってきました。
あらためて書いてみると、ものすご〜く長いタイトル(笑)結構早く席に着いたのですが、時々思い出したようにこのタイトルが大音量で流れて「おぉ〜っ!!」となっていました。
仲良しのそらちゃんが取ってくれた席はスタンド1階の東側のほぼステージの真横席で、モニターはあまり見えませんでしたが、ご本人たちは肉眼でばっちり。こちら側に来てくれると数メートル先には彼らがいて、まわり中ものすご〜く沸いてました。そらちゃん、いい席をありがとう!!
この日は彼らにとって初武道館だったのだそうです。
感動のあまり涙ぐむというような感じではなく(笑)終始3人ともニコニコととてもうれしそうで、見ているこちら側もすごくしあわせな場面に立ち会えた気がしました。
リーダーが「僕たちを支えて来てくれた方々との数々の出会いがあって、そういう方たちが『いつかは君たちを武道館に』とよく言ってくれていたのですが、その意味が今日やってみてやっとわかった気がします」というようなことを言ってました。
彼らと関わったスタッフさんたちにとっても、この日この場所は夢だったんだろうなあと思いました。
彼らに限らず、前に立っているひと組のアーチストさんの後ろには、影となり日なたとなり彼らを支えるスタッフさんたちが数限りなくいるんだろうな〜ということや、そのアーチストさんの喜びも悲しみも一緒に背負って立っていて、そんな方々もまた自分たちのアーチストさんがおもて舞台に出ることをどれだけ心待ちにしていることだろうとか…そんなことをつらつらと考えていました。
この日のライブにはWOWOWのカメラが入っていて、10月30日夜8時から放映されるのだそうですので、見れる方にはぜひぜひお勧めしたいです。
子どもからお年寄りまで、年齢性別問わず誰が見ても楽しいライブでしたよ。
ライブそのものの話をすると、1曲目のSAKURAからボーカルの聖恵ちゃんの声に圧倒されました。この方の生歌の凄さは予想してましたが、予想以上でした。
声の伸びが半端なくてしかもとっても素直なまっすぐな声。クレッシェンドもディミヌエンドも思いのまま、声のコントロールも自由自在で、CDよりも臨場感がある分だけ心に迫ってきた気がします。
絢香嬢が病気療養に入ってしまって以来、女性ボーカルの世界はちょっとさびしくなった?文句なしに歌姫と呼べる伸び盛りの女性歌手はいるのかしら?なんて思ってましたが、多分聖恵ちゃんは間違いなく次世代を担う正統派歌姫です。
歌だけじゃなくてかなり大きな声で煽ったり、おもしろいことを言ったりもしてましたが、最後まで歌のパワーは全然落ちず、バラードはしっとりとアップテンポの曲は跳ねまわりながらちゃ〜んと声も出てましたよ。
彼女の一番の魅力はとにかく心身ともにとっても健康的な感じがするところで、繊細過ぎずおおらかにしっかりと自分を持って歌っているように見えてとてもたのもしく思いました。
表現力も半端なくて確かな技術…と思っていたら彼女音楽大学出身なのですね。
かわいい顔して平気で「コマネチ」とかやっちゃうところも(笑)客席に媚びずに「そこ、笑うとこじゃな〜い!歌うところ!」なんてにこやかに訴えちゃったり、とっても好感度大(笑)若い男子だけじゃなくて、百戦錬磨のおじさんファンもいっぱいいるのがよ〜くわかりました。
彼女だけじゃなくリーダーの水野くんと山下くんも地に足がついた感じのとても魅力的な男子で、このライブでふたりとも歌がとっても上手だということを知りました。
3人が歌を歌う曲は「てのひらの音」1曲だけでしたが、もっと3人で歌えばいいのにな!というのが素直な感想です。3人ともナチュラルで素直な声質で、ボーカルが前面に出てくるとほっとするようなやさしい歌声。
それから山下くんのハーモニカの音がものすご〜く好きでした。聖恵ちゃんの声に彼のハーモニカの音が重なって、リーダーがギターを弾いてて…そこに暖色系の照明が当たったところでキュンキュン。わたしはどちらかと言うと3人だけになってバンドの音が薄くなった時の方が「いきものがかり」テイストが前面に出て好きでした。
「YELL」はNHK合唱コンクールの課題曲で、ずいぶん前ですが深夜にやっていた特番も見ました。この時はいきものがかりがあちらこちらの学校を訪問して中学生と一緒に歌ったり、中学生の歌を聴いたりしたのを記憶しています。聖恵ちゃんが「いきものがかりにとってたくさんの出会いをくれた曲でした」と語ってました。
中学生の歌を聴いて、自分たちが「聴き手にどう聴かせるか」にこだわり過ぎていることを反省したというようなことを言ってました。
確かにひたむきでまっすぐに歌う中学生のその時ならではの歌声もとても素敵だと思うけれども、いきものがかりが歌うYELLはもっと広い世代の人たちの心を激しく揺さぶる力があると思いました。
彼らの歌はどちらかというと静かなものが多いのかと思ってましたが、「じょいふる」(ポッキーのコマーシャルソング)とか気まぐれロマンティックとか、かなり盛り上がる上げ上げの曲もあって、立ち上がってタオルを回してみんなノリノリ。
そういえば「ブルーバード」や「ホタルノヒカリ」みたいな疾走感がある曲も結構リリースされているのでした。
いきものがかりさんたちは客席を煽ったり乗せたりするのがとても上手で、この日の武道館ははじめての「いきものがかり」ライブという方が結構たくさんいたのですが、最初に恥ずかしそうに静かだった会場がだんだん乗せられて熱く熱く盛り上がって行くのを見るのも楽しかったです。
MCでは客席を巻き込んだ「どこの県から来たの?!」「兄弟は何人?」なんて話で盛り上がったのですが、なんとなくNHKっぽいトークと言うか、老若男女誰でも楽しめる雰囲気があって中高生と思われる子たちも、おとうさんおかあさんも子どもたちも、みんなとてもにこやかに盛り上がってました。
すっごくうれしかったのが、いきものがかりのリーダーの水野さんが玉置さんのファンだったこと。
わたしと同じ日の国際フォーラムのライブでご本人にご挨拶したという話を聴きました。どっちの音楽も大好きなわたしにとってはうれしいMCでした。
彼らが神奈川出身で埼玉はライバルだと思っているという話も面白かったです。
実を言うと彼らが神奈川県出身っていうのがちょっと意外な気がしました。なんとなくより埼玉っぽい!?…と思ってしまった埼玉県在住のレインです(笑)
「SAKURA」「茜色の約束」「なくもんか」「ありがとう」「帰りたくなったよ」「YELL」「ブルーバード」お茶の間から見聞きするだけでも自然に耳に入ってくる曲が山ほどある彼らの曲たちですが、どの曲も生で聴くとまた格別でした。
ライブで聴いて好きが増した曲はいっぱいありますが、「まわる まわるの 輪になって 笑顔を見せてよ♪」のところがすっごく好きな「未来惑星」は歌詞カードを見ていたらなんと編曲が西川進さんでしたよ。
「明日へ向かう帰り道」は聖恵ちゃんの美しい声と表現力が余すところなく堪能できる1曲。「ふたり」も心に残る素敵な歌でした。
帰ってきたらますます彼らの歌声が聴きたくなり、いきものがかりさんの曲たちはただ今のところ毎朝家事をする時のテーマソングになっています。
わたしも昨日の日記に載せた「いきものがかり初の BESTアルバム『いきものばかり〜メンバーズBESTセレクション〜』が 11月3日に発売されます。しかもこれは2枚組です」という話や、追加公演が決まっていて、埼玉スーパーアリーナや横浜アリーナや名古屋ガイシなどとっても大きいところの名前をいっぱい言ってました。
その会場名からも彼らが今とっても登り調子なのが伺われました。
次回はぜひ家族全員でいきものがかりさんのライブに行けたら…いえいえ、いっそのこと父や母を誘っても喜ぶかも!?なんて思ったりしています。