ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

はらちゃ〜ん(涙)

ドラマ「泣くな、はらちゃん」にだだはまりしています。
始まった時こんなにハマるとは思わなくて、軽〜い気持ちで朝日新聞土曜版のクイズのコーナーの間違い探しをしながら見始めたのに、一話の中盤以降ですでに「とりこ」になって、以来録画してでも見ています。
途中であまりにも心を持っていかれるので、脚本家は誰?と公式を見て岡田恵和氏だと知り納得しました。
いつだって彼の書く脚本はワルモノがいなくて、誰もがとってもやさしいのです。
越前さんの書く漫画の世界の主人公、はらちゃん役の長瀬くんはとってもはまり役だと思います。
この世界のさまざまに触れ、いちいち喜び、感動し、涙するはらちゃんの純真な心根に打たれます。
はらちゃんの目を通して見た世界はとてもとても美しい。ねこがいぬが、かまぼこが、恋がキスが・・・とても素敵なものに思えてきます。
はらちゃんを取り巻くマンガの世界の人たちも、こちら側の世界の越前さんや清美ちゃん、田中くんや百合子さん、みんながとっても素敵です。
先週のドラマでは「死」というテーマを扱っていて、とてもせつなくも温かいお話だったのすが、最後、そうなればいいのになぁと思っていた通りになってわたしってばマジで号泣一歩手前(笑)わたしも死んだらあそこの仲間になりたいものだと思ったり(笑)
このドラマは最後までちゃ〜んと心して見守りたいです。
さて。
このドラマにはもうひとつあちこちで話題になっていることがあって、それは歌。劇中歌にもなっている「私の世界」です。はらちゃんも歌うけど、清美ちゃんも歌ったり、子どもたちの声で歌われたりもするとってもシンプルでわかりやすい歌です。
この歌を思わず口ずさんでしまう人が多数なんだとか。
どんな歌かと言うと公式サイトのここに載ってます。
最初引用したいと思ったのですが、引用しようとなると全部書くことになっちゃうのでリンクさせていただくことにしました。
ええ、わたしもご他聞に漏れずその中の一人です(笑)
そして思わず口ずさんでしまう。ピアノで弾いてしまう。生徒に歌わせてしまう・・・くらいの勢いですが、これはさすがにやめておこう(笑)
さて。話は変わって・・・夕べ寝る直前にうっかり地雷を踏みました。
某わたしが大好きなお超騒がせミュージシャン氏について、とんでもなくボロクソな文章に出会ってしまいました。
もちろんきんきさんとはなんら関係あらずの世界のことです、念のため(笑)
まあパソコンであちこちのぞいていると、時々期せずしてこういう目にあったりするものですが、久々に受けたダメージは夜中だったせいか、とても大きく感じました。
「ブログはわたしの場所なんだから、何を書こうとわたしの勝手!」・・・と書いてある時点で地雷に気がつけばよかったのですが、深夜のテンションは時に感覚を鈍らせる。気がついた時はすでに遅し。あらかた読み終わったあとでした。
もちろん書いてあるその通りの可能性もなきにしもあらずかもしれないけれど、あまりにも決めつけ過ぎだし、事実というよりも想像で語り過ぎだし・・・
いくら個人の場所だとは言っても誰でも読めるところで書く文章にはやっぱりそれなりの配慮は必要だと思うのですよ。
もしその文章を言及された人の親兄弟が目にしたら、直接の友人が目にしたら、その人を一生懸命に推すお仕事をしている人たちの目に触れたら・・・どんなにか哀しく思うことでしょう。どんなにがっかりすることでしょう。
わたしなんてただのファンに過ぎないわけですが、やっぱり目にしてとても悲しかったし、その文章がどれだけの人の目に触れ、触れた人の意識に「そういう人だ」という先入観が植えつけられることだろうと思い哀しくなりました。
「誰がどんな人か」というのは親兄弟や親友だって、どうかすると本人だって!?すべてを知っているわけではないと思うのですが、ましてやただのファンやテレビを見ているだけの人間にどれだけのことがわかると言うのだろう。
その思いがその時点でのその人にとっての真実だとしても、やっぱりわざわざパソコンの前の、スマホや携帯の前の、世界中の人たちに向けて発信すべき内容なのか、お友達に向けてのメールとか、居酒屋トークで披露すべきネタなのか、やっぱり区別は必要なんじゃないかな・・・
誰より言及されたご本人が目にする可能性だってあるわけで「そういう仕事をして金をもらってるわけだから」とか言う人もいるけれども・・・芸能人なら何を言われてもOK、どんなに想像で事実かどうかわからないことを語られても仕方ない・・・というのはやっぱり絶対に違うんじゃないかな。
更に言えば、書いた人が書きながら一番自分を傷つけているような、そんなものすごく痛みを伴うように感じた文章で、わたしは怒りや哀しみに心を占領されながらも、どこか書き手を抱きしめて「そんなに苦しまなくても大丈夫だから」・・・と慰め抱きしめてあげたいような、とても矛盾した気持ちになりました。
どうにもやりきれない気持ちになって、深夜に再びたどり着いたのがこのはらちゃんの「私の世界」で

だからお願いかかわらないで そっとしといてくださいな
だからお願いかかわらないで わたしのことはほっといて

の部分の肝がわかったような気がしましたよ。「彼のことはほっといて〜♪」です(笑)
そんな歌なのに、最初のフレーズで

世界じゅうの敵に降参さ 戦う意思はない
世界じゅうの人の幸せを 祈ります

とか言っちゃうの。
はらちゃ〜ん!!
ドラマの中のはらちゃんの人となりが、そのまんま歌になって励ましてくれるようなこの曲、脚本の岡田氏によって書かれたこの歌詞ににたいそう励まされた気がしたので、そう書いておこうと思います。