ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

玉置浩二 GOLD TOUR 2014 “サーチライト” 3月21日 三郷市文化会館

玉置さんのソロライブ、行ってきました。


画像は会館の外に中にいっぱい貼ってあったものです。
三郷文化会館のこの日のライブは、ライブツアー初日なので、一切事前情報はなし。
アルバム到着が遅れて、やっと音源が聴けたのが前日だったので、予習はイマイチ。
うちから三郷は決して遠くないのですが、この日は昼前からかなりの強風が吹いてきて、武蔵野線はめっぽう風に弱いのでかなり早めに電車に乗りました。
続きを読むからは、ネタバレを含みます。玉置さんファンでたまたまのぞいてくださった方がいらしたら、どうぞ気をつけてくださいね。
できたら、玉置さんファン以外の方にも読んでいただきたいと思ったので、中身をじっくり推敲するより、スピード命だと思ってとっとと書きます。
ご縁があれば、お近くの会場に来た時に玉置さんの魅惑のライブ、のぞいてみませんか?というお誘いもこめて。
ちょっとテンションが落ち気味だった今日この頃なのですが、一気に「まだまだやれるぞ!」という気持ちになりました。
若い方、家族連れもかなりいましたが、やっぱり同世代以上の男女がいっぱい客席を埋めるこのライブ。
ライブ後、駅まで歩いている時のみなさんの顔の表情がピカピカと輝いていて、とってもしあわせそうで、その中の一人でいるしあわせに浸りました。
ステージの上は終始熱かったですが、包み込むように温かくて、いろいろとハートウォーミングな仕掛けもあって、ライブ進行とともに、見ている人も、ステージの方々も、どんどん笑顔が増えていきました。
会場に満ちたHAPPYオーラが徐々にこちら側にも伝染して、外に出ても魔法は解けず、明日の糧をもらった気がする素晴らしいライブでした。
開場時間ぎりぎりまで、近くのファミレスにいて、4時半ちょっとすぎに会場に到着してみたら、まだまだ開場しておらず、すでに会場の外に長い列ができてました。
昨年の渋谷公会堂のライブでもそんなことがあって、渋谷ふたたび?とちょっと不安になったわたしたち。あの時も確かだいぶ開場が遅れたのですよね〜
とにかく吹き飛ばされそうな風が吹いていて、みんな震えながら開場を待ってました。
わたしは背の高いオットの前に隠れて風よけ(笑)

回りを見渡すと、夫婦?恋人同士?とおぼしきふたり組がとても多かったです。あとは家族連れもちらほら。
帰りに切実に思ったのですが、娘と息子を連れてくればよかったなぁと思いました。
子どもたちも一緒に見たら、絶対に喜んだだろうなぁと思ったの。
25歳と21歳になるうちの子たちにとっても小学生の頃によく聴いた曲満載でした。

この日のセットリストは、玉置浩二ソロワークの集大成的プログラムで、わたしたちがマレーシア在住だった頃によく車の中で聴いていた曲がいっぱい入っていたし、その他にも、たとえばこの間放映されたばかりのドラマの主題歌や挿入歌、昔のドラマの主題歌で誰でも聴いたことがあるような曲たち、たとえば他の人のために書いた曲たち、ジャニーズの有名曲、尾崎豊さんのカヴァー曲など、ほんとに多彩で聴きやすかったと思います。
でありながら、ソロ、玉置ファン的には絶対にもう一度生で聴いてみたいと思っていた名曲の数々があちこちにちりばめられていて、これでもか!!と堪能できた気がします。

会場に入る時に渡される分厚いチラシの束の中に「ご挨拶」と書いたコピー用紙が入ってました。
それだけ白い紙に黒い字なので、なんだろうと思って目をやるとなんと、この日の日付が入った玉置さんからのメッセージでした。
もちろん全部載せるわけにはいきませんが、一部引用させていただくと…

私たちは平等に生命を与えられて、死を迎えます。
中略
偶然か、必然なのか、たまたま居合わせる事になってしまった…
隣の人の“幸せ”を願ってあげられるような気持ちになれる様に
みんなの“幸せ”を願って歌います。
どうか隣の人の“幸せ”を願って僕の歌を聴いてください。
そうすれば、あたたかな安らぎ達が、
手を振って待っていてくれます。
いっぱい泣いて、笑いながら、生きていきましょう。

そして文章の最後に玉置さんの名前と、3月21日三郷市文化会館の文字が入ってました。
なんだかこの文章だけでグっときてしまいました。まだライブは始まってもいないのに。
こういう感性の人だからこそ、わたしはファンなんだろうなぁ。

前日に聴いたアルバムの第一印象はオットにとっては「意外とメローな曲が多いなぁ」という印象だったらしいです。
どちらかと言えばガンガンいける曲の方がお好みのオットとしては、少し物足りないのかな?という感じで、ライブも静かに座って聴く曲が多いかもね〜なんて言い合ったので、わたしはヒールのあるショートブーツを履いて行ったのですが、正直これは後悔しました(笑)

1曲目、オットとわたしが大好きな「JUNK LAND」から始まるではありませんか!!
この曲は何度かわたし、多分youtube映像を張り付けたりもしてるので、ご存じの方もいらっしゃることと思います。
めっちゃ盛り上がる曲。テンションが上がらずにいられようか!
この曲だとわかった瞬間にすでに総立ちになる会場!!
これはもちろん手を上にあげてclapでしょ!跳ねたくなるでしょ!ステップ踏みたくなるでしょ!
前のおじさんが左右に激しく揺れてる。お願い、見えないからあんまり激しく動かないで。もうちょっとマイルドに…なんて思いつつ、わたしもわたしで止まれない!!
オットなんてなんか叫んでるし(笑)
玉置さんは最初の曲では、アラブの王様みたいな白いチャドル?を被ってて、とっても怪しげで、その怪しげなところがこの曲にぴったりでした(笑)
でも、1曲終わってそれを脱いだら、この間のSONGSの時と同じ衣装かなあ?赤い色があちこちポイントで効いてて、ものすごくかっこいいです。
大柄だし、あちこちから紐?リボン?いろいろジャラジャラしていて、かなり前の方だったのものあって、あれ?わたし、玉置さんのビジュアル担当でしたっけ?というくらい、目をハートにしてガン見してしまいました(笑)
そんな自分にびっくり。だってかっこよかったんだも〜ん(開き直り、笑)

次の「CAFE JAPAN」や「キ・ツ・イ」「太陽さん」「ハニービー」あたりは、1997年とか8年くらいかな?マレーシアで聴きまくっていた曲たちで、なんだかありえないくらい興奮しちゃって、今朝起きたらふくらはぎが痛かったです。立ちっぱなしのライブには慣れてるはずなんだけど、おかしいなぁ(笑)興奮しすぎ(笑)

全体的に見て、オットが喜ぶ曲満載で、実を言うと今回新しい仕事が始まったばかりで、スケジュールが読めなくて参加できるかどうか?みたいなムードもあったのですが、オットへのご褒美みたいなライブだったし、玉置さんからの就職祝い?(笑)みたいな意味合いにもなった気がして…一緒に見れてよかったなぁと心から思いました。

バンドのメンバーはなんと、ソロライブですが安全地帯のメンバーが全員、前回もいらしたキーボードの松田さん、パーカッションの中北裕子さん。
マニュピレーター?として加わられていた中尾昌史さんは司令塔だとおっしゃってましたが、だんだんにライブの進行とともに、それがよくわかりました。
そしてすごく目立つところに美勇士くんと平岡恵子さん。
いらっしゃる位置や、最初の方からコーラスとしてずっと玉置さんと歌ってらっしゃる姿を見て、このお二人がもしやキーパーソン?と思ったら、やっぱりでしたよ。
おっと待って、その話はもうちょっと後。

最初立て続けに4曲ノリノリの曲が演奏されたあと「カリント工場の煙突の上に」というバラードが歌われました。
この曲はまさしく単身赴任中のオットとわたしが、別々のところで同じタイミングでたまたまはまった、玉置さんファンになったきっかけの曲なのです。
恋を歌った歌じゃなくて、故郷に対する思いや子どもの頃の景色、心象を歌った、郷愁を誘われつつ、生きる勇気をもらえる歌なのです。
もうダメだ!絶体絶命!という自分的、家族的ピンチがやってきた時も、異国での暮らしを楽しみつつも日本へ帰りたいと思った日も、とにかくよく聴いていたアルバムです。
命と正面から向き合い、包み込んでくれるような曲が多いのですよ…玉置さんのソロ曲は。
今回、久々にソロライブに参加してみて、やっぱり我が家はソロから入ったファンなんだなぁということをあらためて実感しました。
おっと話がそれちゃった。(いつものことだ、笑)
そして、玉置さんの声が響き渡り、静まり返る場内。聴き入る人たち。鼻をすする声。あっと言う間に空気を塗り替えられてしまいました。
スゴイ人だなぁ。
この曲の他にも、「プレゼント」。「あこがれ〜ロマン」。先日のSONGSでも歌われた「いつの日も」。「サーチライト」。「GOLD」。
玉置さんの声が前面に出たバラードがたくさんありましたが、どの曲も表現がほんとに自由自在で、声はどこまでも伸びるしで、本当に素晴らしかったです。
今回わたしの涙腺決壊曲、「清く正しく美しく」はなかったから、ハンカチがいるほどの曲はなかったけど(笑)それでも何度もうるうるしたり、笑顔で聴いてるのにぽろっと涙がこぼれそうになる曲はいくつも。

アンコールの「メロディー」では、玉置さんがひとりだけで出てきて、アコギ一本だけで歌ってくれたのですが、マイクが上手にアコギの音を拾ってくれるように、そればかりを考えている風な玉置さんがおもしろかったです。
アコギを傾けたり、ぎりぎりまでマイクに近づけてみたり、若干離してみたりしながら歌ってたのですが…ということはマイクは口からはかなり遠いわけで。でもそんなことはまったく気にしてません。
要するにものすご〜く声量があるから、多少距離があたって声は全然拾ってもらえる自信があるんだなぁと思ったわけです。
そして繊細なアコギのやわらかな音をちゃんとマイクに拾ってもらうことに専念している感じ。ここはとてもとても印象に残りました。
もちろん声はどこまでも伸び、十分に会場中に響き渡り、そして繊細なアコギの音はちゃんと拾われ…なんだか目の前でマイクなしの生歌を聴いてるような気分で聴かせてもらえて、とっても贅沢な気がしました。

一方でアップテンポの曲たちは、バンドのメンバーみんながほんとに楽しそうで、みんなで作っている感じがして楽しかったです。
特に印象的だったのが「太陽さん」。この曲では美勇士くんや平岡さんも打楽器に持ち替えて、みんなで太鼓を打ち鳴らし、熱いビートを刻みながら歌いました。
照明が赤やオレンジに包まれて、ぎらぎらした感じになって、この曲にぴったり。
後半の衣装は前半と比べるととてもシンプルでやわらかな、ダンディーな感じのキャメルっぽいスーツだったのですが、この曲では照明を浴びて衣装の色が赤に見えました。ここの演出、おもしろかったなぁ。曲の世界観に飲みこまれそうになりながらノリノリで聴いていたのですが、これ、もう一度聴きたい曲リストのかなり上の方です。

さて。
さっき触れた隠し玉。
それは中盤のコーナーでやってきました。
そうそう、新しいアルバムにかまけて、つい最近このアルバムを出したことをすっかり忘れてましたよ!

Offer Music Box

Offer Music Box

誰かのために書いた曲を、もう一度ご自分で歌って出したアルバムです。
この中に平岡さんとの曲が入っていたことは、昨年確か日記に書きました。さらにミュージックフェアで歌われたこともご存じの方も多いことと思いますが、この二十歳の頃の平岡さん(当時は桃乃未琴さんという名前で歌手活動をされてたそうです)にあげたという「大切なコト」がこの日、玉置さんと平岡さんのデュエットで歌われました。
この歌では、おふたりはまるで真剣勝負しているような感じ。凄みのある歌声の応酬は、たとえば武道の勝負のようでもあって、持ってる技のすべてを出し合っている感じ。さらにすごいのは、お互いの声に刺激を受けて、さらに両方がより素晴らしい表現へと昇りつめているように感じて鳥肌が立ちました。ほんとに素晴らしかったです。
ただ、ひとつだけ、オットとわたしがものすご〜く気になっていたのは、平岡さんのミニスカートの裾から足の先に続いているタイツのものすごく主張している黒い模様(笑)
まるでタトゥーのようで妙に色っぽくて気になって気になって仕方なかったです。むふふ。

平岡さんのコーナーの後に、今度はビートたけしさんの詩に玉置さんが曲をつけたという「嘲笑」という曲をやったのですが、これがまた素晴らしかったです。
これ、確かyoutubeにもあったはず。

何度も言いますけど、多分安全地帯ではわりと色っぽい曲を歌うことが多い玉置さんですが、多分ソロではこういうタイプの曲の方が本領を発揮している気がするのですよね。
ご本人も、MCで「歌ならば言いたいことが言える」と言っていて、あれ?どっかで聞いたなぁこのセリフと思いました。
やっぱりわたしが好きな人達は言ってることも、とことん真面目で器用そうで、実は不器用なところも…どこか似ているのです。ああ大好き。

そしてもう1曲。
10年前に新大久保で線路から落ちた人を助けて、自身も亡くなってしまったイ・スヒョンさんに、玉置さんはとても心を寄せてらっしゃることはファンの間でも有名で。
この日、その話をされたあとで、もう一人、亡くなってずいぶん経つけれども、変わらず心を寄せている、生前つながりがあった人として、玉置んさんは尾崎豊さんの名前を挙げ…
そしてあの名曲、「I LOVE YOU」を歌いました。
この曲もたくさんの人がカヴァーして歌っているけれども、玉置さんの「I LOVE YOU」はまた他の誰とも違っていて、おもしろかったです。
そしてもちろんわたくしレインとしては、昨年つよしさんの声で散々この曲を聴いているので、どうしてもあちらもまた浮かんできてしまうわけですが…
なんだかとっても不思議な感想を持ちました。
なんだか玉置さんが「きしむベッドの上で〜」と歌っても不思議とあんまり色っぽい感じはせず、この曲に関して言えば…ですけど、つよしさんバージョンの方が断然なんだかひそやかに色っぽい感じを受けたのですよね。
普段のイメージとしては真逆なのに(笑)
玉置さんバージョンは、なんだかとっても清潔感のある「I LOVE YOU」で、清々しく美しく聞こえました…わたしには…ですけれども。
もちろんどれが正解ということでもなく、その人の表現になっていれば、どんなカヴァーであれ、名曲ほどどんどん歌われて然るべきなんじゃないかと思うこの頃。
堂本兄弟で玉置さんが「むくのはね」を歌ったこともありましたね〜
いつかそれも玉置さんのライブで叶うのかもしれませんが、どちらかというと、玉置さんとつよしさんが競演するなら「キ・ツ・イ」のようなファンキーな曲で一緒にギターをかき鳴らしながら、歌ってほしいというのが、わたしの今の希望かなという感じです(笑)

さらにさらに、ちょっと時間をおいて、猛烈に盛り上がった曲があって、それはイントロでは実はわたし、一瞬なんだろう?って思ったの。
妙に知っている感じで、思わずステップを踏み始めちゃってるんだけど、あれ?これ?って。
そして始まってすぐに「ギャーっ!!」となりました。「愛なんだ」だったのです。
この曲はV6の大ヒット曲なので、さすがに観客席もみんな知ってて、盛り上がったことと言ったら!!
昔少年少女たちが、どんどん沸騰していくのが手に取るようにわかって、とてもとても面白不思議な光景でした。
玉置さんがまた、上手いの。V6とはまた違った味を出していて、ちゃ〜んと中年男女への応援歌になってる感じ。これが盛り上がらずにいられようか!という感じ。
ここの場面は客席の反応があまりにもよかったので、とてもよく覚えてます。

そしてこれでもか!!と畳み込まれる次の曲になったら、美勇士くんが前に出てきて、にこやかにお辞儀をしました。
ああ!この曲だ!
つい最近まで放映されてた「東京バンドワゴン」の「堀田家バンド」の「サヨナラ☆アリガトウ」ではありませんか!!
もちろん亀梨くんは超忙しい人だし、ライブに飛び入りなんてことはありようもなく、この曲は聴けないんだろうなぁと半分あきらめてたので、この曲がセットリストに入っていたことを神様に感謝したい気持ちになりました。
そしてこの曲、美勇士くんにぴったりだったのです。
最近お父様を亡くされたことは、みなさまご存じかと思いますが、MCの中で玉置さんは、美勇士くんの「東京のおとうちゃんみたいな存在になりたい」という風におっしゃってました。
実際、彼が東京にくることがあると、玉置さんちに泊まったりもする仲だとおっしゃってたし、彼に向ける視線がとてもやさしくて、美勇士くんがその言葉ににこにこ、にこにこしていて、その光景はとても心が熱くなるものでした。
こういう男気があってやさしいところがあるのが玉置さんなのですよね〜
そして、いつか一緒にやりたいと思っていたそうですが、たまたま今回のライブツアーのスケジュールのところが。美勇士くんのスケジュールもうまいこと空いていたそうで、この共演が実現したのだそうです。
美勇士くんの歌声は、ここまでの曲たちの中で、その美声はちゃんとお父様から受け継がれてるんだなぁというのがよく伝わっていたのですが、この曲でがっつり歌う声を聴いて、とってもいい声だしハートがあって、彼も素敵なミュージシャンなんだなぁと思いました。
佇まいとか雰囲気は、わたしがよく知っている方の中ではKenKenに近い感じ。
大切にご家族やまわりの人たちに愛されてここまで生きてきたんだなぁというのがにじみ出ている気がしました。
育ちの良さっていうのかな、おひさまのように、そこにいるだけで、周りの人たち、空気を明るくする、不思議な方です。
そして、玉置さんとの声やプレイの相性もとてもいいなぁと思いながら見てました。
この日の「サヨナラ☆アリガトウ」も最高でした。この曲でもうるうるしました。
ふたりがにこにこと目線を合わせたり、肩を組んだりしているのを見ていたら、本当の親子みたいで、入った時にもらったご挨拶に書いてあった「隣の人のしあわせ」という言葉が何度も浮かんでとてもせつなく、しあわせな気持ちになりました。
ああ、こんな風に好きな人達の人生を、見守ったり見守られたりしながら、他人の分も自分のことのように生きられたらしあわせだなぁと心からそう思ったのです。

そして、そのテンションのままになだれこんだ「田園」。
この間のSONGSで「2番の歌詞は津波を連想させるから封印していた」と言ってたこの曲を、今回はテレビのスローテンポバージョンではなく、原曲バージョンで高らかにうたってました。
もちろんみんな大合唱。
気がつけば、前のでっぷりしたおじちゃんも、数列前のお嬢ちゃんたちも、妙齢のおねえさま方も、みんなみんな楽しそうで、その光景を見るだけでまた涙ぐみそうになってる怪しいわたし(笑)

続く一曲はこれまたバンドワゴンの挿入歌、「サーチライト」だったのですが、本当にサーチライトに照らされるような照明の演出になっていて、心を打たれました。
センターで一人声を張り上げている大きな人がまるで灯台のようで、なんだかとても温かい気持ちになりながら聴きました。

最後の方で、ご挨拶をする前あたりに、玉置さんは後ろを向いて、バンドのメンバー一人ひとりとちゃんと目線を合わせて、にこやかに目で語ってらっしゃいました。
バックの皆様への信頼と感謝がにじみ出た、やさしい、そして穏やかないい顔で、なんだかその顔に胸がぎゅっとなりました。
こんな風にバックにあんな素敵な顔を見せられる玉置さんという人が本当に素敵だと思いました。
そして同じようにとてもバックを大切にしているもうひとりの大好きな人のことも思い出してきゅーん。ああ、このライブ、できることなら「彼」にも見せてあげたかった…なんて「オマエは誰だ?」なことを思ってましたのことよ(笑)

と、こんな風に、順番等、ちょっと変えつつ、ざっと語ってきましたが、本当にいいライブだったのですよ。
参加できて本当によかったと思いました。

オットは今回1回限りで、わたしはあとはオーラスの渋谷公会堂に行きます。
初日とオーラスなんて、なんという贅沢な…という気もするし、きのうのを見てしまったら、もう1〜2回見たいなあという気持ちが沸々してきているのですが、ほかにも情報解禁を待ってるライブもあるしなぁ…そっちが決まらないことには、何も入れられないしなぁ…という感じもあり。
だからと言って、どれにせよ「ほんとにこれだけ」と絞ってしまうと、多分たとえば「なんで(こんなに見たいのに)やってくれないの?」とか「これがないと楽しいことがひとっつもない!」なんて恨み言のひとつも言ってしまいそうだし、そんなのはイヤだし…で。
できたら…理想的には…ですけど、好きな人達のライブこそ、焦がれながらもご機嫌よく待ちたいです。
これがなくなったらすべて失くしちゃう…これがないと何もやる気が出ない…というような依存的な自分とは会いたくないし、やっぱりいくつかの楽しみを、ちゃんと自分の中の別々の場所に持っていられたらいいなぁと思うこの頃です。

そんなことを言いつつ、続くときは続くもので…明日はすでに別ライブに行きます。
今度はスティーヴさんのパーカッションの独演会です。
なので、記憶が混ざらないうちに書きました。いえいえ絶対に混ざらないと思うけど(笑)

最後にセットリストを載せておきます。

JUNK LAND
CAFE JAPAN
I'm Dandy
キ・ツ・イ
カリント工場の煙突の上に
プレゼント
大切なコト
嘲笑
I love you
あこがれ〜ロマン
それ以外に何がある
いつの日も
太陽さん
ミスターロンリー
ハニービー
愛なんだ
サヨナラ☆アリガトウ
田園
サーチライト
GOLD
メロディ