ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

西城秀樹さんのこと

ずいぶん長く日記を書いていますが、この話は多分したことがなかったと思います。

小学校中学年くらいの頃、妙に気になる存在だったのが西城さんでした。

(えっ!?なんでカテゴリーにつよしさんが?その話はもうちょっと待ってね!少しあえて引っ張ります!)

情熱の嵐、ちぎれた愛、傷だらけのローラ。

当時は歌謡曲全盛時代だったので、特にファンというわけではなくても、毎日テレビで見たり、ドラマで見たり、その歌声やパフォーマンスは常に目にするわけで。

好きというよりは、意識し過ぎて、対外的には「好きなんかじゃないよ?」「キライかも?」とか言っていたかも(笑)

今でこそ、もう凪いだ海みたいになっちゃって、追いかけてる誰に対しても、全幅の信頼を寄せ、ものわかりの良いファンみたいなことを言ってみたりもしてますが(笑)

わたしにも、とっても屈折したアイドルファンだった時代がありました。

こういうのってきっと経験の積み重ねよね!若気の至り。

そんな屈折したファンだったわたしが「ああ、ダメだ!この人が好き~!!」と認めざるを得なくなったのはどの曲からだったかなぁ?

多分若き獅子達の頃、若干歩み寄り、少しして父が東京転勤になってわたしも東京へ。ブルースカイブルーの頃はもう自他ともに認めるファンだったかも。

勇気があれば、愛の園。あえてあまり人が選ばないような曲を挙げてみました。

バリバリのアイドルでしたが、パイオニア精神に富んだ方で、歌がとても上手!

そこは絶対に外せないところだったので、多分認めるかどうかによらず、出会った瞬間からファンだったかも。

一番好きだった頃、もうひと組、心を焦がしていたオフコースの眠れぬ夜をカヴァーして、なんだか運命を感じ、舞い上がったのが、彼のファンとしてのわたしのハイライト。

アイドルがニューミュージックのスターの歌をカヴァーするなんて!!

とても誇らしくしあわせに感じていたのを思い出します。

確か高校生の頃、日生劇場劇団四季とやった主演ミュージカルを見に行きました。

その次に生で見た男性アイドルはKinKi Kidsなので、青春時代、唯一生で見たアイドルは彼だったのだなぁと思います。

(あっ!違った。歌を聞いたわけじゃないけど、当時野口五郎さんのファンだった友達に付き合って、学校の帰りに吉祥寺の東急のトークショーを見に行ったことがありました!笑)

その後音大に入るのと前後して、もちろん主としてクラシック方面へシフトしつつも。アイドル方面では聖子ちゃんの歌にはまり、松本せんせの歌詞に身を焦がしたのと(笑)

オフコースユーミン中島みゆきさん、大瀧詠一さん、スクエア、カシオペア・・・

ちょっと方向性が変わり、自然と距離ができたものの、彼を好きだったことは、甘酸っぱい思い出の一ページでした。

晩年は脳梗塞に見舞われて、本当に気の毒だったけど、最後までありのままの姿でファンの前に立ち続けた人。臆することなく人前に出て、ちゃんとインタビューに答え、動かない身体でも、口がたとえ回らなくても、ありのままの自分を知ってもらうことをあきらめなかった人。

本当にスゴイ人、その時その時、スゴイ人であり続けた人だなぁと思います。

どうぞ安らかに。

あれっ?どこかつよしさんとも似てるなぁと・・・亡くなってから、ふと思いました。

今までそんなことを考えたことはありませんでした。

そうしたらそのことをツイッターでつぶやいてらっしゃる方がいて。

牡羊座で血液型がAB型で、歌が上手くて容姿も美しくて魅せ方もとても上手で。アイドルとしても一流で。でもいつだって生真面目で。ミュージシャンからも一目置かれていて、フロンティア精神に富んだ人。」

おぉ!!!

すごくたくさんの共通点がありました。

ということは、2人とも、なるべくしてファンになったのかも?

わたしってそういう人が好きなんだなぁとあらためて。

というわけで、追悼の気持ちも込めて、動画を貼り付けておきます。

大好きでした。ありがとう♡


西城秀樹 ブルースカイ・ブルー 1978