ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 2017 12月16日&17日 KinKi Kids CONCERT 20.2.21〜Everything happens for a reason〜 東京ドーム その7

やっと7まで来ました。

あきれるほど長い文章になってしまったのに

たくさんの方に読んでいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

そうこうしているうちに新曲がもう来週ではありませんか!!

というわけで、そろそろ本気でなんとかしなければ。

さて。

ここからしばらく、このエントリーでは特に。

正直楽曲について、あまり書けることがありません。

極端にメモの量が少ないところです。


というのも、ステージの上のふたりがすごく苦戦しているのが伺われて。

見ているわたしのメンタルが、メモを取る状態じゃなかったからで。


ものすご〜く正直に言うと、この辺りが「今回のコンサートの一番の難所」と感じました。


KinKi Kidsにとっては定番曲が多いこの辺りで。

お二人も、テレビでコンサートで、数えきれないくらい歌ってきた曲たちですが


この辺は本当に大変そうだったなぁと。

思い出しながらもまた、胃がキリキリ。


正直見ている方も相当に苦しかったですけれども。


直前に「水を得た魚」のような生き生きとステージを泳ぐつよしさんを見ちゃったし。

耳が完全じゃない中で、相当に作り込んできたあの曲。

あの音そのものを具現化したようなダンス。

客席の視線を全部集めて、一瞬たりとも放さない…

あれを見せられてしまったら…

あれを体感させられたら。

彼から「水」を取り上げるなんて、よもやできないではありませんか!!


そんなこんなで、今回このステージに立たないという選択もあった…とは微塵も思えず。

二人が二人とも、板の上でこそぴかぴかと輝く人たちだし。

今回は、これからも二人でやっていくという決意表明でもあるのだろうし。


ステージの人たちがあんなにがんばってるというのに

こちらが弱音を吐いてどうする!というような気持ちになって。


ひたすらにじっと目の前の方々をなるべく平常心で見つめつつ。

心の中でエールを送りつつ、見てましたよ。


というわけで、このエントリーはいつにも増して、ただの感想です。

どう感じたかはわたし自身の主観だし、音について、本当にそうだったのかは今となっては確かめようもないけれど。


書いておきたいと思ったことを、あえて隠さず書いてあります。


そんなこんな、あんまり信用おけないかもよ?

それでもまあ読んでみるか…という方は、どうぞそこをご理解したうえで、お入りいただけたら。

18.硝子の少年

硝子の少年に入る前に、壮大なインターミッションが入ります。

最初にオーケストラのティンパニーかな?

はじけるようなはぜるような小気味いい音。

スネア、ドラムのリズムもガシガシ聴こえ…

とても軽快に、そして力強く…

そしていろいろな楽器が出たり入ったりしながら…

奏でられるメロディーは、次第に「硝子の少年」っぽい輪郭が少しずつ浮かび上がってきて。

でも、少し遠回りして。

たくさんの支流がだんだんに合流して、大海原(硝子の少年)へ向かっていくようなイメージ。


かといって、早く曲に到達してよ〜とも思っておらず。


とてもいい音だったので、正直もっと聴いていたかった…くらいの気持ちで味わいました。


この時ステージの上にお着替えタイムのKinKiさんはいませんが

照明がオーケストラの金管やサックスに反射して

時折、プリズムみたいに複雑な光が作り出されていて。

どこかがキラっと光ったり、ピカピカしたりして、美しかったです。

まるで夢の世界。

気がつけばがっつりと硝子の少年になっていて。

流れるような弦の音が美しく。

シンコペーションの溜めが花を添え。

そしてやがて一旦音が止まり。


着替えを終えたKinKiさんたちが登場します。


そしていつものグリッサンドから、聴き慣れたイントロが鳴り始め。


一日目はいつも特効が来るあたり。

そこで「プシューっ!!」と銀テープが飛びました。


キャノン砲発射の音は、やっぱりかなり大きくてドキドキ。

このタイミングかぁ〜と思っていたら…


歌が始まりました。


初日はまず、この辺りのコーナーの音全体の大きさに度肝を抜かれました。

「初日は」と書いたのは、二日目は「あれ?」と思うくらい音がマイルドになったように感じたからで。


本当に一個人の、とても主観的な感想ですが。

今となっては確かめる術もないので。本当に「感じたまま」ですけど。


二日目は、この部分が爆音になりすぎないように、かなり音が改良されていたのではないかと思いました。


歌の時のバックの音の厚みが2日目に少し薄くなったように感じたのです。


わたしが音圧に慣れただけなのかな?とも思ったけれども。

それだけでもなかったような。


たとえばいっぺんに鳴る楽器の数を多少なりとも減らしていたのか?

それとも楽器を弾くみなさまの強弱のコントロールなのか。

それとも音響さんがかなりがんばったのか。


いずれにしても、前日よりかなり音がマイルドな印象だったのですがどうかしら?

そして何よりつよしさんの表情が一日目と二日目とでは違っているように見えましたよ。

二日目はより穏やかな顔で歌っていたような。


ですが、初日は本当に怖く感じるくらい、いろんな楽器の音がこれでもかと響いている印象で。

ここからFamilyの前あたりまでは、音圧がすざまじく感じました。


バンドの音と100人からのオーケストラが、一斉に音を鳴らしたからかも。


前にも書いたけど、つよしさんは、その瞬間、聴こえさえすれば今の耳の状態でもちゃんと音をつかまえられるけど。

時々いろいろな音にかき消されて、一瞬音を見失うと…

眉を寄せて必死に耳を澄ます。


そんなシーンが時折あって。

普段ないだけに「あれっ?」と思うし。

ご本人も珍しく音がキャッチできない瞬間は、とても悔しそうな顔を見せたりもしていて。


右側のヘッドフォンをずらしてみたり。

左側のヘッドフォンまで上げてみたり。


多分PAさんに向かって数字を出して、上げ下げしたり。

それはそれは必死に音楽にくらいついていて。

負けてなるものか!という顔をしていて。

誰よりも彼自身が音楽に対峙することを、瞬間瞬間、一ミリも諦めていない顔。

とても胸が詰まりました。


音楽は本来とても楽しいものだけど。

楽しいだけのものでもない。


楽しい一瞬のために、血のにじむような1000の苦労があることは、わたしも十分に知っているつもりですが。


今回の苦労は本人のせいじゃないし、しなくていい苦労だったし。

なぜ彼に?と思うと今でも納得がいかないのですが。


今あるものをかき集めて、いい歌を歌おう…の一点集中で立っている彼は本当に男前でした。


一方のコウイチさんは、あからさまにつよしさんを目で追ってはいないけれども

つよしさんの動きを常に感じているのが見てとれて。


これまでの数々のコンサートで、実はお互いがお互いをよく見ていて。

当然のようにフォローし合ったその瞬間がたくさん胸をよぎりました。


たとえば風雲再起近畿小子のDVDで。

熱っぽい顔で汗びっしょりのコウイチさんに、花道の向こうから視線を送り歩調を合わせたつよしさん。


Fコンサートの追加公演で、つよしさんに胃薬をぽ〜んとトスしたコウイチさん。


コウイチさんのだけトロッコが止まった瞬間。

雨メロのほんの一瞬、つよしさんの膝が抜けたようになってしまった時のこと。


これまでもずっと支え合ってきた歴史があるんだなぁと。

いろいろと思い出しつつ見てました。

思えば遠くに来たもんだ〜♪


コウイチさんは、努めて平常心で、いつも通りのパフォーマンスしようとしているのがあきらかで。

つよしさんは歌うことだけにものすごく本気で集中していて。

表立って会話することはなかったですが


彼らっぽく言うと、多分守護霊同士?は常に会話してたであろう感じで(笑)

必殺仕事人!!のふたりでした。


19.ボクの背中には羽根がある

「ボク羽根」はギターから始まって、本来、民族楽器的な…ケーナだったかな?その音が鳴る部分をフルートと弦が担っていて。

わりと原曲に近いアレンジで、まったく違和感はなかったです。

この曲はつよしさんのソロから始まって。

一日目は最初の方、二人とも歌い辛そうだったなぁ。


この曲もやはり、二日目の方が歌いやすそうに見えました。


特にサビからあと、ふたりの歌声やコーラスさんの声も、二日目の方がずっとよく聴こえた印象でした。


間奏でオケがユニゾン!!とメモ。

たくさんの楽器がメロディーをtuttiで弾いていて、とても壮大な世界観。

カッコイイ!!

オケアレンジも素敵です。


この曲でだったと思うのですが、ふぉ〜ゆ〜が次々にソロダンスを披露するところがあって。

すごいことをやっていても、ふわっ!しゅたっ!と軽やかで余裕があって。

やっぱり上手いなぁ。カッコイイなあと思いました。



20愛されるより愛したい
この曲は、アリーナコンサートの時みたいに、KinKiさんが上下に分かれて歌っていて。

コウイチさんが上で踊りながら。

つよしさんは下で歌に専念してました。


この曲もまた、原曲にかなり近いアレンジ?と思ったのですが

ところどころ、流れるようなオケの対旋律が入ってきて。

とても上品で美しい。


とはいえ音圧がちょっと怖いほど強く感じて、ドキドキ。


どうもわたしは、ドラムが大きく鳴ると、不安を誘われるらしいことに気づいて苦笑、反省。

この曲のところにわたしは、メモ書きをしていて。

棟方志功

あるいはベートーベン?

唐突にそう書いてました(笑)

晩年、顔をぎりぎりまで近づけて版画を彫る棟方志功

胸に鳴り響く音をどうしても無視することができなくて

作品を創り続けたベートーベン。


「表現したいという衝動」をぎりぎりのつよしさんからもビシビシと感じていて。

彼の本気もまた、すさまじいほど伝わってきて。

わたしの目にどんな風に見えたのか、わかりやすく記憶にとどめたくて

これらの巨匠の名を書き留めたのかと(笑)


ステージの上ではずっと音と真摯に向き合うふたりがいて。

ふたりともから絶対に譲れない、KinKi Kidsとしてのプライドを感じました。


自分たちの場所を守る闘い。

悔しそうな瞬間もあったけど、ご本人たちは決してあきらめてはいなかったです。



21.DESTINY + Secret Code

ワンコーラス目は普通にDESTINYとして始まったのですが。

確かツーコーラス目に入るところで、あれよあれよという間に、ものすご〜く自然にSecret Codeに変わってて。


これがまったく違和感がなくてびっくり!!


「そりゃそうだ!作家陣がまったく同じなのだし」と気がつきます。

うわぁおもしろい!!


このアレンジ考えた人、マジ天才!!


本来であれば、聴きながらとてもわくわくしていたはず…

どんな音が鳴ってたとか、いろいろ書きなぐったであろう辺りですが…


実を言うとわたしのメモはものすご〜くあっさりしてます。


「Secret Code」ワンコーラスのあと

一旦rit.(だんだん遅く。)


そしてフェルマータ(停留)して…

期待を持たせて…

「星の数ほど〜」へと戻っていく。


コウイチさんがバンドさんたちと絡みながら、素敵に盛り立ててて。

つよしさんは職人の顔。


これだけ!!

どういうことじゃ!!


この曲はつよしさんの耳が治ってから、もう一度同じアレンジで聴いてみたいです。

あまりにも音圧が大きすぎて、つよしさんがキツそう過ぎて。

肩にものすご〜く力が入っていて。

ぎりぎりの闘いをしているのが明らかで。

うわの空で聴いてしまい、とてももったいないことをしました。


なんだか立っているのもキツそうで。

後日談によれば、耳鳴りも激しかったと言ってたような。


たまに右も左もヘッドフォンを浮かせてみたり、ぎゅーっと眉間にしわを寄せて聴き入ったり。

多分音響さんに向かって指を上げ下げしたり。

どれだけがんばってるの?という感じ。


見届けなければ!という気持ちでわたしも瞬きも惜しんでみてましたけど。

見ているだけでも手に汗握り、苦しかったなぁ。


多分、調子さえよければ、一番つよしさんが楽しんだであろうアレンジで。

ノリノリで、ステップを踏んだり、気持ちよくシャウトしたり、フェイクなんてバンバン入れつつ。


堂島くんやギターさんや、建さんあたりとキャッキャしながら歌う場面があまりにも容易に想像できて。


そんな彼が、今こんなにぎりぎりで歌わざるを得ない状況が、わたしにとってはよけいに苦しかったのかと。


とはいえ。


わたしは参加していないけれども、大阪の二日間では少し楽になったと言っていたとレポで見たし。

両方に参加した友人たちは、こぞって「すごくよくなってたよ〜」と言っていたし。


時間の経過と共に、着実に回復への道を歩んでいると心から信じていようと思います。


きっとそうでありますように。


実際に私が見た二日間を思い出してみても

つよしさんはステージでしかできない、様々な試行錯誤を繰り返しているように見えました。

負担なくできること、今はやめておいた方がいいことがわかれば

きっとより仕事もしやすくなるでしょうし。

すべてがいい方向へ向かっているといいなぁ。


二日目はキャノン砲の発射がここのラストのラストに変わっていて

とても納得しました。


絶対にこっちの方がつよしさんもコウイチさんも楽。

流れ的にもよかったような。


今回わたしたちはアリーナだったにも関わらずまったく銀テとは無縁でしたけど(笑)

それでもテープが飛んだあとしばらく、気が散ってなかなかステージに集中しずらいし。


キャノン砲が吠える場所は、歌う直前よりは、歌い終わってからの方がずっといいかも。


みんなできっと、できうる改善は惜しまずすべてやっているのだと思いました。

少しでもいいものを見せようといろいろ考えてくださったこと。

あらためて感謝の気持ちでいっぱいです。



そういえば、1日目は特に、つよしさんがとにかく目を開けて歌っていたのが印象的で。

わりとKinKiで歌う時、特にバラードでは目を閉じて、浸るように歌うつよしさんの姿が印象的なのですが。

今回は、ずっと目を開けて。


まるで聴覚を瞳で補うかのような真剣な表情をずっと見せていて。

少しの隙もなく。集中しっぱなしという印象だったので。


さぞかし疲れただろうなと思いました。


あとで耳に何度もトラブルを抱えたことがあるアネに聞いたら…

耳に不調がある時は、目を閉じるとなぜか視界までもがぐわんぐわんして、本当に怖いんですって。

バランス感覚がまったくつかめなくなって。

どうかすると、今自分がどこに立っているのかもわからなくなって。

さらにめまいがひどくなり。

本当に苦しいのですって。


ましてや爆音が鳴るステージの上にいたら、どんなに怖かっただろうなとアネがぽつり。

それを聴いただけでものすご〜く堪えましたけど。

それでも立ちたかったんだなぁ、つよしさんは。

その気持ちも痛いほどにわかりました。



22.Family〜ひとつになること
ハープのめくるめく美しい音色からスタート。

夢の国への入り口みたい。

バイオリン系の美しい流れるようなフレーズ。

そしてコウイチさんから…

「今回は自分たちにとっても新しいチャレンジとなりました。」

「この曲もふたりで作った曲です。」

「本日はみなさん、本当にどうもありがとうございました!」

というくらいの短い挨拶。


コウイチさんは、多分、歌うだけで精いっぱいのつよしさんの状況を痛いほどわかっていて。

そのうえで、寡黙になったつよしさんはそっとしておいてあげて。

話を振ることもなく。

終始一貫して、わりとあっさり目に卒なくトークを進行してました。


それがかえって場を深刻にし過ぎることなく、いい感じで。

少なくともわたしは、とても楽でした。


コウイチさんにも感謝しかないなぁ。

彼のこういうところ、大好きです。


つよしさんも安心してトークはコウイチさんに委ねていて。

ふたりがそれぞれステージで、今できる最大限のことをしようとしている姿に心打たれました。

この辺の「あうんの呼吸」も、ひしひしと伝わってきましたよ。


そして。

曲に入ります…


音の数が極端に減って明らかにホッとしました。

ピアノと楽器の種類と数を絞ったオーケストラの音。


ふたりの歌声も安定していて、とても美しかったです。


この曲、こんなにいい曲だったっけ?


いえいえいえ。

元々大好きな曲の一つですけど。


正直、今、時代の方がこの曲に合ってきて。

とても新鮮に聴こえました。


KinKi Kids、先見の明があったんじゃ?


何よりふたりの歌声が真摯でていねいで。

とてもとても心に沁みました。


そして今回のこのコンサートでは、この曲もまた「要」の1曲だったように思います。


オーケストラもバンドもコーラスさんたちもKinKi Kidsも。

やさしいこの曲のオーラにくるまれて、穏やかにひとつになりました。


この曲は、ユニゾンも美しく。

安心して音楽に身を委ね、うっとりと聴いてました。


この曲を何年も前にふたりで作っているという事実があらためてスゴイなぁ。

結果的に自分たちが作った曲に、自分たちもまた助けられたのではないかしら。

君がいるから・・・

僕がいるから・・・

だからこそ、面倒なこと、大変なこともいっぱいあるかもしれないけど。

君がいるから・・・

僕がいるから・・・

あきらめず一歩を踏み出せること、形になることもきっとたくさんあるのだろうと思いました。


特に一日目は、随所で必死に闘っていたつよしさんだったから。

眉間にしわを寄せ、表情がとても硬くて。


最後の方は口数もどんどん減り、立ち姿も肩に力が入り、見ていて辛いほどだったのだけれども。

そんな中でもちゃんと歌うことに何の迷いも諦めも見えず。

最後まで闘い抜いていて。

心がぎゅーっとなりつつも、勇気をもらった気がしました。


実際、友人たちの中には、長引く体調不良で自暴自棄になっていたのが

このライブのつよしさんを見て、やっぱりがんばる!と言い出して早速行動に移していたり。


「もうムリ、仕事をやめて田舎に帰る!」と言ってたコが

ライブ後、やっぱりもうちょっと踏ん張ってみる!とメールをくれたりもして。


さらに、わたしがつよしさんに負けず劣らず才能があると思っている友人が

彼のソロコーナーに触発され、またご自分も本気になった話が聞けたりもして。


いろんな意味で、ちゃんと伝わってたよ?

がんばってるふたりにたくさんの友人が触発されてたよ?


これ、ご本人たちに伝われ〜っ!!伝わったらいいなぁと思います。

(聞くたび、ラジオにメールしなよ!と言いました!笑)


曲の終わりに、一旦止まった音がまたBGM的に鳴り出して…

コウイチさんから大きくメンバー紹介。

本編のエンディングへと雪崩れ込んでいきます。


「Family」で終わったので、なんとなく大団円感。

ほんとにいい曲作ったなぁ、KinKi Kids!!!


次で終わりにできるかな?

できますように!!