ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 こんな日に限って!・・でもやっぱり「ソメイヨシノ」

 今日は振替も入れると7レッスン。朝から大忙しでした。こんな日に限って午後からパラパラ雨が降ってくるし、生協の車は遅れるし、生徒はいつもより早く来るし、わたしはわたしでミニコンポの前から離れられないし(笑)バタバタの1日でした。
 さて、合間を縫ってわざわざ電車に乗って、CDを買いに行ってきました。もちろん「ソメイヨシノ」です。
 最初に通常版のジャケットを見て、裏側の隅っこにちいさく「produced by 堂本剛」と書いてある以外、一切名前が入っていないことを確認。ここまで来ると潔いな、と感心しました。表側は、ENDLICHERI☆ENDLICHERIのロゴと、お魚だけ。とてもシンプルなつくりです。ちなみに初回版の方は、同じような色調ですが、どこかのファラオのような「どアップ」の横顔が魚の上にかぶっています。こちらには一枚開けたところにも写真があって、中の表情や瞳にくらくら。
 その次に確認したのは、アレンジや演奏に加わっていらっしゃる方々が誰?ということで、「si:」の時の御馴染みの皆様方の名前を見つけただけで、なんだか感無量でした。前回の埼玉アリーナ以来、この方々との再会をどれだけ夢見ていたか知れなかったので。
 肝心なCDの中身については、まだ購入したばかり、リピートの最中で、冷静に書くにはふさわしそうにもないのですが、とりあえず、第一印象をちょっとだけ。
 通常版の3曲をずっとリピートしているのですが、途中で止めるのがとても困難です。生徒が来るたびに、耳を引っぺがしてミニコンポから離れるのですが、戻って来ると反射的にまた再生ボタンを押してしまいます。なんだか吸い寄せられてます。「ソメイヨシノ」については、散々ラジオの音源をリピートしていたのですが、改めて歌詞カードを見ると、「あれ?違った?!」というところがあって、面白いです。これによれば、歌詞も「作詞」ではなくて「作詩」なのですね。そんな小さいこだわりも彼らしいです。「ソメイヨシノ」については、とにかく視覚を呼び起こされると言うか、絵が浮かんで仕方ないです。そして恋の歌という印象ではないのに、なんだかとても色気を感じる歌声。繊細に丁寧に曲の世界を表現してます。
 これに対して次の「濡れ鼠」はとことん聴覚を刺激される感じ。アコーディオンを中心としたの音がものすごく異国情緒な感じに聞こえるのですが、どこ風なんだろう?!バックのメロディー進行も一風変わっていて、すごく気になります。焦燥感っていうか、なんとも表現できない気持ちを呼び起こされます。妙に色っぽいです。最後の方は、多彩な音のおもちゃ箱をひっくり返したみたいです。ものすごく新鮮な音。面白いです。
 そして「Blue Berry」。今の時点ではこれが一番好きです。ファルセットが混ざるところがものすごく色っぽいです。くらくらくら。疾走感があって、ドキドキします。浦嶋りん子さんとのフェイクの応酬が迫力満点です。こういうのも「海を渡って」で味をしめて待ち焦がれていました。
 この曲はライブでは「誰かさん」あたりとセットで歌っていただけたら、興奮のあまりめまいがして倒れそうになるかも(笑)歌詞カードを見るまでは、「cloudy(曇り)」かと思ったら「食らう Day」でした。ふたつの言葉の意味を掛けているのかもしれませんが、こういう言葉の選び方がこの人特有という気がします。面白いです。
 この曲が一番好きと言いながら、「濡れ鼠〜!」と気がつけば歌っているわたし。結局全部大好きってこと・・・ファンなんだわ、わたし(何を今更!)
 自分が今書いているものを読み直してみたら、どうもENDLICHERI☆ENDLICHERIのキーワードのひとつに「色気」があるような気がします。なんとも色っぽく艶っぽいボーカル・・・最近つよしさんに対して「かわいい」ばかりを連発していたわたしは、彼にこういう色っぽい一面があることをすっかり忘れていました。
 KinKi Kidsのアルバムでは光一さんの声も彼の声も、清潔感あふれる素直な声質や、品の良さが際立っていて、それはそれで美しくきらびやかで大好きでしたが、ENDLICHERI☆ENDLICHERIは、よりワイルドで色っぽいボーカルであるような。
 いずれにしても、これを聞いてもKinKi Kidsを思い出したりしませんし、どちらがよりどうだとも思いません。わたしの中ではきちんと別モノとして成立してます。このことは、どちらのファンでもあるわたしにとってはとてもありがたいことです。どちらもどちらとて、好きなので。今日のラジオでは「雪白の月」がかかりました。これもこれとしてやっぱり大好きでした。
 聞きこんでいくうちにどんどん感想が変わっていくかもしれませんが、とりあえず初めて通して聞いた感想を書いてみました。一月後には、アルバムも発売になると正式に発表になりましたし、ご馳走が山になって向こうから歩いて来るような気分です(笑)
 個人的な好み丸出しの稚拙な感想で恥ずかしいのですが、わたしはただのファンで評論家ではないのだし、思ったまま、興奮をひきずったまま書いてみました。案外、明日の朝読み返して恥ずかしくなって消してしまうかも(笑)以前にもあった「真夜中のラブレター事件」再来か?!明日見に来て消えていたら、やっぱり恥ずかしかったんだ〜?!と笑ってやってくださいませませ(笑)