金曜日だけは傘マークなしだね!今回はさすがに傘も合羽もいらないか!!・・・と豪語していたわたしたちですが、そこは何度も痛い目に合っているので(笑)出かける直前にバックの中に傘と合羽をねじこんだ話は前の日記にも書きました。
まあいらないだろうけれども、お守り代わりにね!・・・くらいの気持ちだったのですが、よもや蓋を開けてみたら「金曜日だけ雨!」ということになろうとは。げらげら。
これだから偶然っておもしろい!
そして今にして思えばこの日が見れてよかったなぁ〜としみじみそう思いました。
いえいえ、負け惜しみじゃありませんよ!?
多分どの日一日入ってもそう思うのでしょうけれど。
日曜日に元々決まっていた玉置さんのライブがあって、月曜日はすでにオットと梵字教室に行くことが決まっていて、今回「ここのみ」だった金曜日の平安神宮ライブ。
この日に入れて本当にしあわせだったなぁと思い返しています。
昼間は銀閣寺あたりを散策していたのですが、14時過ぎ。
コンサート事務局からのメールに固まるわたしたち。
帽子、全身および手荷物がかくれる雨具(レインコートなど)・着替え・タオル・防寒具などを各自でかならずご準備ください
ええーーーーっ!?
「か・な・ら・ず」ですってよ?
そのほかにも、遠足の前の日の子どもに向けた注意事項みたいなのがぎっしりと書かれているではありませんか!
水分補給を十分に!とか。食事をしっかり取るように!とか。
雷の活動を感じたときはどうするか?なんて注意の細かいことと言ったら!!
たとえば
近くに建物がない場合、電柱、建築物などの高い物体から4m以上離れ、姿勢を低くして、持ち物は身体から突き出さない
なんてことまで書いてありましたのことよ!!
で、慌てて散策のあと、ホテルに合羽を取りに戻ったのですが、今にして思えばこのくらい念を入れた注意をもらっていてよかったです。
結果的に合羽は必須でしたし、その後の行動を考えても、持ってなかったら成り立たなかったかも?というくらいの雨が降りました。
一部の友人たちとは平安神宮で待ち合わせていたので、ライブが始まるだいぶ前にお参りしよう!ということになって、その場にいた友人たちと神社の中に入りました。
確か4時ごろだったと思うのですが、スタッフさんたちがすでに立ち働いていて、楽器を持つご本人たちではない方々が、いろんな楽器の音出しやら調整やらをされていました。
「竹」があちこちに置いてあったのが今年のライブの一番の特徴だなと思いました。
そして今年らしさ、特徴を自然と探してしまいつつ、あっそうか!平安神宮のライブは今まで毎年皆勤なんだなぁ、これもご縁だなぁと実感しました。
そもそも修学旅行で一度行ったきりの関西に、この年になってこんなに足しげく通うことになろうとは!
毎年必ず京都に来ることになろうとは!
関西に住んでいるわけじゃないし、家族ごとも仕事もあるし、毎回1回参加できれば上々という感じですが、それでも文句ひとつ言わずに「どうぞ行ってらっしゃい!」と気持ちよく出してくれる家族にも感謝だし。
また来るの?逢える?と待っていてくださる友人達がいることもhappyだなぁと思います。
これだから人生っておもしろい。明日は何が待っているのかわからないからこそ、ご縁がつながった今を存分に楽しまないとね!
おっとさっそく話が逸れちゃった。
昼間セットをちら見した話でした。
斜めに切った竹が、高さを違えて数本ずつ数箇所に並べてあったり。
螺旋だったり、おもしろい形に組んである竹が、まるでアスレチック場にあるそれに見えたり、もしくは芸術作品のようにも見えたり。
アジアのホテルのオブジェみたいにも見えました。
端っこの方にもしやこれ燃やすの?と思うような点火台?のようなものもあって。
もしやキャンプファイヤーみたいにボーボー燃やすことはないよね?なんて想像したりもしました。
(いやいやそんなのあるわけない!毎日燃やして作り直さなきゃならないセットだなんて!げらげら)
そういうセット類はほぼ竹で作られているように見えて、例年とはだいぶ趣が違う気がしましたが、それがどんな風に使われるのかまったく想像がつかなくて、ライブ開始が待ち遠しいね〜なんて言いながら、お参りを済ませて一旦外へ出ました。
その後も結構近いところをずっとふらふらしていたので、リハーサルの音も若干聴こえたのですが、なんの曲をやるのか1曲たりとも見当もつかずでおもしろかったです。
あれ?今回新曲だらけなのかしら?とも思ったのですが、蓋を開けてみたら、セッション以外ぜ〜んぶ知ってる曲だったのですよね〜
ほんとスゴイ!なんてスゴイ!
感心しきりでありました。
さて。
入場の時間がやってきて、わたしたちは、お祓いにぎりぎり間に合ったのですが、それまでわりとのんびりムードでみんなおしゃべりをしていたのが、宮司さんの姿を見つけた途端、シーンと静まり返ります。
そういうところ、暗黙の了解ができていて、みんな静かにうつむいて神妙にお祓いを受けます。
ああ、今年も平安神宮の中で、こうしてライブに参加できたのだなぁとしみじみしてました。
まだ雨の気配はなくどんよりとした曇り空ですが、すでに夜の帳が降りてきて、日が短くなったなぁと実感します。
そういう外の空気を感じながら待つ時間もまた、楽しみのひとつです。
そしてお祓いが終わり、ややしばらく。
正面のセットの光る竹の先が色とりどりでうつくしいなぁなんて思っていたら、いつの間にか音が鳴り始めていました。
ガムラン音楽っぽいアジアな音で、木琴?シロフォン系?の楽器かな?
竹のセットとベストマッチだなぁと思いながら聴いていました。
ぽろんぽろん。ぽろんぽろん。
シソラファ〜♪
と1音列だけメモっていて・・・もちろんもっといろんな音がしたのですが、この音列は「和」の旋法とはちょっと違うんだなぁなんて思っていて。
どこか異国情緒な感じ。異世界への入り口?なんて妄想を楽しんでおりました(笑)
続きはセットリストに沿って書いて行きたいと思います。
なにぶんにも一回しか見てないので、間違いが多いかも?です。
そこ、違ってるよ〜なところはどうぞご遠慮なくご指摘くださいね!
すぐに直したいと思います。
☆I gotta take you shamanippon (&Tu FUNK)
いつもながら、過剰な演出はなく、早足でメンバーさんたちがふつうに入ってきて、つよしさんも「どーだ!」という感じでもなく、普通に出てきたのですが、よっ!という感じに一段高いところに上って歌いだしました。
わたしたちは今回、前からも後ろからも、右からも左からも等分の、真ん中あたりの席だったので、見えればラッキーくらいの席かも?と思っていたのですが、どっこいその姿が思いのほかよく見えるのでびっくり。
つよしさんの服装は、双眼鏡がなかったので細部はわからなかったけど、だぼっとしたパンツと、腰から垂らした赤い布が効いていて。
とっても和な雰囲気を醸し出しているので、一瞬和装?と思ったのですが、そうではなかったです。
翌日の朝通ったときに見たら、奈良のshipの時のお立ち台がセンターに置いてあって、基本、つよしさんがその上に立って歌ってくれたのでよく見えたのだと気がつきました。
ほんの数十センチでも上がってもらえただけでずいぶん見やすかったです。
ありがとうございます!スタッフさん、つよしさん。
そして平安神宮のライブとしては、縦に高さがあるというのが新鮮な驚きだったのですが・・・
後になって、この「高さ」について、もっともっとびっくりすることになります。
もちろんこの時はまだそんな事態が待っていようとは、まったく思ってなかったんですけどね(笑)
さらに、幸いわたしたちの席は右側が通路だったこともあり、ほぼご本人が見えないことはなく、ほんとラッキーでした。
とはいうものの、双眼鏡を忘れたので、細部までは確認できず!
カッコイイ!素敵!ということだけはわかりましたけど(笑)
つよしさん以外は誰が参加されているのかも、最初、全然わからなかったことを告白しておきます。
ほんと、双眼鏡、なんで忘れたかな!!(笑)
あえて負け惜しみを言わせてもらうなら、その音の特徴だけで「これは誰なんじゃない?」と想像する楽しみを得たとも言えたわけなのですけれども。
ファンファーレみたいな短いホーンの音のあと、この曲が始まりました。
音が鳴り出してすぐに思ったのは、まるできのうもこのメンバーでツアーをしてきたかのような、ものすご〜くこなれた音を鳴らしてるなぁ!ということで。
全国ツアーの途中ですか?というくらい、何の違和感も久しぶり感もなく、ものすごくいい音が鳴り出しました。
いつもながらFUNKオーケストラと言ってもいいくらいの大人数、音圧が半端ないし、神社の敷地でやっているライブなのに、年々音がよくなっているなぁ、ほんと音のストレスがない!!と気持ちよくノリノリになれました。
それにしてもこの曲で始まったのはうれしいな!文句なく、無条件に楽しいもの!
つよしさんは1曲目から喉がよく開いていて、歌声が素晴らしいのはもちろんのこと、1曲目の初っ端からノリノリで、踊る!踊る!
特にくるっと後ろを向いて、ステップを踏むつよしさんのカッコイイことと言ったら。
この曲にしてはテンポが結構ゆっくり目で、それがつよしさんの色気、艶っぽさを倍増させてました。
一瞬にして目がハート!
ずっと目がハート!
ああこの人大好きだなぁ〜と惚れ惚れ〜♡
この曲が一番早く、わりと初っ端からこの曲だとわかりました。
他の曲たちはほんと一瞬原型をとどめてなくて、びっくりの連続でしたよ。
そしてコーラス隊と共にフィルインしてくるフレーズで、あっ!タイジさん。きっとギターのかたっぽはタイジさんだと気がつきました。
目も十分に見えないけど、わたしの位置からだとギターさんたちの場所がちょっと見にくかったのもあって、こんな風に「この人しか出せない声」「音」というものでひとりひとり、脳内で特定していくのも楽しかったです。
さらに、ワンコーラス終わったところで、なんと「TU FUNK」のフレーズが挟まるの!
「TU TU TU TU TU TU TU TUーーー♪」
わぁ〜っ!!楽しい!そして新しい!これ、思いついたなんて天才!遊び心満載!
初っ端からウキウキわくわくが止まりません!
途中からスティーヴさんのソロが入って、なんだかなつかしさに胸がぎゅーっとなったのは、多分六本木のわたしの日は、スティーヴさんが欠席だったからだと思われます。
やっぱりつよしさんのバンドにこの方は不可欠だし、まるでフライパンの上で豆が踊るかのような小気味のいい音を聴いているうちに(なんて失敬なたとえ!ごめんなさい、笑)心臓の音がどんどん早くなるような高揚感。
さらに続くギターフレーズ、そしてフィルインで、竹内くんだな!と気がつきました。
竹内くんはノリノリのそのシルエットでも彼だとわかりました。
ホーン隊のキレッキレの音も心拍数が・・・と思っていたら、つよしさんの絶妙なファルセットが入ってひゃーーっ!とさらに熱くなる。
つよしさん、これだけの人数を従えてもまったく声が埋もれません。
外で歌うとその上手さがさらに際立つなぁと思いながら・・・
どんどん会場のボルテージも上がっていきました。
☆Clap Your Mind
こんなにお馴染みの曲なのに、ここまでアレンジ変える?というくらい、別物でした!びっくりです。
ホーン隊がけだるい音をユニゾンで鳴らし、キーボードやギターの浮遊する音。
ベースも色っぽいなあ!誰だろう?と目を凝らしたら、鈴木渉くんでした。
久しぶりに見たら、ビジュアルが超かっこよくかわいくなっているではありませんか!!
渉くん好きの友達が周りにいっぱいいて、注意して聴くようになってみると、彼の音はつよしさんの音とものすご〜く相性がいいんじゃないかと思い始め、そう思って聴くとますますそう聴こえるようになってきました。
この曲では、この渉氏のベースがなんだか心臓にきて。自分の鼓動の音かと思っちゃうくらい、ドキドキがベースの音とリンク。
昨年のこのライブのとき「ボディーソニック」という話をしましたが、まさしくこのベースはボディーソニックでしたよ!
それらの音に誘われるように現れる声たちが表情たっぷりで。
なんといってもスローテンポでMellowで大人っぽくて色っぽいの。
まさかこの曲の感想で、こんな表現をする日が来ようとは!!
5時半くらいに合羽を取りに帰った帰り道、会場の近辺で聴いた歌声はコーラス隊だけだったのですが、この曲のリハだったんだなぁと気がつきました。
その時はこの曲だとはまったく思ってなかったのですが・・・
今回コーラスはTIGERさんとオリビアさんと平岡恵子さん。
この方たちの声がすご〜くスイートなキャンディーボイス、あるいは小鳥のさえずりのようで、つよしさんの色気と水分を多分に含んだ歌声に絡みつくのです。
つよしさんが「Clap your mind♪」と歌うたびに、3人の歌声がこだまのように歌い返すのですが、この歌声の応酬がなんとも美しくて色っぽくて・・・ため息をつきながら見てました。
クレッシェンドからの間奏のホーン隊の太いフレーズはどこかで聴いたことがありました。
メモれなかったから、辿りようもないのですが、今回そんな風に「あれ?どっかで聴いたフレーズ!」っていうのがそこここに隠れていて。
一体どこで聴いたんだろう?と引っ掛かるとうわの空になっちゃうから、執着しすぎないように気をつけてはいたのですが、わりと聞き取りやすいところは、あちこちで聴音してしまいました(笑)
むちゃくちゃなドレミが散らばるわたしメモ!
(確証もないし、たいして使えないんですけどね、笑)
わたしが参加した日じゃないときに、DVD化も進めている話を聴きました。
できたら今年のも、もっと前のもまとめて出してくれないかなぁ〜
じっくりリピートしつつ、あちこち聞き比べてみたいです。
この曲でもつよしさんは、腰を大きく揺らしながら、大きく色っぽくステップを踏んでました。
水を得た魚みたい!
なんか滴(したた)ってる!!
緩そうではっきりした、メリハリのあるうしろノリ!!
フェイクもシャウトも自由自在!
いろいろ書きなぐり過ぎ(笑)
そういやいつもより明るかったのか、暗がりでメモるのにも慣れたのか、今回のメモは意外と読めることに驚いてます(笑)
☆Believe in intuition...
となりの友人が、向かって左側を指差し、なんか煙出てる!と言い(笑)
見ているうちにその煙にむらさきの照明が当たって、紫のスモークになってステージが別物に!
大極殿に美しい模様が映し出されて、まるでカーテンを開くような、アコーディオンの蛇腹を開くようなイメージの映像が流れ、曲が始まりました。
つよしさんがベースを持ってる!!
もしや渉くんとツインベース!!
そう思っただけでテンションが5割り増し!!
ふたりが楽しそうに音を鳴らしているだけでこんなにしあわっせになれるなんて!
そしてやっぱりこのツインは相性がいいぞ!と思いながら聴いてました。
最初、これこそ新曲だと思ってました。
前半まったく知らない和なフレーズだなぁと思っていたし。
アンビエントなインスト曲だと思って聴いていたら、しばらくしてつよしさんが手を挙げて合図をして、曲調が少し変化してダイナミックになり、テンポも少し上がり「Believe in intuition...」とつよしさんが歌いだしてびっくり仰天!!
マイクマジックで、ビリービリービリービリー・・・みたいにいくつも声が聴こえては夜闇に溶け込むように消えていくのもなんだかとても神秘的。
そう来たか!!
「火」って書いてあるけど、この曲で篝火が炊かれたんでしたっけ?
新しいアルバムの大好きな曲なのに、ここまで大胆にアレンジが入ってて、なのにものすご〜く心惹かれているなんて!!
なんだかいろいろスゴイなぁと思ったのですが、ほんとの意味で「なんだかスゴイ」のは実はここからで(笑)
気がつけば両端にバンド以外の方がおふたり。片方はtank以来お馴染みのtamaちゃんだとすぐにわかりましたが、もうお一方、HACHIさんは最初男性かと思ったの。とても凛々しい感じだったので。
おふたりは衣装のうえに、白い襦袢のようなものを羽織っていて。
般若の面みたいなものがダンサーさんの顔の高さあたりにしつらえてあって、そのお面のバックで手を動かしたり、和な感じのポーズを取ったり踊ったり。
途中でお面を手で持って踊ったり、また竹のところ?に引っ掛けたり。
いろいろとおもしろかったなぁ。
なんだか秋から冬の、冬枯れの景色バックのアンビエントなイメージの化粧品のCMにこんなのあった?という風情。
どこか儚げでさびしげなフレーズ。
かと思うといきなり和な雰囲気が増していって、恵子さんの奄美っぽいようなあの不思議な声で、浮遊するフレーズや、ロングトーンの歌声が始まるのですが、この辺り、ちょっと「お能」のようでした。
恵子さんの歌声に誘われるように始まるつよしさんのフェイクやフェルマータのロングトーンもまた、ふわふわと、そして幽玄です。
ベースの音がベンベンと、まるで津軽三味線のような音を奏で。
夢の中で悠久の時の流れの狭間に立って「直感を信じろ!」と神さまの啓示を聴いてるような不思議な妄想をしてました。
「Be re born・・・」もどこか「まじない」「呪文」チックで。
CDバージョンよりもコーラスさんたちの声が混じって、重みを増したかも。
しばらくしたら、ダンサーさんたちがつよしさんに重なるように真後ろに立って、千手観音みたいに互い違いに手を重ねたり、ちょっとエグザイル風の踊りになったり。
音楽もダンスも旧いものと新しいものが混ざり合っているような不思議な感覚でとてもおもしろかったです。
この曲、結構長かったですが、飽きさせない素敵演出の数々で、見ている方も忙しかったです(笑)
その2へ続く。
(一応もう全部書き終わっていますので、家事をしながら次々アップ予定です。)