昨年の晩秋から転職活動をしていたアネの就職が決まり、昨日からまた働き始めました。
彼女はデザイン関係の仕事をしていて、転職は二度目です。
前回あまりちゃんと選ばないうちに、たまたま履歴書を出したところにとんとんと決まってしまい、後で後悔することが多かったそうで。
今回はしっかりとキャリアアップを目指す。
自分が行きたいところを妥協せずに探したい!ということで、じゃ、気のすむまでちゃんと選べば?ということになりました。
もう30歳を過ぎた大人のことだし、オットやわたしも、口を出すこともなく見守っていて。
年休消化が始まった10月くらいに就活を始めてから4か月弱。
わたしは家で仕事をしているし、こんなに長いことふたりで昼間一緒にいる機会はもう最後かもしれないと思ったので、いろんなことを一緒にして、思いのほか、楽しくて充実の日々となりました。
オトートが生まれてからは、彼にむずかしい病気があったので、何かとそっちに手がかかり、後回しになったり。
何よりアネはあまりにも繊細な子だったので、これから世の中渡って行けるのかしら?なんて思って、わざとクールに突き放したり、今思えばスキンシップも少な目で、甘えさせてあげることも少なかった気がしていて。
さまざまな性格の、たくさんの個性的な生徒たちと出逢ってからは、もっと小さい頃からただただかわいがってあげる時間をたくさん持てばよかったな!とか。
一緒に遊べばよかったな!と後悔したり、気がついたことがたくさんあったので。
今さらかもだけど、いい機会だし。
そろそろ彼女も独立を考えていることもあって、これがラストチャンスかも?と一緒の時間を存分に堪能しました。
バレンタインのチョコレートや日々のおやつを一緒に作ったり。
ちょっとしたお料理のコツを、ここぞとばかり伝授したり。
一緒にクックパッドで探したレシピを試したり。
わたしが今まで手を出したこともないようなゲームアプリをダウンロードして、教わりながら一緒にやったり。
一緒に音楽番組を見たり、クラシックの好きな曲を紹介し合ったり。
政治について、社会についてどう思っているかを意見交換したら、意外と同じことを考えていて、やっぱりか~!!なんて妙に納得したり。
買い物に行って、一緒にスカートやトップスを選んだり、選んでもらったり。
家事のコツを少しずつ伝授したり。
動物の動画を見て一緒に笑ったり、癒されたり。
3時に一緒にお茶を飲んだり。
夜中までなんやかんや話込んだり。
レッスンで不意に起こるとんでもないトラブルを目の当たりにして、びっくりされたり、ねぎらいのお茶を淹れてもらったり。
同じ本を読んだり、本の感想を語り合ったりもしました。
面接な日々が始まってからは、伝わってくる今時の就職事情の大変さにただただびっくりさせられたり。
ああ聞かれて、こういう言い方っておかしくない?とか。
こういうこと言う人ってどう思う?とか。
な~んか人ってほんとむずかしい!何を考えているのかわからない!
おかあさんならどう思う?アリ?なし?なんて話になったりもして。
今の会社事情とか上司事情、育休とかさまざまな働き方の事情もいろいろと垣間見えてなるほどと思ったり。
就活が始まって家にい始めた頃は、昼間いつもいない人がいるという状況が息苦しく感じるのではないか?とかいろいろと思ったけれど、過ぎてみればあっという間。
わたしにとってもすごく大事な時間になったなぁと、今、振り返っています。
「もっと子供の頃にこうしてあげればよかったなぁ」は、今でもたくさん思いますが「もう遅いってこともないのかも?」「今でもやりたいと思うなら、その時にやればいいのでは?」と思えた貴重な体験でした。
たとえば不意に家電が壊れたり、とんでもないことが起こると、わたしも未だに父に電話してどう思う?と聞くことがあるし、母に頼ることもあって。
もう何歳になったんだから…なんてことを思うこともないんだなとつくづくしみじみ思いました。
アネがこれから独立したり、年を取っていくうちに、あの時母がこんなことを言ってたな?なんて思い出す日も来るのかしら?
いずれにしても、大人同士として本音トークをする時間もなかなかに貴重だったし、子どもみたいに一緒に遊ぶ時間も今思えば宝物のような時間となりました。
本人はというと…就活の合間に、大阪や出雲に旅行に行ったり。
中学、高校時代のさまざまな職種の友達や、専門学校の時のフリーで働く親友と遊んだり。
今しかできないことも結構できたようだったし。
未だに声を掛けてくださる専門学校の先生に相談に行ったり電話をいただいたり。
働き始める前のラスト二日間は、なぜか前の職場ですごく仲良くなった方々と連続で逢って、旧交を温めたり。
(いろいろあったみたいで、アネがやめたあと、短い期間にさらにみんなやめてしまったそう。)
前の会社は、いろんな意味でちょっとヤバイ系(笑)だったみたいでしたが、一生ものの同業の友達が何人かできたみたいで、それだけでも感謝だったね~なんて言ってます。
さて、新しい職場で働き始めた彼女。徐々にうまく軌道にのるといいなぁと思います。
そしてわたしも…
また一人の日常が戻ってきたので、いろいろと生活を自分のペースに戻したいと思います。
手始めが、この日記から。
買ってからずっと聴き続けているMISIAさんのアルバムのこと。
ベース3人衆の「WTF」(多聞くん、渉くん、太くんのバンドです!)にオットと共にすっかり夢中なこと。
大宮の高橋優くんの心を鷲掴みされたライブを経験して思ったこと。
近場の心やすく会える友人たちと集って。
気が済むまで剛さんやKinKiさんのブルーレイを見たり、彼や彼らの話で盛り上がりつつ…だんだんにみんなそれぞれ自分語りにもなっていって…
同年代の、誰にもどこにも依存しない、抜群のバランス感覚を持つ、自立した大人女子の素敵さに、すご~く刺激を受けたキラキラな記憶の話とか。
書きたいことが溜まっているし、少しずつ書けたらと思ってます。