朝食後、いつも通り洞川から山を下り、途中の「虹トンネル」の手前の観音峯登山口休憩所の駐車場まで自分たちの車に乗っていって車を停めて。
そこからはあらかじめ先に行って待っていてくださった旅館の大将の車で、歩き始める場所まで送っていただきました。
天川川合の発電所のちょっと先、赤い橋の手前で降ろしていただき。
ここから歩き始めると、宿を9時過ぎに出発してかなりのんびり散策しても、昼前には自分たちの車に戻れて。
そこからまた車に乗って洞川に戻って来てもまだ12時半くらい。
初心者ハイカーにはちょうどいい距離感です。
「弁天渕橋」という赤い橋を渡って、遊歩道入り口をくぐって「みたらい渓谷」方面へ歩き始めたところで観音さまを見かけました。
それが上に貼り付けたインスタの2枚目の画像です。
高低差も少ないのでオットは虫や植物の種を探しながら歩いていて。
わたしは人がいないところでは、久々マスクを外して。
ひたすらにいい空気を吸ったり、木の香りや苔を楽しんだりしながら、鼻歌交じりにのんびりと歩きます。
歩き始めてすぐに気づいたのですが、例年と比べてとても乾いているように思いました。
湿り気が少なくて、苔も枯れてはいませんでしたが、乾いています。
いつもなら、ちょろちょろと水が湧いているようなところも水はなく、そういえば水音もあまりしませんでした。
そもそも地面がぬかるんでいなくてとても歩きやすいですが、なんだかいつもと違う感。
今、雨が少ないのはどうなんだろう?山にとっては?生き物にとっては?と話しながら歩きます。
こんな風に休憩用のベンチも完全に乾いていて、まったく湿り気がありません。
この辺りはまだ人が少なくて、出会ったのはご夫婦3組くらいでした。
少し遠くから話し声がすると、両者一瞬立ち止まってマスク装着のうえ「こんにちは~」と笑顔で会釈してすれ違います。
そんなところがいかにも日本人ですが、お互い安心だしとても気持ちがよかったです。
その後渓谷が近づいてくる辺りでどんどん人が増えていったので、ポケットにマスクを出し入れするという行動が面倒になって、初顎マスク体験(笑)
いつでもちょっとずらすだけでマスクがオンオフできるというのは、なんだかんだ言って楽だったのでありました(笑)
さて。30分くらい歩くと川向こうに休憩所が見えてきて、一旦下って道を渡り。
いよいよみたらい渓谷へと入ります。
インスタの画像の2枚目が「哀伝橋」です。
この長い長い橋を渡ってハイキングコースを歩いて行きます。
ここからは細い山道を登ったり下ったりしながら、さまざまな角度から、そして遠くからやうんと近くからも、滝を眺めたり、水場へも降りたりすることができます。
ここのところ運動不足で、どうもすぐに疲れてしまうという自覚があるのですが、なぜか天川村にいるとまったく疲れ知らずになる不思議(笑)
かなり勾配がきつくてもさくさく歩けるのはなぜなんだろう?
ひとつにはモンベルで購入したハイキングシューズ(マリポサトレイル)のおかげもあると思うのですが、軽くて防水だしこれは本当に優れモノで、買った時は高いなぁと一瞬思ったのですが、それからは靴ずれ知らずです。
もう何年も山に行く時はこれを履いているし、山ではなくても雨がたくさん降っている日や、たくさん歩く日にはこの靴を履いているととても楽だし便利です。
滝はその存在感が半端なくて、いつも動画を撮るのですが。
ふぇるまーたでお見せする手立てがないと思っていたら・・・インスタだ!と思い付き、今回インスタ経由ではてなブログに動画を貼ってみようと試みたら・・・どうも埋め込みがうまくいかず。
かなり悪戦苦闘したのですが、どうしてもうまくいかず・・・
試行錯誤はまだまだ続き(笑)
今回苦肉の策として、Twitterを経由して貼ってみようと思います。
みたらい渓谷の滝。 https://t.co/eaYWOEtsoz
— レイン (@raintalk) 2021年11月25日
みたらい渓谷の滝 その2 https://t.co/n6svhqA5T4
— レイン (@raintalk) 2021年11月25日
みたらい渓谷の滝 その3 https://t.co/E0LaFfLNPK
— レイン (@raintalk) 2021年11月25日
うまく見れるでしょうか??
そもそも画像もへたくそですが、動画を撮るのはもっとヘタ(笑)
というわけで、雰囲気だけよかったらお楽しみくださいね。
水音も滝の水量も、今年は明らかにおとなしめだったのがちょっと残念。
いつもだと「水」の存在感に圧倒されながら、ゴウゴウと鳴る道をひたすらに歩くことになるのです。
今回はそこまでではなかったなぁ…
とはいうものの、流れる水は澄んでいてとても気持ちのよい景色でした。
ハイキングロードには倒木があったり、前回はあったとおぼしき柵が流されていたり。
あれっ!?以前はここからこっちに行けたよね?というところが通行止めになっていたり。
自然の力のすさまじさをも感じることができます。
さらに、そんな自然の道をきちんと整備して危険なく歩けるようにしてくださっている村の方々にも心からの感謝を感じずにはいられません。
気がつけば、話題はオットもわたしも夢中で見ていた前回の朝ドラ「おかえりモネ」の水の循環やお天気の話にもなって。
この話と「縁を結いて」の「水ひとしずくが~♪」からの詞は同じことを言っているよね!?という話をしたら、例によって歌詞をちゃんと聴いてないオットがなんで?なんで?どう言ってんの?とか言い出すので、かの曲の歌詞の話をしたり。
水ひとしずくが
海へと走ったら
天へクレッシェンドしてゆく
地へ落ち
球とスパイラルで
体に舞い落ちるボレロの詞は
LOVE・・・LOVE
ここです。
わかりやすくイメージが湧きやすい音楽用語がちりばめられているのも、この部分が大好きな所以で。
この曲が好きな理由はいくつもあるけれど、この部分もとりわけ好きな理由の一つなんだろうなあと思ったり。
そんなこんな、いろいろと話しながらもあっという間に観音峯の駐車場に到着してしまいました。
そろそろ次回くらいには洞川まで歩いてみたいなぁと思ったり。
もっとちゃんと鍛えて、来年あたりは本格的な登山もしてみたいと思ったり。
夢はふくらむわけですが。
だとしたらやっぱり節制しないとなぁなんて思い始めているところです。
そして。
これがわたしのみたらい渓谷で一番好きな景色です。
紅葉とあいまって、とても美しかったです。
あえてインスタのとは少し違う画像を貼ります。
もう少しだけインスタの画像も貼っておきます。