ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

  「未知な未来へ飛ぼうか!」

昨日は、いっぱい拍手やらお星様やらいただいてありがとうございます。
 拍手コメントをくださったAさま、Hさま。わざわざコメントを入れてくださってありがとうございます。今後ともふぇるまーた共々よろしくです。なんだかあんまり実のない番組レポでしたが、喜んでいただけたなら幸いです。
 実は今月から行きがかり上、思いがけず受験用の音楽理論を教えることになって、20年も前の手あかだらけの参考書を引っ張り出して復習を始めました。
 今回始めるにあたり楽器店に行っていろいろとリサーチしたのですが、驚くことにあの頃と同じ参考書が今でも広く使われていることがわかりました。わたしが持っている本は、増刷を繰り返しながら、歴代の音大受験生に使われているらしいです。びっくりです。そもそもわたしがその本で勉強したときにすでに言い回しが古いなぁと思った覚えがあるので、この本が作られたのは更に前の世代なのかもしれません。すごっ!!
 一応基本的なことは覚えているはずなのですが、音楽用語とか調性とか音程とか聴音とか新曲とか…あれっ!?というもの多数です。しばらくは生徒が来るまえにしっかり予習しなくてはと思っています。
 それから他にもいろいろとやってみたい!と思い始めたことがたくさんあって、もうちょっと1日を有効に使えたらいいなぁとつくづく。
 このところゆっくり読んでいる本があって、それは思考の整理学というのですが、この本の最初の部分だけを読んだ段階ですでに頭をガーンと殴られました。外山滋比古氏の著作です。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

学校はグライダー人間の養成所である。

という一文です。グライダーというたとえは「自らの力で勉強できない。教えられなくては学べない」人間のたとえとして出てくるのですが、まさしくわたしはそういうタイプ。しかもマニュアル世代ど真ん中ですから、そういうやり方しかない?と思いこんできたフシがあって、対極にある自分で飛べる「飛行機」になるべく努力してみようと思ったのです。
 おりしも最近、近代・現代音楽にもっと強くなりたいと思っていて、ちゃんと習いたいからそのあたりが得意なピアノの先生を探したいと思っていたのですが、「待てよ!また出たな!グライダー!!」と思い直して、とりあえず自力で取り組んでみることにしました。
 手始めにバルトークの「ミクロコスモス」という子ども用の導入教材があるのですが、わたし自身が習いたての子どもに戻って、これを一からやってみようと思ったのです。
 「バイエルから始める」が当たり前だというスタンスで始めたわたしにとってはいろいろな意味で目から鱗の教材ですが、習いたての頃の気持ちになって進めていくことで、今までなかった耳が育つかもしれないし、受け入れにくかったメロディーやリズムが身近なものになるといいなあと思ったのです。
 うまく行けば今後レッスンで使えるかも??という下心もありつつ(笑)頭をやわらかくすべくがんばってみようと思ってます。
 ところで。
 バロンの散歩でただいま聴いている音楽は、ぐるっと一周回ってただいま「244 ENDLI-x」になっています。散歩では、その時にあまり自然に入ってこない音楽を聴くことが多いです。ソロ期間になるとあえてKinKiを聴いたりとか。
 現在はKinKiのDVDを見たり、ちょっと前までコウイチさんの音楽を聴いたりすることが多かったので、あえて244を聞いてます。(そうです。やっとタイトル話へとシフトしたんです、笑)
 「Let's Get FUNKASY!!!」この曲は自分を鼓舞したい時によく聴きます。  

最愛の君ら抱いて
一度きりの全てでDiveで
未知な未来へ飛ぼうか!

今朝「やっぱり大好き!!」と思いながら思わず立ち止まってまるまる一曲、気分よく聞いてしまいました。
わたしも一度きりの人生、未知な未来へ恐れず飛ぼう!!(なんだ?このすっごいポエマーレイン、笑)
 そういや、つよしさんは外山先生の理論からすると、どうみても「飛行機型人間」だなぁと思います。とりあえずやってみる。うまい人を真似てみる。じっと観察する。そして舞台の上でやってみる。
 その上で「うまくできなくて、恥をかくのは全然怖くない。」と言ってましたが、なんと強い人であることよ。
 習う側だけの話じゃなくて、教える側の視点で考えても「なんでも親切に1から10まで教え過ぎては、結局本人のためにならない」ということを肝に銘じなくてはいけないのだと思いました。

 さて。なんだか超散漫な日記ですけれども(笑)
 画像は昨晩のおかずのイカ大根。飴色?琥珀色!?(琥珀色と言えばちょっと前までは絶対にウイスキーでしたが、最近ほどんどお酒はやめちゃったしな〜、笑)うまいこと味が染みてとってもおいしく煮えました。
 おりしも今日はE☆Eの札幌ライブですね!
 もしもうちに「どこでもドア」があったなら、ぎりぎりまでライブ会場にいて、8時の生徒のピンポーン!を聞いてからピアノ部屋に戻るのに(笑)
 残念ながらどこでもドアの実用化にはまだまだ時間がかかりそうだし、札幌に行ったつもりになってファンキーに!?音楽理論を教えよう(迷惑です、笑)
 この生徒は金曜日か土曜日か、どっちかの日に来てもらうことになっているのですが、来週は「土曜においで」と言うつもりです。なぜって金曜日の夜8時は、よほどのことがない限り、ぜひともテレビの前にいなくてはね(笑)