ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 仙台旅日記その8 完結編

 下の日記の続きになっていますので、ご覧になる方は下から順番にどうぞ。
 本塩釜駅から松島海岸まで電車で移動したのですが、それまではぐんにゃり座っていたのに電車が来たのを見て思わずパキパキと携帯を探すわたしたち。どういうことが起こったのかというと…車体がこんな風だったのでした。

 実は石ノ森章太郎氏のふるさとは宮城県で、ふるさと記念館もあるのだそうです。それでこんな素敵な電車が走っているのだそう。もちろんわたしたち以外の乗客のみなさんもこぞって写メってました。
 そんなこんなで大興奮することもありつつ(笑)電車は一路松島へ。
わたしたちが、この日どんな風に移動したかはこちらをご覧いただければと思います。(これは松島海岸駅の待合室で撮りました。)

 松島が近づくにつれ、防風林が見えてきて、凪いだ海と水族館の景色が現れました。駅を降りたら大きな看板があって「日本三景の松島へようこそ!」と書いてあります。「松島や ああ松島や 松島や」という有名な句が思い出されました。

駅前はいかにも観光地な感じでしたが、海の方へ出る前に最初に行った場所は円通院というところで、ここでわたしたちは「数珠作り」を体験しました。
 円通院はとても美しいお寺で国指定重要文化財、伊達家の秘蔵と書いてあり、手入れが行き届いたお庭もとても美しかったです。

 聖観音菩薩さまにすでにご供養されているという珠をそれぞれが好きなように選んで紐に通していきます。石にはひとつひとつ意味があって、インスピレーションでどの石を選んだかによって、後ほどお寺の方がその人のことを占ってくださいます。
 みんな黙りがちになって神妙な顔で選んでいたのですが、さと嬢とお寺の女性の方がずっとおもしろい会話をしていて、実は笑いをかみ殺すのに必死でした。どこへ行っても愛されるわれらがさと嬢であることよ(笑)ちなみに話題はめっちゃ「下」だった気がいたしますが(笑)
 この数珠は以前にさとこさんがつけている写真を見せてくれたことがあって、ずっと前から気になっていたのです。
 そうしてかなり選ぶのに時間をかけつつ、3人の数珠ができあがり、晴れてさとこ嬢とみんなでおそろいの数珠が完成したというわけです(笑)
 その時の画像が入った日記はこちらです。
 あの時はなんだかいろいろな種類の石を使わねば!という感覚に取りつかれちゃってみんな色合わせに相当苦労して選んだのですが、後々ショコラ嬢と「もうちょっとシンプルにしとけばもっと楽だったのにね〜なんであの時はああいう気分になったんだろう!?」なんて話に(笑)なんにせよ旅先では思いがけない自分が出てきてちょっとおもしろいです。
 円通院から出た後は、瑞巌寺の参道の方へ歩いていき、お寺の中には入らなかったのですが、美しい真っ白な藤の花を見たり、洞窟の中や崖沿いにずっと居並ぶ、すごい数の石仏を眺めながら歩いてから海岸の方へ。
画像ではわかりにくいですが、そういえば「奥の細道」の松尾芭蕉の石碑もありました。
 
 海の近くまで出てみると、曇り空の中静かな海が広がっていて、たくさんのカモメがいました。本当は遊覧船に乗って島々を見たいところですが、そろそろ帰らなくてはならないこともあって、船着き場のあたりでそれぞれ海を見たり写真を撮ったりしました。
  
  
 しばらくそれぞれ海を堪能した後は、さとこ嬢の計画に従って仙台駅まで戻り、あわただしくまずは関西へ帰るさと嬢とお別れをし、さとこ嬢とお別れをし、ショコラさんとふたりで上野行きの新幹線に乗りました。
 こうして、わたしたちの仙台の旅が終了したのですが、まずは素晴らしい旅のアレンジをあらかじめしてくださったさとこさんに心からの感謝を!!
 そして「4人で仙台の剛紫ライブを見よう!」と声を掛けてくださったさと嬢にも本当に感謝です。それからいつも穏やかに朗らかに、変わらぬテンションで4人旅を支えてくださったショコラさんにも心からの感謝を。一生の思い出がまたひとつ増えました。
 旅記録に夢中になってすっかりライブから離れた文章になっていますが、何より旅の中核にあの魅惑の剛紫ライブがあって、あまりにも至近距離のつよしさんに4人で手に手を取り合ってドキドキしっぱなしだったことも、「剛柴 わん!」の始まりの思い出も、しっかりと4人の胸に刻まれたのだと思っています。
 そもそもインターネットというものがなければ出会わなかったわたしたち4人が、こうやってライブを堪能し珍道中を繰り広げ、またそれぞれの場所でそれぞれの日常に戻っているということは、本当に奇跡のような出来事にも思えます。
 今後とも楽しい共通の思い出がいっぱい作れたらいいなあと思います。
 さとこさん、さとさん、ショコラさん、本当にありがとうございました!!
 そして、最後まで読んでくださった皆さんにも心からの感謝を!!
追伸:そうそう、さとこ嬢にみんなが現地でいただいたおみやげがあります。
 それはイチゴジャムなのですが、中身はもちろん手作りで、ビンの外側もシカさんのキレでめっちゃかわいくラッピングしたものをいただきました。
 ジャムはレモンのさわやかな酸味が効いていて、とってもおいしかったです。確かご実家の方から送られたイチゴを使って作ってくださったのだとか。若いのになんてえらいんでしょう@@@なんて素直にうれしかったので、最後にその画像を載せさせてもらおうと思います。