ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 言葉は風になる 好きよ・・・でもね・・・たぶん・・・きっと〜♪

ここのところ、やっとルーティンワークとしてのピアノと筋トレがまた軌道に乗ってきました。
ここがうまくいかないとなんだか達成感のないわたしの日常。
オットが今月末で退職することになって、ここのところすでに年休消化に入っていたので、一日のうちのどのタイミングでピアノを弾いたり、筋トレに行けばいいのかがさっぱりわからなくなって混乱してました。
オットは決して「何かをやってはダメ」とか「これをしろ」とか言うタイプではないし、わたしが昼間出かけようが寝てようが「好きにすれば〜」という人ですが、それでもたとえば今までアネとふたりならかなりいい加減に済ませていた昼食を彼の胃袋の都合もあって(笑)もうちょっと整えるとか、オットのタイミング、アネの仕事のペースとの絡み、わたしのレッスンのタイミング・・・いろいろとむずかしくて、時間の使い方をはかりかねてました。
でも一旦軌道に乗り始めると、B型のオットにせよアネにせよものすごくマイペースで基本人のことは我関せずだし、きちんと三食時間が決まっていて、食生活の管理にもうるさいうちの両親に言ったら叱られそうなスケジュールかもですが(笑)わたしもオットやアネに習って、彼らと接する時はABのB側での暮らしを心がけるようにしたらすごく楽(笑)
逆にわたしが自分のリズムを決めればそれを見越してふたりが自分を調整してくれたりすることもわかり、なんとかうまくやれそうな気がしてきました。
いえいえ。ひと月くらい経ったらもうダメとか文句を言ってるかもしれないけど(笑)
一日のうち、30分でも1時間でも自分のためにピアノを弾くのは満たされる時間だし、エクササイズ的にメニューを決めてエチュードを弾く時間は黙々と、頭をからっぽにして取り組めるのでとても気持ちのいい時間です。
そしてたま〜に、弾いてると子どもたちが不意に入ってきて、ひたすらスケールやアルペジオを五度圏と平行短調を辿りながら弾いているのを黙って聞いていたり、気が乗れば長い曲の譜めくりを黙々としてくれたりもします(笑)
筋トレの方は暑くなってきて、もうちょっと苦しかったりもするのですが・・・
たとえば6階まで階段を歩いて昇るという自分ルールがちょっと辛くなったり、たった1時間のレッスンとレッスンの合間にこまねずみのように走り回っている自分がバカみたいに思えたり、急にとんでもなく疲労を感じて「パトラッシュ、疲れたよ!もうイヤだ〜」となったりもするのですが(笑)たった30分でも、だらだらと流れるくらい汗をかき、心地よい筋肉疲労に身を任せ、自転車で風を切って家路を辿る時間は心地よいです。
なんだかとっても達成感があります。
きっとこういう日々の積み重ねというやつが、これからの自分を支えてくれる・・・はず(はずははずで絶対ではない、笑)と思いつつ・・・
あっ!
すごく面白いことがあって・・・
カーブスに運動をしに行くと、たくさんの人に出会いますが、もちろんよほどのことがなければ誰かと話をしたりはしません。
ひたすらにみんな黙々と身体だけを動かして帰るわけですが、わたしは勝手に心の中でみなさんにあだ名をつけていて・・・
それは主に知っている誰に似ているという基準で、たとえば「あっ!十年後のしーちゃん!」「お義母さん!(にそっくりな方、笑)」「綺麗目おねえさまで、はてダちよちよさんのそっくりさん(すみません、突然お名前を出して、笑)」「20年後のさとこさん」とかって心の中で呼びならしたり、正面で運動している人の不意に見えた筋肉にうっとりしたりしているのですが(笑)
その中のおひとり、お友達の「ひろこさん」にそっくりだと思っていた人が、突然コーチに「ひろこさん!」と呼ばれて「はい。」と返事していたのを見て心臓が止まるかと思いました。
顔だけがそっくりなだけじゃなく、名前まで一緒だったという奇跡(笑)
というわけで、(わたし的に)本物ひろこさんと、(わたし的に)ひろこさんのそっくりさん、いつかお二人が並んでいるところを実際に見て、どのくらい似ているのか検証したいと思ってしまいました。きっと絶対ムリだけど。えへへ。楽しそう。
さて。
今さらながら表題です。
これは「探偵物語」の歌詞ですが、この歌詞にピンときた人は多分同世代〜♪
アマちゃんで薬師丸ひろ子さんと松田龍平くんが奇跡の共演を果たしていて、それを見た瞬間「探偵物語」が脳内で流れました。
わたしは次のシングル「メインテーマ」と混同してたのですが、こっちですね〜
当時ほんとに好きだったなぁ・・・薬師丸ひろこさん。
セーラー服と機関銃」あたりからは映画館で全部見てます。一瞬龍平くんをお父さんと空目しました。
あの映画の松田優作さんと薬師丸さんの素敵だったこと。キスシーンとかものすご〜くドキドキしながら見たのを思い出しました。
あれから数十年(きみまろ風になってきた、笑)息子さんと薬師丸さんが共演しているなんて。水口さんがんばって〜(笑)
どこかで朝ドラに関する薬師丸さんのインタビューを見たら「わたしなんかが大スターの役なんてとてもとても」みたいなことを謙虚におっしゃってましたが、いえいえどうしてどうして。
当時大スターなのにちゃんと学校にも通い、どこか品があって、そして歌を歌わせればとっても透明感のある声で見ている人すべてを魅了する・・・彼女はまごうことなき大スターだったと思います。
これからも龍平くんと薬師丸さんが絡むのかしら?クドカンさんだから、どこかお父さんネタを組み込んできたりしないかしら。
とってもとっても楽しみです。
ついでに言っておくと、あのアメ女曲の「暦の上ではディセンバー」がもうすでに耳について耳について・・・
気がつけば延々脳内リピートしつつ歌ってます(笑)誰か助けて!
そしてあの太巻さんキャラ。アキモト氏以外にジャニー氏も入ってる気がする(笑)
われらがKinKiさんにも奈落時代めいた時期はあったのかしら?・・・そんなことにも思いを馳せつつ。
朝ドラと言えば・・・
来春の朝ドラは吉高由里子さん主演で、赤毛のアンの翻訳者、村岡花子さんの半生が演じられるんですって。
これ、新潮社の「赤毛のアン」の文庫をバイブルみたいに読んでいたわたしからしたら、ものすごい出来事です。
ちなみにこれです。

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

これが一巻です。
ふぇるまーたにいらしてくださった方の中にも、同じように赤毛のアンシリーズをバイブルのように思ってらしたかたが大勢いらっしゃいましたよね〜「みなさ〜ん、お元気ですか〜っ!」
(くうねるあそぶの陽水風に、いつの時代じゃ、笑)
アンのシリーズを読んでたというと「ものすごく夢見る少女だったのですね」とか「メルヘンの国の住人でしたね?」と言われることが多いですが、まあそういう部分もあるにはあるとして・・・いえいえ、どうして。
かの物語はあちこち結構シニカルだし、ご近所、町の中年女の描写が巻を追うごとに秀逸になってきて、この年になったからこそわかる人生の甘辛エッセンスがいっぱい詰まっているのですよ(笑)
たとえばアンの周りの村の人々の描写がとてもおもしろくて、その昔はよく彼女の物語に出てくる「意地悪で心やさしいご婦人方」というのが「どっちなんだい!?」とすごく理解に苦しむ部分だったりしたのですが、ああ、人ってそういうところある。底意地の悪い部分と、それらをすべて一瞬にしてかなぐり捨てて、その人のためにすべてを捧げちゃうくらいのやさしさと・・・そういう気持ちはごたまぜになって両方「オンナ」の心の中に存在してて・・・
たいがいの場合コントロール不能ですが、それでもやっぱり人ってものは、ここぞという場面になると本能的に人にやさしい・・・と思わされる懐の深さを教えてくれる・・・とかね。
ちなみに、国語の教科書に一番最初の巻「赤毛のアン」が載っていたのがこの村岡さん訳の新潮社版で、その後たくさん別の方が次々と訳されたバージョンも読みましたが、わたしは言葉が多少古くても、やっぱりこの最初に読んだ村岡さん版の赤毛のアンのシリーズが大好きで、いまだに中1の時に買ったまま、その時にカバーをかけたままの文庫を時々読み返してます。

この表紙に書いてある字、これも多分中学の時に書いたまま。

中身はもっとひどくてこんな感じ。
黄ばんでセロテープの跡とかも薄汚れてしまった本だけど、これは一生もの。10巻まとめていまだに読み返します。
子育ての悩みを抱えた時や、楽しさを思い出したい時は「炉辺荘のアン」。仕事で行き詰まった時は「アンの幸福」や「アンの青春」。
さまざまな毎日の喜びや悲しみの中で、世代を越えた素敵な交流の話を読みたい時は「アンの夢の家」。
甘やかなお話を読み返したい時、学生時代の思い出に浸りたい時は「アンの愛情」。
いろんな人生があるなぁ〜と感慨に浸りたい時、こんなヘンてこりんでユニークな人もいていいじゃんと安心したい時(笑)さめざめと泣きたい時は、素敵な小編満載の「アンを巡る人々」や「アンの友達」。
平和の大切さ、戦争の悲惨さを思い出したい時は「アンの娘リラ」。
一筋縄ではいかない登場人物たちのその存在感。
アン、ギルバート、マリラ、マシュー、ダイアナなどの主要登場人物とその後。
リンド婦人、家政婦のスーザン、レベッカデュー。プリングル一族。ジム船長。コーネリアさんなどユニークな周りの人たち。
小さなエリザベス、フィリパゴードン。キャサリンブルック。ダイアナ。亡くなってしまったルビーギリス。
そしてどのお話の中にも、今読んでも色あせない現在を生き抜く知恵やユーモア、人生や人情の機微なんかがちらっと入っていて、押し付けがましくなく、登場人物の失敗談などの中でさりげなく教えられます。
開いたページはどれも読み過ぎてセリフが出てくるほど読み込んでいます。
村岡さんの半生が書かれた物語も家にあって、こちらはまだ実は手に入れただけで、「積ん読」になっていて、ちょろっとしか読んでいないのだけれど、こうなったら朝ドラを見てから読むべきか、先回りして予習しておくべきか・・・迷っているこの頃です。
アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)

ちなみにわたしの一番好きな写真集をあげておきます。
これもずいぶん前に買ったのに、折に触れてめくってます。
あまりにも美しくて見ているだけで涙ぐみそうになります。これぞ本当に地上のパラダイス。ガンダーラ?・・・いやいやそれはインド(笑)
こっちも一緒に紹介しとこ!
吉村和敏 PHOTO BOX プリンス・エドワード島 七つの物語 (講談社 ART BOX)

吉村和敏 PHOTO BOX プリンス・エドワード島 七つの物語 (講談社 ART BOX)