先週末奈良に行った日から、ちょうど1週間が経ちました。
月日が経つのが本当に早いです。
半分くらいまで、新幹線の中からTwitterに旅のメモ書きをアップしたので、すでにご覧になってる方もいらっしゃるかもですが。
とりあえず、とっかかり的に一枚だけ画像をあげておきますと…
これだけ見ると、めっちゃ紅葉が綺麗だったのね〜と思われることと思いますが、実はまだちょっと早目かなぁという感じでした。
紅葉していたのは所々っていう感じ。美しかったですけどね。
二泊三日の奈良旅はとっても充実していて、なんだかとっても大切なものをいっぱい心に貯めて帰ってきた気がしています。
今後何があっても…この旅で感じた瞬間まで記憶をたどれば、きっと常に流れ落ちる水のように、平らかで淀みのない心を取り戻せそうな、そんな感じ。
ものすごい偶然があって、わたしが天川を回っていた日、少し時間はずれてましたが、いつも心で深くつながっている関西の友人のひとりもたまたま天川にやってきていて、何度かLINEを投げ合いました。
そもそもお互い遠すぎて住んでいるところも知らないわたしたちが、同じ日を選んで同じ場所を歩いてる。
しかもその景色を海の向こうの共通の友人に刻々と報告している…そのことが不思議で楽しくておもしろくてわくわくしました。
猫のように気まぐれにしか報告できなかったけど、旅先でまで遊んでくださったおふたりさんには、心からの感謝をこめて。Love You〜♪(はーと)
そもそもがそんなに信心深い方ではないはずなのですが、今回はなぜか自然な成り行きで、いくつかの神社仏閣にいつもよりずっと深くかかわってきました。
旅全部を通して、今回は「水の神社を巡る旅」というメインテーマを決めました。
大和八木駅でレンタカーを借りて、3日間フルに車で動いたので、ひとつひとつが離れていて、電車では行きづらいところに行こうと思いました。
奈良の吉野の方にある「丹生川上神社」は上社、中社、下社と同じ名前で三つの神社があるのですが、これらをすべて回ろうという目標を立てました。この3社巡りも、あんまり考えずに行ったわりには、途中でいろんなおまけがついて、とてもおもしろかったです。
一泊目は天川泊。
大好きな天川弁財天は、ふと数えてみたらわたくし、4回目でした。びっくりです。
今回もオット主導で天川に泊まることになったし、自分の意志で、どうしても行きたくて行きたくて何度も通っているというよりは、気がついたら4度も行っていたという感じ。
もちろんもちろん、神社だけじゃなく、空気も水も、水の流れる音も、山の景色も、その佇まいも、とにかく大好きなところなのですけれども。
それにしても、4回も行っていたか!という感じ。びっくりです。
そして今回、せっかく遠くから行くのだし、こう何度も行くということは多少なりともご縁があるのだろうということで、オットと共に家内安全のご祈祷をお願いしたりもしました。
いつものもう顔を覚えてしまったやさしいお顔の宮司さんが、「ここは山深いし、来たいと思って来れる場所じゃありませんから。きっとご縁があるのだと思いますよ。」と言ってくださって、それもとてもうれしい出来事でした。
さらに翌朝は、いつものように早朝の誰でも参加できるお勤めにも参加させていただきました。
このピリっとした早朝の空気の中で、拝殿に座り、太鼓の音や祝詞を聞くというのが、どれほど気持ちのいい清々しいことなのか、天川に行くようになって知りました。
この神社では、最後の方に般若心経を読むところもあって、参加している一般の人たちも一緒に唱和させていただけます。
最近般若心経にはまっていて、勉強しているオットが、とても感慨深い顔で読んでました。
翌朝には金峯山寺で、ふたたびこの般若心経を唱和することになるのですが、この時はまだそのことを知りません(笑)
2日目は吉野泊で、たまたま予約してあった旅館が、金峯山寺の目の前ということで、チェックインした時に
「ここに泊まられる方は、金峯山寺の朝のお勤めにも参加される方が多いんですよ。」という情報をいただき、せっかくだから、翌朝早起きして行ってみることにしました。
ここの朝の勤行は、まだお日さまが完全に昇る前から並んで入らせていただきます。
刻々と朝焼けが見られたり、朝からお堂の前を掃き清める方、ここでさまざまなお役目をされるたくさんのお坊さんたちの姿を追いつつ、限定公開中の青い仏さまたちの前に座ります。
おなかにずしっとくるほら貝や太鼓の音をバックにいい声でとうとうと読まれるお経を、自分たちもお経の本をお借りして一緒に唱和させていただきます。
こんな経験もなかなかできることじゃないので、とても貴重な体験をさせていただきました。
もしかしたらこの辺りは、こそっと後々画像を追加するか、別途まとめるかしたいところです。
ああ、時間をもっとうまく使えたらいいのですけれども。どうにも時間の使い方がへたくそです。
さて。
旅の話に戻り…
夫婦での旅というと、すっごく仲がいいんですね〜と言われることが多いですが、悪くはないにしても(笑)お互い大筋として奈良が好き、神社仏閣巡りが楽しいという点では一致しているものの、興味の持ち方もアプローチも全然違っていて、旅の間も同じものは見ていても、あまりお互い干渉せずに、それぞれ好きなところに食いつき、好きなように旅の時間を過ごすパターンができあがっていて、それがなんとなくうまいこといっている秘訣かもしれないと思っています。
たとえばオットの方は断然アカデミックな興味で、分厚い本を読み漁ったり、故事来歴を読んだり、学者のようなアプローチをするのですが、わたしは全然そういうタイプじゃなくて(笑)何を見ても、感覚を研ぎ澄まして、感じたり味わったりすることに専念するタイプなのですよね。
車に乗っていても、横でずっとオットが行く寺、寄る神社について語っている時もありますが、どうかするとうわの空で聞いちゃいない時もあって(笑)でもまあ、家族なのでね、あまりに目に余れば怒られるけど(笑)それぞれが自由に好きに過ごすという意味ではものすご〜く楽です。
どこへ行くかは大筋は二人で決めたけれども、細かいところはオットが「天川への招待」という分厚い本を読んでぜひとも行きたいと言っていたところでいいよ!とお任せ。
誰も寄らないような古寺に行けたり、道中見たこともない里山や山間の集落を通ったりして、それはそれでとてもおもしろかったです。
そこがオット主導だったからか、オットは車用のトランスミッターを持ってきてくれて、わたしのウォークマンとつないで、好きに音楽は選んでいいよ!と言ってもらえました。
いつもは運転者優先で、オットが選ぶとPodcastのラジオ音源を聞くことが多いのですけどね。
今回はずっとシャッフルモードで、わたしのウォークマンの中から音楽のロシアンルーレット状態で、いろいろ聞いてました。
玉置さんとかサザンとか、クラシックも含め、オットが好きなのもいっぱい入っていたはずですが、今回は毎日なぜかウォークマンがKinKiを選ぶ率が高くてびっくり。
もちろん妻から散々聴かされてきてますから、アルバム曲でもものによってはふたりで口ずさんだりして(笑)不思議な気持ちで車内を楽しんでました。
ひとつだけ、天川弁財天へ行ったあたりでは、どうしても聴きたくなって、エンドレスで「縁を結いて」を流してましたけど(笑)
ここだけははずせない…と思っていたのはどうやらオットも同じだったらしく、横で熱唱されてちょっと「う〜ん」でしたけど(笑)まあ、気分よく歌っててくれた方が断然楽だし(笑)そこはしゃーない!しゃーない!ということで妥協しました(笑)
そうそう、前回の天川の旅では美空ひばりさんの曲をつよしさんがカヴァーしたらいいのに…という話で盛り上がったのですが、今回は、美空ひばりさんが生きてらして「縁を結いて」をカヴァーしたとしても、ベストマッチだった気がするよね!という話で盛り上がりましたよ。
そっち方面のファンの方にも受けが良さそうじゃない?なんて(笑)
そんなこんなで、たっぷり画像も撮ってるし、ぜひぜひゆっくり旅語りをしたいところですが、時間が取れるかなぁというのが正直なところです。
なんせKinKiごともいっぱい書きたいことがあるし、冬支度は滞っているし、CDは次々やってくるし。
パンティーも来ればPANTIES音源も楽しみだし、玉置さんのカヴァーアルバムもあるし、そんなことをしているうちに、Mアルバム、そして怒涛の冬コンへ…
となるのが目に見えているわけです。
むふふ、しあわせだなぁ。
ちなみに週末の間に絶対に書こうと思ってるのが、ここのところのニューシングル「鍵のない箱」関連の露出について、CDそのものの感想も。
スピードラーニングか?ってくらい、聴きながら家事や散歩や片付けをしていて、全部の音源を合わせたプレイリストは、もう30周くらいは聴きました(笑)
こんな風にとにかく聴いて聴いて聴きまくるのが好きなんですよね〜
このシングル、全部併せてミニアルバムにしてもよかったんじゃないの?というくらい、とにかく多彩でどれも個性的でおもしろいです。
どれが好きかは日替わりでどんどん変わり、今朝はずっと「乾いた気分が 今 キラメキニシス♪」とずっと歌ってました(笑)
そして最初はカップリングの方をシングルにした方がよかったかも?な気もしてましたが、聴き込むうちに、やっぱり表題曲は「鍵のない箱」で正解かも?と思ったりもしました。
旅の記憶をたどりながら思い出すのは、決まって「No More Tears」。
なんだか水底で、あるいは宇宙の無重力空間の中でふたりの声を聴いているような、浮遊する感覚。好きだなぁ。
そして「blue new moon」の安定のKinKiさんらしさったら!!
聴き込むにつれ、いろんなことを感じているので、これらについてぜひぜひ書き留めておきたいです。
一方仕事の方もここのところ、いろんな動きがありました。
今週は幼稚園の先生のKちゃんの「お遊戯会の合奏曲」の特訓という思わぬお仕事が舞い込んできたため、ほぼ毎日のように、彼女が退勤後、夜8時も過ぎてやってきて、練習のお手伝いをしています。
この幼稚園には専属の音楽アレンジをされる年配の音楽家の方がいらっしゃるみたいなのですが、彼の書く楽譜がとにかく読みづらくて、音符がほとんど点のようだし、なにかと解読が必要なのです(笑)
ここ、ファ?それともソ?なんていう曖昧なのがあちこちあって、以前音楽指導の長をされていたベテランの先生が幼稚園をやめて、次の総括がKちゃんになったのだそうで、責任重大。
全パート、彼女が教えて回るんですって。
そんなこんなで、重圧もあるみたいで、何かと新しいものに取り組むたびに「せんせー助けて〜!ちょっとでいいから見て欲しいんですけど。」とやってきます。
一緒に楽譜を見ながら、和声的にどう見てもファでしょ?とか、こっちのパートがミなのに、ハモリがファなはずないから、きっとソよ!とか言いながら、アコーディオンパート、メロディオンパート、ピアノパートに鉄琴、木琴パートと、ひとつずつ音を確かめていきます。
Kちゃんはリズムにも意外と弱くて、シンコペーションのところをうっかり間違えていたりもするので、幼稚園の子どもたちに
「みんなにK先生がいるように、わたしにもレイン先生という先生がいます。続きは先生に聞いてから、みんなに教えてあげます!」と言ったそうで(笑)
園の子どもたちに「早くレイン先生のところへ行って聞いてきなよ〜」なんて言われたんですって。
ゲラゲラゲラ。
うちの教室にも5歳児が二人いるので、彼女たちもわたしのところにやってきては、よく自分の担任の先生のおもしろ話を披露してくれます。
5歳児担当のKちゃんと、現役5歳児のうちの生徒たちの会話の両方が聞けて、わたしはめっちゃ楽しいです。
そして意外と理屈じゃなく、リズムを上手に捉える5歳児と、一生懸命理屈から入ってわかろうとする先生のKちゃんの両方を見ていると、すっごくおもしろいなぁと思います。
彼女たちの他にも、中学生と中学の担任をされてる先生。
おかあさんな生徒さん。
陸上やサッカー大会の練習に追われて、遅くに駆け込んでくる6年生たち。
いろいろいておもしろいです。
そんな中、2年生のモカちゃんは着々と上手になって、大きい子でもなかなか一回ではあがらない曲たちを、どんどん仕上げてきています。
先日はみんなが苦労するアンパンマンのマーチを一回で完璧に仕上げてきてびっくりしました。
彼女といい、4年生から初めて一年でものすごいスピードで上手になってるAちゃんといい、彼女たちはうちの教室では珍しい、練習が大好きなタイプなので、ものすご〜く頼もしいのですが、一方で間違って覚え込んでしまうと、なかなか間違いに気がついて直してもすぐには直らないという、しごく当たり前な事態に直面して、新鮮な気持ちで対処法を考えてます。
あんまり練習しない子は、変な癖も付きにくいのですが、いっぱい練習してしまうがゆえに、間違った方向に行った時の方向転換は簡単ではありません。
わたしは子ども時代全然勤勉な方じゃなかったので、練習好きな子たちが一生懸命にやっているのをみると、その尊さにははぁとひれ伏したくなります(笑)
モカちゃんに至ってはおかあさまから「うちの子は『先生が大好き』っていうその一点だけで、ここまで昇ってきちゃってるところがありますから」と聞かされて、うわぁ責任重大。いつまでそんな風に思ってもらえるかしら…と急にドキドキ(笑)
一方で練習嫌いだけど、ものすご〜く才能があるのがわかっている子たちもいて、この子たちをなんとかやる気にさせる手もあの手この手で開拓中です。
自分はそっちなので、むしろこっちの方が得意分野なわけですが(笑)冬は外へ出る機会が減るだろうし、上手にしてあげるチャンスな気がしています。
越えられそうで越えられない山を前に、なんとなく逃げてる子。
やる気はあるんだけどすぐにくじける子。
意外と口だけの子。
いろいろですが、みんな「音楽が好き」だけはしっかりと持ってる気がしているので、伸ばしてあげられたらいいなぁと思います。
そうそう、うぜーよ姫がなんと狭き門をくぐりぬけて、東京ドームの嵐コンに当たったのだそうで…
先日レッスンが終わってから、二人で手に手を取り合って「よかったね〜!」「スゴイでしょう?」と大騒ぎ。
初参加なんですって。ほんとに初々しくて素敵です。
「先週話したよね?」というので、聞いてないよ〜と言ったら、「絶対に先生に話してないわけがない!!こんな話、眉をひそめず、手放しで一緒に喜んでくれるオトナはレイン先生くらいだもん!」と言うのでゲラゲラ。
結局はやっぱりその話は初めて聞いたということだったのですが
「レポってよ!絶対どんなだったか話聞きたいし!レッスンじゃない日に来て話だけして帰ってくれてもいいから。」とか
「何着て行こう!」「先生、ウチワになんて書くか相談に乗ってね!」とか(実はさっぱり知らないけどね、笑)とか
「東京ドームの席がきたら、すぐに知らせるから、いろいろ教えてね!」とか
(どんな場所なのか、東京ドームジャニコン参加のプロ(わたしのこと、笑)に聞きたいとか、言ってました(笑)
そんなこんな、わさわさしつつ、楽しい毎日が過ぎてます。
やっぱり人とかかわる仕事が好きだなあと思います。
駆け足でいろいろ書いてみましたが、とりあえず、次はKinKi関係のエントリーをしたいです。
余裕があれば旅行記メインの日記も書きたいです。