ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

どの「好きルート」を進んでも、なぜか奈良にたどり着く不思議旅 その8 天河弁財天前編 

トンネルを抜けて天川村への入り口、川合まであとわずかというところまで来たところで、そろそろ16時?くらいでした。

さしたる渋滞にあうこともなく。

すいすいと山合いの道を車は走り、あっという間に見慣れた景色の中へ。

途中こいのぼりがあちこちで気持ちよさそうに泳いでいて。

最近埼玉の地元近くではこいのぼりをあまり見かけなくなったと残念に思っていたのですが、多分家が増え過ぎて、十分に広い場所がないからなんだなぁ・・・なんて思いつつ。

ナビの目的地には洞川温泉への道が入っていたのですが、オットがふと「思いつきなんだけどさ、まだ少し早いし、天河さんに行ってみる?」と言いました。

翌朝、朝拝で天河詣で・・・と思っていたのですが

「今日これから行けば、平成最後の日のご朱印ももらえるんじゃない?そうしたら、令和初日と二つ並べられるんじゃないの?」な~んて。ありがたい提案ではありませんか!!(実はわたくし、まったくそんなことに気づいてなかったことをここに告白します、笑)

そういえばそうだった!!

ということで、左折のところ急遽右折して天河神社方面へと寄り道することになりました。

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というわけで、これ、平成最後の日の弁財天さんの鳥居です。

駐車場に車を停めようとしたら、かつてないほどの混みようでびっくり。車が15台くらいは入っていたのではないかしら?

そもそもわたしたちは平日とか人気のすくない時に行くのが普通なので、その落差に驚きつつ。

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お焚き上げをする場所もこんな風に特別な感じになっていて。

あちらこちらで巫女さんや神職の方々が、夕方にもかかわらず、ものすごくていねいなお掃除の真っ最中でした。

あれっ?拝殿への階段の上がり口に、何やら看板が立っていて・・・
そこには

践祚改元奉告祭斎行」
新帝陛下践祚(せんそ)あらせられ、大御代の名を「令和」と定められました
天皇陛下御即位の御奉告、令和の御代の御皇室の御安泰を祈念し、践祚改元奉告祭を斎行致したく存じますと、書いてあり。

令和元年5月1日 午前10時、神殿に於いてとありました。

ちなみに天皇陛下が御位につかれることを「践祚(せんそ)」と言うのですって。
神社の方にお聞きしたら、その場にいればどなたでもご参列できますよ?とのこと。
翌日の朝拝を終えて、旅館で朝ご飯を食べて、チェックアウトを済ませてからでもゆっくり間に合います。
わたしたちは通りすがりの、特に信心深いというわけでもない普通の旅行者ですが。

たまたまこの日、この場所にいるのも何かのご縁だろうし、あまりない機会なので、翌日の朝拝および、この「践祚改元奉告祭」にも行ってみようと決めました。
ご朱印をお願いし、まずはその間に拝殿に登ります。

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階段の脇に咲いていた美しいシャクナゲ

神社のあちこちが、翌日に向けて清められていましたよ。
そしてまずは手を合わせ、また無事、ここに来ることができた感謝の気持ちを神さまに
お伝えして。

平成最後のご朱印をもらい。

その後、ゆっくりと神社の周りをお散歩しました。

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八重桜がとてもきれいに咲いていました。

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そして少し離れたところに桜が咲いているのが見えて、周り込んでみると・・・

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こんな立派なしだれ桜でした。

近づいてズームアップ!

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可憐でかわいらしかったです。
山の上の方まで来ると、まだまだ桜が残っているんだね!!と喜びつつ。

せっかくここまで来たんだから、天の川温泉に寄って行く?ということになり。

急遽宿に電話して、先に温泉に入ってから、少し遅めにチェックインさせてもらうことに。

天の川温泉は山の雄大な景色が見える大好きな場所なのですが、この日は超満員!!

そうだった、GW10連休!!

ということで、一時間くらいゆっくりお風呂でと思っていましたが、二人とも30分と持たずに退散(笑)

一路、今日の最後の目的地、洞川温泉街へと向かいます。