久しぶりにこれをやってみようと思ってました。
昨年は忙しかったこともあって、あまり外へ行けなかったので、ずっと家でできる楽しみを模索してました。
その一つが読書で、もう一つが音楽を聴くこと。
ずっと音楽を聴いているとうるさくない?という方々もいますが、わたしは属性的にずっと音楽と身近なところにいたい派なので、キッチンにいる時はずっと音楽を流しています。
新しく手に入れたアルバムやシングルをずっと聴いている時もあれば、ウォークマンでシャッフルにして、入っているもの全部をランダムに聴いている時もあります。
すごくたくさん楽曲に触れて、昨年最も仲良くなれた気がしたのはFUNKでした。
このジャンルはやっぱり聴き込むほどに仲良しになれる気がします。
聴き続けていくうちに、いろんな楽器のリフやリズム、ふと顔を出す音に心を捉われて、とても楽しくなりました。
そもそも音楽ってやつは、どんなものであっても聴くほどに友達になれるものだと思いますが、FUNKはほかのジャンルよりもさらにそういう要素が強いものかもしれない?と思いました。
そのほか、懐かしい曲たちや、ずっと前からかなり聴き込んだ曲の中にも新鮮な気持ちで聴いたものもたくさんあって。なかなかに実り多き一年だったなぁと思ってます。
今、迷っているのはサブスクに手を出すかどうか。
「Apple Music」か「spotify」を試してみようかどうしようか?迷ってます。
父がクラシックに強いサブスクを探していて。わたしもそっちも聴きたいので、ジャンルを問わず聴けるといいなぁと思います。
みなさま、オススメのサブスクはなんでしょう?
さて。
ここから昨年わたしが一番よく聴いた10曲を書きます。
「わたし的に」なので、昨年発売された曲にはまったく限ってません。
どういうのを主に聴いていたか?というだけの羅列です。
順不同に書きます。
(敬称略です!)
・「Pani9 disorder man」ENDRECHERI
オットもこの曲が大好きなので、夫婦で散々聴き倒した曲です。
ドラマチックなイントロから、どこかのメロディーを拾ったり、リズムを刻んだり、ふたりで熱唱モードになりつつ、何度聴いても夢中になれる曲でした。
なんてドラマチックでカッコイイんだ!!
渉さんがすごく弾くのが難しかったというベースラインがとんでもなく好きで。
そこを聴くためだけに何度も再生してみたり。
メロディーラインを聴音してみたり(笑)
どこへ行ってしまうかわからない主たるメロディーラインが癖になります!
この曲を聴いていると、FUNKと黒人霊歌との距離の近さを感じます。
たとえば誰もがよく知っている「聖者の行進」。
とても楽しいけれど、実はとても悲しい曲でもあって。
当時の黒人たちにとって「死」は苦しかった強制労働からの解放で。
死は別れの哀しみの時であると同時に、やっと辛いこの世のルールから解放された!天国で自由になれるという喜びの時でもあったそうです。
だからとてもhappyな曲にも、どこか哀しみを秘めた曲にも聴こえるのだなぁと思います。
「Pani9 disorder man」を聴くと、なぜか聖者の行進を思い出すのは、この曲を聴いていて湧く相反する感情が似ているような気がするからだと思います。
音楽そのものの楽しさと、剛さんにずっと付いてまわる、パニック障害をコントロールできない苦しみ。
曲そのものの構造が、メロディーが、リズムがすごくおもしろくてワクワクしつつ。
同じくらい歌詞の中身を知るほどに胸がちくちくします。
ノリノリでただただ楽しい!とはしゃぐ気持ちと、冷静に現実を見つめる気持ち。
苦しい現実を楽しい音楽にのせて「歌おうじゃないか!」という精神。
カッコイイリズムとアレンジと。
どこにもないエキセントリックで非凡なメロディーと。
ただただ現実を歌う歌詞。
なかなかそこをテーマに書くなんてできることじゃない。
ああ、好きだなぁと思います。
・光の気配 KinKi Kids
かすかな「光の気配」を追いかけて…まだまだいけそうな気がして。
発売以来、毎日、ものすごい回数聴いてました。
聴いているうちにゴスペルっぽく思えてきてさらに好きになりました。
テレビで歌われたバージョンも、どの時も本当によかったです。
ずっとずっとKinKiファンなので、好きな曲はいくらでもあるけれど。
ここまで大好きな曲が一番新しい曲だなんて、幸せなことだなぁとしみじみした1曲でした。
・オペラ「イーゴリ公」より韃靼人の踊り
玉置さんの薬師寺ライブで、指揮者西本さんで、イルミナート交響楽団によって演奏されたのがこの曲でした。
JRのうましうるわし奈良のCMのBGMでも有名ですが。
奈良がシルクロードの終着点という視点が、この曲を聴いていてものすごく実感できるような気がしながら聴いていました。
この曲を聴くと郷愁で胸がいっぱいになって、なぜか自分の故郷でもないのに、奈良に帰りたくてたまらない気持ちになります。
聴くたびに、平山郁夫先生の薬師寺のシルクロードの絵や決意に満ちた「不東」の文字も思い出します。
↓この演奏は管楽器の音がすごく素敵です。よかったら聴いてみてくださいね。
ラグビーのワールドカップはそこまで熱心に見ていたわけではないのですが、この曲をふと発掘したら、リピートが止まらなくなって、昨年びっくりするほど聴いてました。
それからその辺りのアルバムを思い出して「夕涼み」「消息」「ダンデライオン」
「ANNIVERSARY」「ロッヂで待つクリスマス」「静かなまぼろし」…止まらなくなりました。やっぱり名曲多いな、ユーミン!
その作品作りの才能にあらためて脱帽!!
年末の紅白でご夫婦で演奏されていたのもよかったなぁ。
・正義の味方 玉置浩二
これは、昨年の玉置さんのソロツアーの一曲目でした。
この曲は、マレーシア在住の頃、さまざまあって、とんでもなく苦しかった時に、しがみつくように聴いていた曲で。
いつかライブで聴いてみたいと思っていたので、1曲目なのに、そうとわかった瞬間、めっちゃhappyなのに、思わず泣いてしまいそうでした(笑)
動画はずっと前に演奏されたものだけど、今はもっと洗練されていて。
この曲が一曲目だった昨年のライブは、この曲の後も神がかりなセトリで。
昨年はFUNKにあまりにも現を抜かしていたので、始まる前に「オーラスのみ」と決めたですが、もっと早めの公演に行っていたら、なんとしてももっともっと行きたくなっていたかも。遠征だってしちゃったかもだし…それくらいいいライブだったのですよね~
ある意味散財しなくてよかったですが(負け惜しみ、笑)せめてもう2回くらい?3回でも4回でも?見たかったなぁ(涙)
この曲は「がんばって!」が繰り返されるから、抵抗がある方もいるかもだけど、押しつけがましくはありません。
聴いていただければわかるけど、愛があるから、ぜひぜひ見てみて欲しいのです。
こんなに温かい「がんばって!」をわたしは知らないです。
「うん、がんばるよ!」と、素直に言いたくなるこの曲に、今までわたしはどれだけ励まされたかわからないのですが…
昨年のライブでは、この年になってみて、そろそろ励まされてるばかりじゃダメよね?
この曲のように、包み込むように温かく人を励ませる人になりたい!!という気持ちになりましたのことよ(笑)
・パプリカ Foorin 米津玄師
地元の小学2年生が運動会のダンスで使い。
4年生の音楽会の合奏でも使われました。
ムジカノーヴァという音楽雑誌の付録にピアノ譜がついていて、うちの生徒たちがこぞって練習しました。
いい曲だね~ほんとにいい曲!散々生徒と言い合った曲。
Foorinのは、レコード大賞もとって、みなさま年末にたくさん聴かれたことと思われるので…
あえて動画はみんなのうたの米津さんバージョンで貼ってみました。
米津玄師 MV「パプリカ」Kenshi Yonezu / Paprika
・410cake ENDRECHERI
これにしようか「FUNK TRON」にしようか、ものすご~く悩みました。
どっちも好き過ぎて選べない!!
オットがどっぷりファンになったので、昨年は夫婦でほんとによくアルバム「NARALIEN」を聴きました。
これらの曲たちは、無条件に楽しくて楽しくて。
始まるやいなや、どんなにカリカリしていようが、さみしい気持ちになっていようが、たちまち笑顔になれる魔法の曲たちだったのでありました!!
オットには、何よりも「音楽ファンだったなぁ」と思い出させてもらい、二人で歌いまくりノリまくり。
好きに理屈はいらんでしょ?をいつだって実感してました。
そういえば…初詣で行った神社の参道の出店に変な兎の被り物が置いてあって。
「オレ、今年はああいうのを被って剛のライブ行こうかな!?」
と言うので、本気でおののきました(怖!)
やりかねない!!!
それじゃなくてもお台場で『多分レインさんの旦那さんわかりましたよ?』と、何人かの方に言われたのに…
やーめーてー!!!ぷぷぷ。
・プライド 高橋優
昨年は、仕事でむずかしい局面が続き、もうダメ!!と頭を抱えては、この曲をエンドレスで聴いてました。
優くんにはほんとに助けられたなぁ。この曲以外にも、同じアルバム「STARTING OVER」に入っている曲はどれも大好き。
「若気の至り」「ロードムービー」「Harazie」「非凡の花嫁」
どれも好きだ。
・You Raize Me Up(Inori Version) 薬師丸ひろ子
薬師丸ひろ子さんのアルバムは、常日頃からよくBGMにします。
学校の先輩、武部さんが薬師丸さんを絶賛されていたのを見たことがあって、とても共感したことを思い出します。
彼女の歌声は、昔から大好きでしたけど、この曲は「時の扉」という2013年発売のアルバムに入っています。
ノスタルジアを感じさせる楽曲たちですが、彼女の曇りのないまっすぐな歌声にとても癒されます。
アルバムの中には学校で習うような曲や日本歌曲なども入っていて「ふるさと」とか「冬の星座」とか「椰子の実」とかを聴いてノスタルジックな気持ちになったかと思うと。
「黄昏のビギン」「夢で逢えたら」なんて、雰囲気のある大人の歌も素敵です。
でもYou Raize Me Up(Inori Version)は別格的に大好きです。
清らかで繊細なのだけれど、歌声芯があって。
何度聴いても飽きることがありません。
こんな時代になったからこそ、忘れてはならないことをたくさん思い出させてくれる1曲です。
You Raise Me Up (Inori Version)
・馬と鹿 米津玄師
言わずと知れた、ドラマ「ノーサイドゲーム」の主題歌です。
ドラマも大好きでしたが、ラスト近辺に流れるこの曲もとても好きでした。
実は米津さんの声が好き。
ボーカロイドの使い手さんとしてもたくさん名作を持ってらっしゃる方だけど、その辺りの曲も好きな曲がいっぱいあります。
米津さん好きのアネと共に「いつか剛さんと共演して欲しいし、お互いのかなり痛々しい系?の曲を歌い合って欲しいよね!絶対に合う!!」と言い合ってます。
☆次点として。
この辺りもめっちゃ聴いた曲たちです。
・「初恋」 宇多田ヒカル
・「赤い鼓動のHeart」 ENDRECHERI
・「FUNKYレジ袋」 ENDRECHERI
・「桃色空」 ももいろクローバーZ
今年はどんな曲に出会い、どんな曲をリピートするのでしょう?
ああ、今からとても楽しみです。