ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 吹奏楽大好き!


前の日記に書いたとおり、日曜日は久しぶりに元生徒に誘われて吹奏楽を聴きに行ってきました。
ちょっと寝不足気味だったので、眠くなったら申し訳ないなぁと思っていたのですが、とんでもない!!
もう始まったら楽しくて楽しくて眠くなるどころじゃなかったです(笑)
特に心に残ったプログラムは「セルゲイ・モンタージュ」という曲で、このセルゲイとはラフマニノフのことですが、さまざまなラフマニノフの名曲のフレーズがちりばめられたステキな曲でした。
ラフマニノフファンで吹奏楽ファンとしてはとってもラッキーなプログラムでした。
それから実はわたくし、初めてマーチングのステージというものを生で見たのですが、これがすごくおもしろかったです。
生徒の高校のステージもなかなかでしたが、ゲスト出演した地元の市立中学校のマーチングステージには度肝を抜かれました。
1週間前に全国大会で素晴らしい成績を残したばかりだそうですが、中学生とは思えないレベルの高い堂々としたステージでした。
わたしの生徒は1年生で、しかも高校に入ってから吹奏楽を始めたという子なのですが、とてもがんばってました。
彼女がこの春もしも第一志望の公立に受かっていたら…ピアノを続けていて、今頃は全然違う未来が待っていたかもしれないのですが、受験に失敗して第二希望の学校に行ったからこそ拓けた道です。
ほぼセンターでみんなと同じ白いシャツに黒いパンツに身を包み、背筋をピンと伸ばして堂々とフルートを吹いている姿を見ていたら、なんだかうるうるしてしまいました(笑)
すごくかわいい子なのですが、オトナっぽくもなっていて、「吹奏楽部、フルートのKARA。アイドルでいじられ役」とパンフレットに紹介されていたのが笑えました。確かにね〜
ピアノはあくまでも趣味として、決して器用なタイプではなかったし、10年以上もピアノを教えていて、ふとこれだけお月謝をいただいて、彼女に何を残してあげられるのだろうか?と自問自答したこともありましたが、こうやって多くの仲間と音楽する喜びを知り、生き生きと学校生活を楽しみ、「先生絶対に見に来てよ!絶対に見てほしいの!」と言ってもらえるようになったのだから、それはそれで価値がある10数年だったかもしれないと思いました。
少なくとも彼女の音楽が彼女に根付き、彼女がうれしい時もくじけた時も、彼女の中の音楽が彼女の心を支えてくれるなら、それで十分じゃないか?なんてことを思いながら聴いてました。
演奏会ではクリスマスプログラムあり、吹奏楽の名曲あり、AKBやライオンキングなどミュージカルメドレーあり、ベートーベンの第9や悲愴の一節あり…そして3年生の引退セレモニーもあり…
盛りだくさんの楽しいステージでした。
これはやみつきになるなぁ〜楽しかったです。
画像はメッセージをつけて、わたしの元生徒、Mちゃんに残したブーケです。
ほんとに女の子〜という感じのコなので、ピンクのガーベラやスイトピー、ほんの少しの薔薇、かすみ草などでミニブーケを作ってもらいました。
どうやって本人に渡そうかなぁ?なんて思っていたら、会場入口付近に生徒用の花束受付コーナーとかあって、びっくりでした。
わたしの高校時代はステージと言っても、せいぜい文化祭のステージとか、音楽室でのミニコンサートとか、一番派手なものだって、杉並公会堂でたくさんの高校の生徒と一緒にハイドン天地創造を歌ったり…そんなもんでしたが、今どきの中学・高校生はこんな大きなホールで演奏会をやるのね!!スゴイなぁと思いました(笑)
それにしてもひとつの学校の吹奏楽部に関わってらっしゃる先生方の多いこと…パートごとに専門の先生がいらしたり、顧問もたくさんいて、遠征も多いみたいで、お金がかかりそうだなぁ〜と思ったのも正直なところ。
そりゃあ趣味のピアノを続けるのはやっぱりムリだよね…なんて妙に納得してしまいました(笑)
そんな話はともかくとして…久々に重厚な吹奏楽の音を聴いたら、あれも聴きたい!これも聴きたい!に火がついてしまいました。
来年こそはもっとオケや吹奏楽などクラシック方面の演奏会にもできる限り足を伸ばしたいです。