ひとつ前の日記に書いたような、とんでもない日々はずっと続いていて。
それ以外にも新しい生徒をたくさん迎え、どの子も訳ありだったりするものですから、今年の冬は本当に大汗をかきながらのレッスンで毎日が綱渡り。
そんな中「旅日記の続きはどうした?」とついにオットにまで言われてしまう始末です(笑)
オットもこの日記を読んでいて「そこは盛りすぎやろっ!!」とかたまにツッコミを入れてきます(笑)(笑)
そもそもがこの旅でままならないレッスンで心身ともに疲弊した心を癒せたらいいなぁと思っていたのですが、実際効果絶大だったのでありました。
山の空気に触れ、マイナスイオンをたっぷり浴びて心身ともにパワーゲージ200%!と喜んでいたのもつかの間。
あっという間にその効力も失せて来た?という今日この頃。
な~んて。はいはい。
愚痴を言ってる間にとっとと書いて、もろもろ思い出すのだ!!(笑)
というわけで、続きです。
みたらい渓谷を案内に従って歩いていくと、気がつけば朝車を置いてきた虹トンネルの近くの駐車場のところに出ます。
まだまだそのまま洞川方面へもっともっと行けるのですが、元々山歩きに慣れている方ではないし、コロナ禍でさらに体力が落ちているので、午前中で収まるくらいのハイキングでちょうどいいかな?という距離感です。
前日から天川村をあちこち車で走ってみて、この辺りの紅葉がベストビューの一つかも?と薄々思っていたわたしたちは、まだ多少余力があったし。
今回はもうしばらく駐車場近辺を洞川方面へ歩いて散策してみることにしました。
そして同じ辺りの景色をInstagramにあげた画像がこちら。
この日は快晴で青い空に白い雲がもくもく。
とはいえ標高800mのこの辺りは雲の流れがとても早くて、山は新しい雲をまとっては刻々と表情を変えて行きます。
見ていてちっとも飽きません。
濃いも薄いも数あるなかに~♪
ふと童謡「紅葉もみじ」の一節が口をついて出てきました。こんなに実感をもって歌ったことがあるだろうか。いやない…です(笑)
そしてこの山の懐に、姿は簡単には見れないけれど、鹿やカモシカやツキノワグマやイノシシが、そしてもっと小さな動物や虫、鳥や魚が抱かれ、養われているのだなぁと思うと不思議でしあわせな気持ちになります。
そうこうしているうちにいつも車でくぐる洞川の黒い門のところに到着です。
実は天川村の入り口、天川川合からここまででも、車で行っても意外と距離があります。
一度川合から洞川までゆっくり歩いてみたい気もしますが、いつも行きたいところがありすぎて二の足を踏んでしまいます。
というわけでお初にこの辺り(だけですが)を歩く機会を得たので、じっくりゆっくり門の横の時計台や碑を眺めました。
洞川温泉は標高が820mもある…とか。
修験道の根本道場である大峯の山々が地域を包み込むようにそびえ連なっています…というようなことが書いてあります。
これらの山々は吉野熊野国立公園に指定されているそうですし。
吉野・大峯、大峯奥駈道は紀伊山地の霊場と参詣道として世界遺産にも登録されたと書いてありました。
Instagramにはちらっと書きましたが、この辺り観音峯は南朝の歴史とも関りが深いそうで。
吉野を追われ天川の地に逃れていた南朝の天皇のもとへ敵が来襲したおり、天川の人々の先導で天皇が身を隠した岩屋があるそうです。
いつもこの辺りに来ると南北朝の歴史をもっと知りたくなります。
歴史のお勉強をちゃんとしてから、次回はあらためて行ってみたいものです。
こんな山奥にまで逃れ逃れてやってきて、それでもさらに敵の襲来を受けたという南朝の天皇ご一行はどんな気持ちでいらしたのでしょう。
この山深き地で、どんな気持ちで日々を送っていらしたことでしょう。
さっき降りてきたハイキングコースから分かれて観音峯の登山道があって、途中まで歩いたことはあるのですが、いつかもっと身体を鍛えて観音峯からの登山を経験してみたいです。
そして。
黒門からまた駐車場まで戻ってきて、今来た道と反対側。
虹トンネルの方向を見て撮った画像がこちらです。
こちらもまた美しくてため息が出ました。
ここまでが2日目の午前中です。
まだまだ旅は続きます。
お暇な方はのんびり追いかけていただけたら。