ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ギタリスト剛!

一昨日の日記で「KinKi Kids O正月コンサート2021 」について書いたのですが…

大好きな人だらけ…と書いたところで。

あれっ!?誰か忘れてる?感がはなはだしくって。

誰を忘れてたんだろうなぁ?と考えてました。

あっおひとり思い出したぞ!シミーさん!!

彼の存在を忘れちゃダメだった。

そこまでは思い出せていて。

でもなんだかまだだれか忘れている気がしていて。

誰だっけ?誰だっけ?と時折思い出しては考えていたけれど思い出せず。

夜のレッスンを終えて一段落したので、反射的にテレビをつけたら…

たまたまMステでKinKi Kidsがふたりともいい感じにウエイビーヘアで歌っている「シンデレラクリスマス」が!!

えっ!?なぜに今?と思いつつ、さすがファンだわ~と、運命を感じました(笑)

当時は、ふたりともほんと正統派王子様っぽかったなぁ(いえ、今もです、笑)

で、何事だったんだろう?とTwitterを見てみたら…

MステでKing&Princeのみなさんが「Misty」と「シンデレラクリスマス」の紹介をしてくださったのだそうで、その話でもちきりだったではありませんか。

もうちょっと早くテレビをつければよかったです。

あのシンクリを見ちゃったら、大好きなシンクリのPVだって見たいよね?とごそごそして。

ふたりともなんて麗しいの!!とうっとりして(笑)

そうなるとやっぱり「Misty」も見たくなるのが人情ってことで…

夜も遅々になってから、また「O正月」のブルーレイを引っ張り出すわたくし(笑)

そしてどうせならと最初から見ていたら…

不意に誰か忘れてる感の正体、わたし的に何が引っかかっていたのか、ついに思い出しました。

「ギタリスト堂本剛!!!」

そうでした!そうでした!

これをKinKi Kidsの剛さんとはあえて別にして、あえて特筆して書いておきたかったことを思い出したのでした。

もちろんギターを弾いている剛さんと、歌ったり踊ったりしている剛さんは同じ人だから、もう書いたと言えば書いたのですが…

ギタリスト剛はあえての別人格扱い(別推し扱い)で書いておきたかったのでした(笑)

他のアーチストさんのライブに行って、メインの演者さんがギターを持ってパフォーマンスしているところをライブで見るのも珍しいことではないし。

今までそういうライブにもたくさん参加してきたけれども。

かなりギターも上手いベテランのアーチストさんのライブでも、弾き語りでもなければ、歌モノの場合、そこまでご自分の楽器の音を前面に出して来ない場合が多い気がしてて。

配信ライブを初めて見た時や、ブルーレイを見始めの頃は、剛さんのギターの音がちゃんと対等に鳴っているというだけでも十分に感動してました。

こういう形って、意外とありそうでレアな気がして貴重だなぁと思ったの。

とはいえ…卑近なところで言えば、ENDRECHERIのライブで、剛さんがギターを弾いたり、弾きながら歌ったりしているところはとてもたくさん見ています。

でも、今回何かが違う!!

どっちの方が素敵とかではなく…

この、なんとも新鮮に感じる要因は一体なんだろう?

いつもとどこが違ってるんだろう?

とずっと考えていたのでした。

で、気がついたのです。

ENDRECHERIだと尺にこだわらず、自由に伸び縮みさせながら、気が済むまで他のバンドの方々との化学反応を楽しんだり。

転がっていくままに自由な展開の中であらたに思いついたフレーズを楽しんだり。

その中で音楽の起伏や起承転結を鮮やかに創ったり。

そういう世界観を楽しむことが多いけれど。

KinKiの場合はそういう種類とは質が違う音楽だから。

ファンの誰もが知っていて、しかも聴き込んでいる曲の。

限られた決まった尺の中で、ギターパートも弾かれるわけです。

オリジナルのアレンジをなぞるだけでは新鮮味がないと思われますが。

かといって、あまりにも自由に走り過ぎても原曲のイメージが壊れてしまうし。

かなりむずかしいような気もするけれど。

ギタリスト剛さんは、このライブにおいて、いつもとはかなり違うアプローチで、新鮮なキラーフレーズを奏でていることに気づきました。

しかもメインでボーカルを取りながら、そっちにはまったく影響しないタイミングで。実はこの方、決められた尺の中でとても簡潔に、心に残るフレーズを弾く人でもあったんだ!!という新鮮な驚き。

短い時間でも、絶妙に痺れる自分印のギターを弾けるってすごいことだなぁとしみじみつくづく思ったのでした。

たとえば2曲目の「Natural Thang」の初っ端や間奏で鳴っている印象的なオブリガード。

これがとても効いていて。

光一さんをとても気持ちよく、魅力的にリズムに乗せている気もするし。

ボニバタのラストの辺り、光一さんの英語のラップと重なるソロのカッコイイこと。

ラップとギターがお互いを引き立て合ってる。

さらに「Misty」の入りの一瞬だけど印象的なファンファン?と鳴るフレーズ。

哀愁漂うアウトロ。

はあカッコイイとうっとりさせられたかと思うと、次の瞬間には前の気持ちはあっという間に回収されて、また次の世界へ飛ばされたりもします。

直後の「やめpure」の「グイーン♪」とひずんだたった一節(ひとふし)で全速力で急勾配の坂を駆け上がるような気持ちを味わうことになったり。

さらにひずんだ強い音の羅列で、今までとはまったく違う別世界に連れ去られる快感ったら。

しみじみ、つくづくと魅力的なギタリストだなぁと思うのです。

もちろん単独でギターだけがカッコイイわけじゃなくて。

ボニバタなんて、弾きながらも光一さんとシンクロしためちゃくちゃカッコイイ振り付けをしていたり。

ギターを持ったまま踊ったり。

魅惑的な声で翻弄したりもしているわけで。

何重にも併せ技があってカッコイイわけですが…

もし、剛さんがどこかのバンドのライブにギタリストとして参加していて。

歌いもせず、喋ることもなく。

たとえ覆面で彼だとわからなかったとしても…

きっと「このギタリスト好き♡」と思うんじゃないかな。

今回のライブでは、相方をとんでもなくかっこよく踊らせるギターを弾いているとも思っていて。

どういうリズムでどういうフレーズを鳴らしたら、光一さんがさらに本領発揮できて、かっこよく見えるか…みたいな彼なりの美学もきっと持っているのだろうなぁと思いました。

それは逆もまた然りで。

光一さんの方にも彼が思う「カッコイイ剛さん」の見せ方があるような気がしてて。

お互いがそういうのに身を委ねた時の「別の一面」を発見するのもとても好ましく感じてます。

他にも、光一さん、剛さんそれぞれについて、バンドについてサウンドについて…

いっぱい思ったことはあるのですが、長々書くよりも、ちょいちょい思い出した時に思い出したタイミングで書いて行けたらいいなぁと思ってます。

それにしても剛さんったら、いつの間にこんなにすごいギタリストになったんだろう?と思ったので、ぜひぜひそう書いておこうと思ったのでした。

という、ちょっと長めの追伸でした。