ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 いろいろありまして・・・&平安神宮ライブの感想を若干プロローグ的に!

京都に行ってきました。

ここのところ仕事でもプライベートでも挫折感が満載で、積み上げてきたものが、ガラガラと音を立てて崩れ去っていくような、足元から崩れていくような感覚でいました。

さらに追い討ちを掛けたのが、申し込んでいた来るべきKinKiさんの20周年ライブの全滅。
しかも繋がらず繋がらずで、自分の落選のお知らせを聞いたのは、電話を掛け始めて6時間後。
(もちろん途中で夕飯の準備や片付けもしましたけど。)
やっとつながったのは、寝る直前の12時半でした。
何時間も掛け続けた電話で、さぁ寝ようと思う頃に、やっと繋がったと思ったら、全滅を知っただけだったという絶望感たるや!!

さらに追い討ちをかけたのが、翌日、一緒に申し込んでいた友人たちの分担分もすべて全滅だということを知ってしまったこと。

ああ、ほぼ地元なのに、参加できないのか〜!!武道館〜っ!!

そんな事態はよもや想像してなかったな。

この京都への遠征もあったし、なるべく家族には迷惑を掛けたくなかったので、地元しか申し込まなかったのです。

20周年はできるだけたくさんのみなさんと、みんなでワイワイ楽しみたいし、謙虚な気持ちで「みんなで武道館で一回見れたらいいね!」のつもりが、その地元すら取れず、ゼロになってしまった衝撃たるや!!!

比較的自由がきく友人たちで、地方も申し込んだ関東地区のみなさんも、軒並み東京は外れてしまって、なんとか滑り込めた地方公演に遠征せざるを得ない方もいっぱい。

地元ですんなり見れる方の本当に少ないことと言ったら・・・

ああ、本当に残念だけど、こういう事態もあるのだな。

KinKi Kids、20周年というところまでやってきても、やっぱりすご〜く人気者なんだなぁ〜と再確認しましたよ。

それ自体はとても素敵なことで、ファンとしてとてもとてももうれしいことですけれど、まさか自分がまったくの蚊帳の外になろうとは想像もしてませんでした・・・

そんなこんな・・・

年に一度あるかどうかくらいの、眠れない夜を二日続けて過ごした翌日、とうとう京都に出発するその日が来たわけですが、その前から積み重なる寝不足とショック状態とで、忘れ物だらけの旅となりました。

まず双眼鏡を忘れたでしょ?

何しに行ったんだ!わたし!!

そして、ライブ参加には必ずメモ帳とペンを持って行く方なのですが、完全にそのことを失念して、今回手帳以外の紙を持っていないではありませんか!!

さあ困ったぞ!!
この鳥頭に拍車をかけて、まったく文章は書けずに終わるのか?!
(結果的には雨に濡れながらも、ものすご〜い字で破いた手帳に書きなぐってきました、笑)

さらに当初まったく雨マークがついていなかったから、ぎりぎりになって、小さな折り畳み傘とおととし一回使って丸めてあった小さな合羽をお守り代わりに入れたものの、使うなんてまったく思ってないから、破けてないか、匂いが出たりしていないかも(大丈夫でしたけど、笑)ノーチェックだったわけですよ!!

どうなってんだい!!

まったくもって、普段ではありえない事態がた〜くさん。

そして若干のうわの空・・・だっていろいろショックだったんだもの・・・しくしくしく。

極めつけが友人から「夜には逢えてるんだよね〜いいなぁ〜存分に楽しんでおいで〜」と言われて
「えっ!?だれに?」と答えたわたしなのでありました。

「ええ?何言ってんの?つよしさんに決まってるでしょ?」と言われて初めて、ああ、そうだった!夜には逢えるんだ!」と気がついたという・・・

あーほーかーっ!!

おいおい、大丈夫ですか?レインさん!!

そんなこんな、どたばた過ぎて、新幹線の中で徐々に気持ちを切り替えていったという・・・ほんとにほんとに、ぎりぎりセーフの旅でした。


それにしてもそれにしても。

つよしさんにもたくさんいい仲間がいると思うけど、ファンもまたそうなのだ!

一日目は、三々五々、時差で集まってきた仲間たちと、ゆっくり談笑&観光&近況報告会もできたし。

ライブ後には、ふぇるまーたでもお馴染み、さと嬢や段取りをつけてくださった友人DAN嬢のお力を拝借して、もうひとつ下賀茂神社のイベントに参加できたし。

暗くて慣れない夜道を「Grateful Rebirth」がガンガン掛かっている車でひた走る!
その感じはまるで銀河鉄道の夜のようでもあり、バック・トゥ・ザ・フューチャーのようでもあり!!

この時間がまた濃厚でありがたくてしあわせで、ある意味「び〜い〜い〜ぐれいたふぉ〜っ♪」な時間となりました。

この話もとてもドラマチックだったので、ちゃんと後で書きたいな。

さらにさらに、そこから関西の友人たちと合流して、ほとんど土地勘のない関西にありながら、お家に帰ったような素敵な空間で、なつかしい仲間たちと濃厚な打ち上げ会。

この集まりの楽しくてしあわせだったことと言ったら!!(涙)(涙)(涙)

ああ、ほんと、友達っていいな!仲間っていいな!

わたしたちの友情もまた、長い年月を経て、これだけの日を跨いで来たんだなぁ〜という感慨。

今回ほど、友達や周りの方々のありがたみを感じたことはなかったし、時間の限り、逢いたい!ご挨拶しましょ!と言ってくださった方々と会いまくってきましたけど、ほんと素敵な方ばっかりだなぁとしみじみとそう思いました。

年代も住んでいるところも、付き合いの濃さも関係なく、誰と遭遇してもすぐに笑顔になれる空間や雰囲気は、間違いなくセンターにいるつよしさんが、地道に積み上げて作ってくれたもので。

今ではあたりまえのように思っているけれど、こんな世の中にあって、誰とお会いしても、誰を紹介されても、初対面からあんなに気持ちよくお話ができたり、やさしさを投げあったり、すぐに笑いあったりできる空間はそんなに簡単には生まれないと思うのです。

大きな輪、小さな輪、あちこちでつながり広がって、京都の町ですっぽりとやさしさに包まれたような、そんな気持ちのいい二日間を過ごし、東京に戻ってきたのですが、魔法はまだまだ続いている気がしています。

ライブは今日が最終日。今日も滞りなく、素敵ライブが開催されますように!!
埼玉からもありったけの誠意をこめて、お祈りしています!

わたし自身はたった一日限りの参加でしたけど、ほんとにほんとにいいライブでした。
ある意味、久々にがっつーん!!と来たかも!!(なんやかんやいつも言ってるけど、笑)

とても芸術的で、大人っぽくて、ある意味伝統芸能のような雰囲気も醸す、旧くて新しい素敵な演出も多々あったし。

一方でつよしさんがとてつもなく艶っぽくて無敵な感じで。初っ端からガンガン踊って、友人一同も、翻弄されまくっておりました(笑)

細部まで実によく練られていて、さらに、わたしが参加した日は気象条件もあって、ドラマチックゲージが数割増しでございました(笑)

あまりに満足したので、一日だけで残念だったと思うこともなく、純粋に「今日もいいライブになるといいな!」「雨が降らないといいな!」と心から願えるしあわせ。

日々溜まっていた「澱」(おり)のようなものが一掃されたような清々しい気持ちで戻ってきました。

それにしても・・・

わたしはあまり初日にこだわる方ではないので、いつも平気でネタばれを見てしまうのですが、今回は初日だからまったく知らずに入ったわけで。

さまざまな驚きの連続でした。

ニューアルバムからの曲も含め、全曲に新しいアレンジがほどこされていて、始まった瞬間に「あれだ!」とわかるものはほとんどなく。

それってとんでもなくスゴイことだと思うのです。

始まった瞬間は、これは何の曲になるんだろう?知っているフレーズはどこに隠れているんだろう?とまるで宝探しのような気分です。

これらの曲たちを、たった3日間のためだけに練り直したんだなぁと思うと、ほんとそのエネルギーはいかばかりだったことでしょう!

バンドのみなさまの音楽的センスやこのバンドのチームとしての素晴らしさ、そして果敢に新しいことにチャレンジする、思いきりの良さ、そうやって創りあげたものの完成度の高さにも、わくわくドキドキが止まらなかったです。

なにより全曲いつもと違うアプローチにも関わらず、聴き慣れたアレンジとの違和感が皆無で、「こんな見せ方、聴かせ方、魅せ方があったんだ!!」とずっと驚嘆しっぱなしだった気がします。

想像もしなかった曲が入っていて、それがまた、時代とリンクさせて、とんでもない進化を遂げていたのもうれしかったなぁ。

今年のつよしさんは、誰かへの提供曲やらミニアルバムやら、KinKi活動やらグループでのアルバム製作やら、本当に忙しくしているのであろうことは容易に想像できるのに、そんな最中にここまで完成度が高いライブができるなんて、ほんとうにスゴイなぁ!

まるできのうまでこのメンバーで、ソロで全国を回ってたの?と思わされるくらい、ステージに立った瞬間にものすご〜くまとまりのあるいい音が鳴っていて、これで初日なの?と心底びっくりしました。

今回、いろんな意味で彼の底力を見せ付けられた気がしました。
そして、ある意味急降下だったファンテンションが、マックス振り切れるまでまた上がりました。

実は前日まで「楽しいはずのファン活動で、自分の中にこんな醜い感情が生まれるなら、そろそろ潮時かもしれない・・・」「人としてオトナとして、それってどうなの?」「卒業の時期なんじゃないの?」なんて思っていたことなんて、すっかり忘れておりました(笑)

そうなんだ!そもそも生で逢えることに重きを置いたファンというわけじゃなかったんだ!
そもそもライブだけがすべてじゃないし、逢えなければ音楽が聴けなくなるわけじゃない!

針を落とせば(古い言い方だけど、あえてこれを使おう!)いつだって音楽はすぐそばに!!

「No music,No life」

音楽のない人生なんて考えられない!
人生には音楽が不可欠だ!

いつでもそこにミュージック!(これは玉置さんの歌!)

日々好きな音楽がそばにあって、心を動かされたり、感覚が研ぎ澄まされたり・・・
そんな日常をおだやかに送りたいものだなあ。

ライブに行って、思いっきり生を感じて、生音を堪能してきたのに、さらに「ライブだけがすべてじゃない!」とも教えてもらって帰ってきたなんて!!!(笑)

不思議〜♪

そしてしあわせ〜♡

そんなこんな、いろいろありまして。

次からは具体的なライブについて、感想を書いていきます。

追伸:

さらにさらに。

ちょっと前まで「招かれざる客」気分でどん底だったわたしですが、そんなわたしに女神さまが現れました!!
遠征になりますが、少なくとも一度は、KinKiさんにも逢いに行けそうです。

わ〜ん、本当にうれしいです(涙)
声を掛けてくださった女神さま〜っ!本当にありがとうございました!!

とはいえ、ほんとに落選だらけの公演の数々!

なんとか追加は出してもらえないものなのでしょうか?

せめてファンみんなで参加できるパブリックビューイングとかは?

ずっと一緒に長きに渡りファンをやってきた友人達と、みんなで武道館公演を見たかったなぁ(涙)

こちらもあきらめずに気長に探したいと思います。
万が一武道館ライブのチケットを譲ってやってもいいよ〜という方がいらしたら、どちらの日でもいいので声を掛けていただけたらうれしいです。