ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

FNSに思ったこと

この日思っていたことを書こうとずっと思っていたのですが、なかなか時間がなくて。

今朝ちょっと時間ができて、一気に書きました。

感じ方はとても人それぞれだし、正解があることでもないと思うので。

え?わたしにはそんな風には見えなかったけど…という方もいらっしゃるかも。

そんな風に思った人もいるんだ〜くらいのゆるさで。

さらっと読んでいただけたら。

違う…と思われたら、どうぞ遠慮なく引き返してくださいね。



この日は仕事を終えてキッチンに上がってきたら、すでに番組が始まっていて。

さらにオットがテレビの前にどっかりと座っていたので(笑)

オンタイムで見ることは叶わずでした。


元々音楽特番はとても楽しみにしているタイプですが

今年はあまりにも仕事が立て込んでいて。

それで見れないのはどうしようもないことだし。


つよしさんの耳のことがあったりして。

感情がいろいろ複雑なのもあって

どうしても一歩引きの目線で見てしまうというのもあると思うけど。


日テレの音楽祭なんて、いつだったのかすら、すっこーんと抜けていて。

まったくノーチェックのまま終わってしまいました(沈!)


さて。

そんなこんな、FNSも気になりながらもオットが別の番組を見ていて。

でも一応進行具合を気にしてくれてはいて。

時々チャンネルを合わせて「まだじゃない?」「もうそろそろ?」と言ってくれてはいたのですが…


なんといってもそうしている間にも家族が続々帰ってくるし

食事の支度やらなんやら、夜の主婦は忙しいので。


のんびりテレビを見ている暇もなく。


だから残念ながら「DESTINY」をやったというのは、Twitterで知りました。


「わぁ!これなんだ!」「これが来た!うれしい!!」というのをオンタイムで味わえなかったのはちょっと残念(笑)


発売は来月に決まりましたが、この段階でほぼ1番の歌詞は頭に入っている。

そんな状況は久々だなぁと思いながら巻き戻したら


知らない歌詞を歌っている場面があって、思わず心躍ったわたしなのでした。


アニメの主題歌ですでに聴いている部分では

ありきたりな時間でさえも 君がいれば特別になる

とか

変わってゆく 変わらぬ想い

とか。

独特なキラーフレーズがあるなぁと思うのです。

それが井上日徳さんのとても洒落たメロディーと、素敵なアレンジにうまく乗っかって。

心に残る曲だなぁと思ってたのです。

さらに…

今回歌われた部分では

近づくほど遠く感じる
そんな時が来ても大丈夫さ

ってところとか、一回でとても心に残ったし。

星の数ほど持ちきれない たくさんの僕らの記念日
どれも大切だから 守りたいずっと

あっ!!

もしや「anniversary」からの流れを汲む歌なんだ!!!

詞はかの曲とも同じ、Satomiさんだしね。

まるでレーザービームみたいな

もそうだけど、詞とメロディーの絡ませ方がとても好き。

とても心に残ります。

強い光、時空を超え
ボクらを次なる未来へと連れてく
素敵な運命(Destiny) 

の後が一番では「一生離さない」だったのが2番では「絶対離さない。」

ここの対比もいいな。


こんな素敵な歌詞を隠し持ってたのか!!DESTINY!!

いろんな風に感じる人がいるでしょうけれども

わたしは自分が「絶対離さない♡」と言われたような気がして(笑)

望むところだ!!と思いましたのことよ(笑)(笑)(笑)



発売まであとひと月少々。

期待がさらに高まりました。


でも。


この曲を巻き戻してみていたあたりでは

まだまだちょっとつよしさんの状態を気にしてみていて。


本当の意味で入り込んで、がっつり彼らの歌に引き込まれてみるところまではいってなかったのです…実は。


曲に入る時にあんなにリズムの申し子のようなつよしさんが

まったくリズムに身体を泳がせてなかったから。

彼の耳にどんな音が届いているのかはわからないけれども。

きっと少しでも聴こえる音を捉えるのを阻害するような要素は避けたいだろうし

ある意味全身を耳にして、プロとしてやれる限りをやるんだと…

とても慎重に真剣勝負をしているのだろうなぁと想像したりしていたりもして。

心がぎゅっとなって。手を握りしめて見てました。


一方のコウイチさんはリズムに身を委ね、わりと自由に動きシャープにアタックをかけて歌い。

つよしさんがいまだリハビリ中で、うかつに解放できない部分を補うかのように

今回は自然とコウイチさんが歌の「味付け」の部分を担っているような気がして。


いつもはわりと正確さを担おうと努めているのがコウイチさんで、味付けがつよしさんなイメージがあるから。

そんなところも、時と場合によって、きっとお互いが自然と役割を入れ替えたりもできるんだろうなぁとか。

いろいろ想像しながら聴いていたし。

それもアリだな!

それにしてもふたりのプロ根性はすごいな!なんて思ったりしていて。

ちょっとある意味、客観的に見ようと努めていたフシがあるのですが。



その後「もう君以外愛せない」ではまったく違うことを思い始め。

見た後で、もう一度「DESTINY」に戻ったら…

あれあれ、違う風に見えてきたのです。


とはいえ、その話は置いておいて。


一旦次へ。


「もう君以外愛せない」の方はぎりぎりでアネがあえて気を遣って席をはずしてくれて(笑)

やっとオンタイムで一人でじっくりと楽しむことができて。

一気にわたしも雑念を捨てて集中モードへ。


この時期、とにかく時間がないので。

一回見たら、できたら一言くらいTwitterでつぶやいておいて。

後でどんなことを思ったのか記憶を定着させておこう…なんてもくろんでいたのですが。



実際に見た後は、まず、一言も外向きにつぶやけるような言葉が出てきませんでした。


なんだか言葉にできない感情が渦巻いていて。

この気持ちはなんだろう?

まったく整理できないでいて。


真っ先に思い浮かんだ言葉は「胸を衝かれる」でした。


この言葉で検索すると、こんなサイトが出て来て。

まさしく!!と思いました。


ネガティヴな意味ではなくて。

複雑にいろんな感情が湧いてきて。

一言で言葉にできなかったのです。


これはちょっと一拍置こう…と思いとりあえず、携帯にメモったのがこんなこと。

胸を衝かれてしまい、まったく言葉が出て来ないままに、ずっとリピートを続けている。

夜中になってもまだ見ている。


それがどういう感情なのか表現するのがとてもむずかしい。

二人が二人とも、表現に対してとても真摯に向き合っていて。


「もう君以外愛せない」はもう何十回と生でも聴いているし

ドラマの主題歌として毎週聴いた時期もあったし、CDでも数限りなく聴いてるし。

音楽番組で歌われたのも、何度も何度も見ているけれど

こんなに心を掴まれたのははじめてで。

なぜ?と思うに…


一言で言えば、今回、ふたりのベクトルが揃ってぴったりと歌に向いていて。

いろいろ気がかりなことはあったのに、その瞬間はそんなことに心を捉われる隙も暇もなく。

今伝えようとしている音楽から神経を逸らしてしまうことが失礼なようにも感じてしまって。


気がつけばそう思ったことすら忘れてしまい。

ただただ音楽そのものに、まっすぐに心を捉われてしまった。

音楽そのものにねじ伏せられたような気分。

やっぱりKinKi Kidsにとっては「歌」は生命線なんだろうな。

うれしい完敗!

そんな風に書いてました。

若干真夜中のラブレター風なのは許して。

実際そうなんですけどね。むふふ。




あの瞬間、たくさんいたであろうスタッフも。

目の前でこの映像を見ているはずの同業者の方々も。

テレビの前のファンも。

つよしさんの耳の状態も。

ふたりはあえて、一旦意識の外へ追い出したのかもしれません。

本能的に。


全部一旦あえて手放しているかのように。

音楽にまっすぐに集中していて。


目の前の一曲への集中が、本当にすざまじかったです。


歌い終わった瞬間。

コウイチさんは、突然我に返ったかのように、宮本さんや生田さんにお辞儀をして。

おふたりに敬意を表していたけれども。


一方のつよしさんは、まだ曲の世界から戻って来ていないように見えて。


彼もまた、いつもならば、とても礼儀正しい人だから。

すぐに後ろの方々へと意識を飛ばしそうなものだけど。


今回はただただ茫然と座っていて。

1曲への集中の高さが伺われてぎゅっと心を掴まれました。


ドリフェスでもそうだったし、Destinyでもまだ若干…

ストイックに、とにかくまずは正確に歌うことをものすごく意識しているのが伺われるリハビリ運転中のつよしさんが。


「もう君以外愛せない」では、ついに曲が進むにつれて、我を忘れて表現の中に深く入り込んでいくのが伺われた気がして…

どのあたりからかな?

多分何度も見た感じだと1番のサビあたりから?

そして宮本さんのバイオリンのソロがとても素晴らしくて。

あのフレーズ明けあたりから、ふたりの集中がさらに高まったように見えるのです。


特につよしさんの表現にそれがとても顕著に思えて。

久々に、音楽家としての彼の本能的な表現者としての姿が見れた気がして。


すごいものを見たかも…と、ひたすらにぎゅーーーーっと掴まれてなかなか戻って来れませんでした。


こういう人だから、きっといつか今回のこんな難儀な経験でさえもきっと糧にして

さらなる成長を遂げる姿が見れるんだろうなぁと、なんだか確信してしまいました。


まさしく

Everything happens for a reason.

人生で経験することに無駄なことなんてひとつもなくて。

もちろん突発になったことを肯定的に捉えるような気持ちにはとてもなれないけれども。


起こってしまったことをすべて作品に昇華させて

さらなる素敵な未来を引き寄せることができる人だから。


そして、その底力はみじんも疑っていないので。


ただただ100%で表現ができるようになる日を、静かにゆっくり心待ちにしていようと思いました。


一方のコウイチさんは…

わりと曲が始まって早々にイヤモニを耳から引っこ抜いて。

でも、そのことにいつまでも囚われている風でもなく。

すぐにすーっと曲へとまっすぐに入っていったように見えました。


彼があんな風にステージでイヤモニをあからさまに気にするのは珍しい気がして。

先日の日経エンタの「ころがしモニターの話」を思い出したりもしつつ

彼の中にも何かイヤモニだったり、音との向き合い方において。

何か心の変化があるのかな?と感じたりもした…

というのはちょっと後付け的に思ったことでもありますが…


とにもかくにも。

二人ともこの時、音楽の神さまに取り憑かれたかのように

ただただ目の前の1曲に高い集中を保っていて。


うん。ほんと言うなればベクトルが一緒。


表だってふたりが何か言葉を交わしたわけでもなければ

申し合わせてもいないだろうけれども。

その表現に圧倒されて、ただただひれ伏すしかなくて(笑)

これが20年の歴史なんだなと痛く感動してしまいいました。


そして、その後で再度「DESTINY」に戻ったらあら不思議。

曲そのもの、表現そのものが、さっきよりもっとまっすぐに心に迫ってきて。

聴き手であるわたしが、必要以上に曲から意識を逸らしていたことを恥じました。


音楽ってそういう側面もあるかもしれないな。

まずは、聴き手としてもあまり先入観に捕らわれず、まっすぐにありのままで聴きたいです。



そもそもが音楽番組が好きなので、その後、はじめから巻き戻し。


ほぼ全部の方々の演奏をゆっくりと見たのですが。


とにかくたくさんのゲストさんが出ているから。

歌も歌い方も、歌う姿勢もみなさんとてもさまざまで。


サービス精神旺盛で場を楽しませることに全力投球な方々もいれば。

テレビの前のファンに向けて笑顔で手を振る方々がいたり。

まずはご自分たちがとても楽しんでいるのが伺われるアーチストもいて。

あの場でしかできないコラボに緊張している方、それを存分に楽しんでいる方。

歌が始まった途端、空気をがらっと替えるほど歌に力がある方。


本当にそれぞれだったし、この日のパフォーマンスに対する姿勢は、どれが正解ということもないのでしょうけれど。


KinKi Kidsは、あの日の出演者たちの中でも、際立って目の前の1曲に真摯だったなぁと振り返っています。


自分も多少なりとも音楽の世界に身を置いているので

そんなふたりの姿勢にものすご〜く感化されてしまい。


あの日の後から、表現したい欲があとからあとから湧いてきて。

不意に憑りつかれたかのようにピアノに向かってみたり。

生徒たちにどうやったらもっと、音楽的な部分を伝えられるか?と考え込んだり(笑)

お仕事にとても前向きになってます(影響されやすい!!笑)


そんなこんな、今年のFNSはほんと心に残りました。

久々にこんなにリピートしたかも。


もちろん彼らのところだけじゃなくて。

他にも心に残った方々はたくさんいて。

今、削って削っていき、もうちょっと見たい、見返したいと思う方々を残した結果。

1時間半くらいになりました。

まだまだ見てから、最後はKinKiのところだけになるかも?だけど。

またほかのアーチストさんたちも含め、感想を書きたいです。


そうそう。


ピアノの伴奏をしていた生田さん!!

今回は緊張もあっただろうに、とてもノーブルで。

思いのほか、伸びやかな演奏をされていたけれど。


彼女の他の番組出演時の動画がTwitterで回っていて。

この方もとても多才で、ピアノだけじゃなくて、歌もとても上手。

ユニークな側面もあって、人をぐいぐい惹きつける魅力もあって。

興味津々になりました!!


いつかブンブブーンあたりにいらしていただけないかしらん。

その動画は、バナナマンさんたちと一緒に、アカペラで遊ぶように生き生きと

達者にリズムを転がしつつ、歌っているものだったのですけれども。

ああいうの、KinKiと一緒にやってるところを見たいです(笑)


で。

日経エンターテイメントのKinKi Kidsのページや、ワイドショーで語っていたこと。

それからパーティーのDVDのこと。

いろいろ感想もつながってくるわけですが、ひとつには書ききれませんでした(笑)

やっぱりな!

しゃーない!しゃーない!!

というわけで、一旦切ります。

次にいつパソコンを開けるかはわかりませんが…

ちょこちょこ書いて行けたらいいなと思ってます。

追伸:

ここまで書いて…

ファン的に、ものすご〜く大事なことにまったく触れてないことに気がつきました!!

それはビジュアルで。げらげら。

でも最初はあまりにも歌の方に心を持っていかれてたので。

あんなにふたりが揃って素敵ビジュアルだったにも関わらず

まったくそのことに気づかないくらいだったのです(笑)


あとから、ご近所やらネットやらで、一般の評判を見聞きしたり。

ファントークの中で…

そうよ、そうだった!

な〜んて素敵!!ってやっとそこに神経が行きました(笑)

もちろんアイドルKinKi Kidsのファンでもあるし。

素敵ビジュアルは大好物なのに。

まったくそこまで神経が届いてなくて。

自分でもびっくり。

それだけ歌に捉われちゃってたんだろうなぁと。

思い出してはニヤニヤ。


それにしても濃厚でした。


週末にはもう東京ドームです。

それもオーケストラとの共演だそうで。


とてもとても楽しみです。