ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

念願叶って!!

今日の日記の主役たちは、小学2年生になったりーちゃんと、妹のまーちゃん、もうすぐ4歳・・・です。

以前こんな日記を書きました。一応貼りますが長いうえに、関係ない日記とくっつけちゃってるので、下に抜粋で、肝の部分を載せます。

fermata.hatenadiary.jp

 

4歳児、りーちゃんのレッスン終わりに、お迎えにいらしたおかあさんと妹のまーちゃん。

りーちゃんが「せんせーにぷれぜんともらったよ~っ!!」と駆け出しておかあさんに見せに行ったのと入れ違いに、なぜかうちの玄関のステップをえっちらおっちら上がってきた1歳児のまーちゃん。

彼女とは毎回、お迎えの時に顔を合わせてはおりますが、まだまだ赤ちゃんなので、いつもは抱っこされていることが多いです。

そんな子が・・・とことこと歩いて、もっともらしい顔でわたしの横にきて、手を引っ張って、急いで玄関から入ろうとするではありませんか!!

そして、おかあさんに「ばいば~い!!」と手を振り、「いこっ!」とわたしの顔を見上げて靴を脱ごうとするしぐさ。

ええ?ええ?と顔を見合わせるおかあさんとわたし。

どうやら、おねえちゃんのあと、次は自分のレッスンの番だと思ったみたい(笑)

ピアノ部屋に入る気満々です。

きゃーーーっ!!かわゆい。なんてかわいいんだ!

「あんたはまだ。せめて4歳になるまで待って!」とおかあさん。

ますますわたしにぴとっとくっついて、おかあさんに抱き取られまいとするまーちゃん。

爆笑するおかあさん。

必死なまーちゃん。

結局わたしが抱っこして、レッスン室をぐるっと見せてあげて、戻ってきて靴を履いてもらいました。

こういう時、わりと年の近いおねえちゃんは「まーちゃんは教室に入っちゃダメ!」とか「わたしのせんせーなんだから!」とか怒ったりしがちで、そんなもんだろうとも思っているのですが、ふと視線をやると、まだ4歳のりーちゃんは、そのやりとりをにこにこと見守ってて、わぁやさしくって、すっごくいいおねえちゃんだなあと思いました。

折りしも4歳のりーちゃんは生意気盛りで、なんでも自分でやりたいし、言われたとおりにやらないし。

時々あまりに生意気で「せんせーはだまってて!」「せんせーは弾いちゃダメ!」なんて言い出して「はぁ?なんやとごら~っ!」なときもありますが(笑)

こういう一面を見るとまたかわいさが増すってものです。

姉妹っていいものだなぁ。

 ちなみに、この日記を書いたのは、2016年になったばかりの時。

あれから2年と10か月が経っています。

ついでに検索してみたら、りーちゃんがうちに初めて来たのが、2015年の7月。

4歳児だったりーちゃんが5歳になる直前。

ピアノを習い始めて約半年経った辺りの出来事でした。

ちなみに妹のまーちゃんは、この出来事のあとすぐに2歳になりました。

 

さて。月日が経ち。

昨年の夏休みにお引越しすることになったりーちゃんとのレッスンは、ただいま、出張レッスンとしてふた駅先のおうちに通いで継続中です。

幼稚園時代の一時期、ジェットコースターのようにご機嫌が上下して、扱いづらくてどうしよう?と思ったことが何度もありましたが・・・

最近になってお母さまに昔話として伺ったところによれば、幼い頃のりーちゃんは、そんなイメージとはほとんど無縁の子だったんですって。

びっくりです。

大声を出したり、ワンワン泣いたり、わがままを言ったりというのを親の前でもほとんど見せない子どもだったそうで。

おりこうさん過ぎて心配だ!と幼稚園でも言われていたし、家でもストレスがたまるんじゃないかしら?と心配されるほどだったのだそうなのです。

当時、そんなこととは露知らず(笑)

わたしは「まあ時期とは言え、大変なことよ!!」と疲弊していたわけですが(笑)

どうもうちのレッスン室には、密室のせいか、子どもの「素」を引き出す何かがあるらしく・・・

時々こういうことが起こります。

そういえば、一度彼女がギャーギャー言っているところをたまたま見たおかあさまが、かなりびっくりされたことがありました。

そんな姿を平気で見せるのは、わたしの前だけ、密室のピアノ部屋だけだったよう。

その時は大変だけど一旦「素」を存分に見せてしまうと、急激にわたしとの距離が縮まることが多いので、今ではそういう謎の現象は、歓迎すべき出来事として受け止めてます(笑)

そうと知ってれば、もっと自由にやりたい放題させてあげてもよかったな!!と思うのは、きっともう過ぎてしまったからですけれども(笑)

当時はお願い!早く嵐が過ぎて~と思ってました(笑)

でも、そんな時期は今思えばほんのわずか、短い時間で。

過ぎちゃえば「ヤダーっ!!」とひっくり返ることもないし(あたりまえか、笑)

連弾しようと横から音を出しても「先生は一緒に弾かないで!!」「りーちゃんがひとりでやる!」と大声を出したりもしません(笑)

むしろ「アンコール!!」「もっかいやろう、先生!」とやる気満々。

リラックスして毎回とても音楽を楽しんでいるし。

とても勘所がいい生徒なので、わたしも教えていてとても楽だし、進度も早く、音楽的刺激をもらえて、わたしもまたとても楽しいです。

出張に行くと、いつでもさりげなく待ち構えていて。

スリッパを出してくれたり、レッスンの後で、わたしと一緒に雑談をしながらお茶を飲むことをとても楽しみにしてくれていて。

友達との内緒話を教えてくれたり、宝物を見せてくれたり。

そうしながらも、お茶のおかわりをいれてくれようと気を配ったり、飲み終わるとお盆に乗せて、キッチンへ運んでくれたり。

ほんとうにかいがいしく動いてお世話してくれて、かわいくてなりません。

ただし、実はかなり負けず嫌いで、こっそり受けた伴奏のオーディションでお友達に負けた時、こっそり号泣してたそうで。

来年からは「こっそり」じゃなくて、先生に相談してよ。一緒に練習しようねと言ったら、かなり本気な顔で強く頷いてました。

しかしそんなおりこうさんのりーちゃんも、この「お茶の時間」だけは「先生とわたしの大事な時間」ということで、妹のまーちゃんは絶対に入れなかったのが・・・

このところ、ちょっとした変化が訪れました。

というのも、もうすぐ4歳になるまーちゃんが、とうとう来年からピアノを習うことになったのです。

ぱちぱちぱちぱち~っ!!

まっさきにまーちゃんが駆けてきて、おかあさんがおっしゃる前に「せんせー、おかあさんが4歳になったら習ってもいいよ!だって。」と大喜びで言ってきました。

よかったね~

 上に書いた日記を見ていただくとわかる通り、まーちゃんは、1歳の頃からピアノが習いたくてたまらなくて。

いつも隙あればおねえちゃんがレッスンをしているところに乱入しようとするのですが、そこだけは険悪ムードになっても頑としておねえちゃんが「まーはダメ!」「イヤだ!」と言い。

おかあさまも、そこはおねえちゃんの意思を尊重してあげていました。

でも、来年1月からは晴れてわたしの生徒になるということで。

どうやら一緒にお茶のピクニックタイム(りーちゃんはわたしとのお茶の時間をそう言います!)へ、一足先にまーちゃんも参加が許されたようなのでした。

というわけで、先月から15分くらいですけど、楽しいガールズトーク・・・という運びになってます。

今までりーちゃんだけの時は、あえてちょっと背伸びがちな、お洒落や好きな香りとか、お友達との人間関係の話なんかを好んでしてたのが・・・

まーちゃんが入って、好きなアンパンマンのキャラは?とか。

おやつトークや、ふたりがひとつずつ持っている宝箱の中を見せてくれたりとか。

ちょっとまたひと味違う展開になっておもしろいです。

先日まーちゃんが、幼稚園のお友達とおかあさまと見て来た映画の話を先生に聞いて欲しいというので・・・

なになに?なに見たの?と聞いたら、めっちゃ噛み噛みに「はぐっとぷりきゅあ」と言い。

その言い方があまりにもかわいかったので、3回も「えっ!?何見たんだっけ?」と言わせてごめんなさい(笑)

ただ「はぐっとぷりきゅあ」と言わせたいだけの人になっちゃった(笑)

HUGっとプリキュア」って言うのですって。タイトルすらかわいい@@@@

ちなみに2年生のりーちゃんは、プリキュアは子供っぽいから卒業なんですって!

そうなんだ!!

そんなりーちゃんは、なんの映画なら見に行くの?と聞いたら、ドラえもんだって。

むふふ。まだまだかわいい2年生。(そのふたつの差があまりわからない先生、笑)

まーちゃんは「あたし、もうすぐピアノを習えるの!」を1回のトークに5回くらい挟むのもまたかわいいし。

「ピアノっておりこうにしないとダメなんだよ!」なんておねえちゃん風を吹かせるりーちゃんもまた超かわゆい。

多分自分がかつて大あばれしたり、泣いたまま来て、おかあさまからわたしへ、抱っこで渡されたことなんかも、もう忘れちゃってるんだろうな(笑)

これだけの日を跨いで来たのだから」です。ああ、感慨深い。

というわけで、来年始まったら始まったで、いろいろあることと思います。

勝手知ったる「二女」だしね(笑)

また楽しみが一つ増えました。