ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

I'm you You're me

ひとつ前の日記をあげた直後からものすごい反響をいただきました。
書いてすぐこんなネガティブな内容になっちゃって「やっぱり書かなければよかったかも?」と思ったのですが、消そうと思う前にもう拍手コメントをいただき始めて腹をくくりました(笑)
まっさきにコメントをしてくださったHさん、いつもありがとう!「どんなに感謝してもしきれない♪」です。
さらにコメントで、メールで、拍手コメントで、スターで…いろいろと言ってくださったみなさま。
KinKiごとでもつよしさんごとでもなく、わたしのことですらない超個人的な話題にこれだけ反響をいただけるなんて本当にびっくりです。やさしいみなさま。ほんとうにありがとうございました。
それにしても…
この日記をあげたことで、こういう類の話は我が家だけの問題じゃなくて、同じような経験をされた方が意外とたくさんいらっしゃることを知りました。
具体的な体験談を寄せてくださった方も何人かいらして、どのお話にもとても心が痛みました。
日本の次世代を引っ張らなくてはならない大人たちは、一体どうしちゃったんでしょう。なんでこんなことが頻繁に起こるのか。
それから、反響をくださったみなさま方が、どの方もオトートに降りかかった出来事について、ご自分のことのように憤り、悲しんでくださったことで、大きな勇気をいただきました。
「これは知らないで通り過ぎてはいけない出来事だったと思います。日記に書いてくれてありがとうございます。」とまで言ってくださった方がいらして、そんな言葉をいただく資格があるかどうかはともかく、こんな個人的な文章をまるで自分のことのように受け止め、一緒に考えてくださったこと。本当に心強く思いました。ありがとうございます。
「I'm you You're me」「あなたはわたし。わたしはあなた」
つよしさんは生と死について、もっと大きなテーマでこの詞を書いたのかもしれませんが、わたしはわたしなりの解釈とともにこの歌を反芻しておりました。水曜日、ドーンと落ち込んでから、なぜかこの曲が脳裏を回って仕方なかったです。
あなたの悲しみはわたしの悲しみ。あなたの喜びはわたしの喜び。あなたのしあわせはわたしのしあわせ。
たくさんのみなさんにいただいた反響は、まさしくこの精神によるもののように思えました。
みんながとなりの人のことも見知らぬ誰かのことも、自分のこととして思い合えたらどんなに世の中生きやすくなることか…
「傷の色はひとつ」。どっちが辛いとか、どっちが大変とか…そういうことじゃなくて「ひとつ」だと思えれば誰しも争わずわかり合える。みんながそういう気持ちでいたら…どんな絶望的な明日もみんなで乗り越えて行けるのに。
悲しいことはみんなで受け止めて少しでも軽く、うれしいことはみんなで分け合って何倍にもなるのになぁ。
更に、お仕事で身体や心の持病を持っている方と日常的に接してらっしゃる方々からもやさしいメールやコメントをいただき、ご自分のことのように心配し励ましていただきました。
ご自分たちの勤務とは関わりのないところにいるオトートのために、こうして憤り、親身になってくださるみなさまがいてくださることは、オトートのできごとから一旦離れて、これからの日本にとっても…どんなに心強いことかとしみじみと思いました。
当の本人は4日経ってもう新しいバイトの面接の予約を入れました。それがダメだったら派遣の説明会に行ってみるつもりだそうです。
更にちょっと違う話ですが、この間筋ジス協会で二十歳のお祝いをしていただいた時に彼が壇上でスピーチをしたら、来賓としていらしていた某福祉大学の講師の方に自分の学校でも体験談を話してもらえたら…と声を掛けられたそうで、社交辞令かと思っていたら、今日本当に電話が掛かってきて6月に実現の運びとなりました。
オトートは「自分にもできることがあった!!」「行って自分の体験談を話すことで、わかってもらえたり、みんなの役に立つのならうれしい」と快諾していました。
究極「働く」とはどういうことなんだろう…なんてことも今回のことでずいぶんと考えさせられました。
人は誰しもパンを得なければならない…そういう懐回りの事情も一番に絶対に大切ですが、「働く」ということ「誰かの、そして社会の役に立つ」ということは、単なる義務で「しなければならない」ことであるだけじゃなくて本来、しあわせなこと、生きがいにもつながることでもあるのかもしれないと思いました。
そうであるならば「働く」ことは健常者だけの特権であるはずもなく、まだまだ働ける高齢者が蚊帳の外になることもなく…
何より誰しもが誰かのために何かを為して喜ばれ生きがいを感じることのできる社会はとても健全であるに違いないと思います。
ちょっと言ってることが大げさになってしまったけれども…要はたくさんのことを考えるきっかけになったかなぁという感じ。
そしてコメントをくださった方が言ってくださったように、今まで我慢していた心の中の闇を吐き出したことで、彼自身が一皮むけたかも?と思いました。
決して泣きごとを言わせないようにしてきたつもりはありませんが、どこかで心配を掛けたくないという気持ちがあって吐き出せずにいた気持ちがたくさんたくさん眠っているのかもしれません。そのことにも気付けてよかったです。
あまりにもたくさん反響をいただきすぎて、メールや拍手コメントにお返事をするのにかなり時間がかかってしまうかもしれませんが、とりあえずこの場をお借りして、読んでくださったすべてのみなさまに、とりあえず心からの感謝を伝えさせていただきたいと思いました。
本当にありがとうございました。
今後はまずはコメント欄にいただいたコメントにレスをさせていただいて、次のエントリーからは通常営業に戻りたいと思います。
PS:Rさま、Sさま。
わたしが思い出せなかった歌、ビンゴでした。ミスチルの「友とコーヒーと嘘と胃袋」。本人がすっかり忘れていたことを(笑)思い出させてくださって感謝です!うれしかったです!あらためてメールします。